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強制オープンソースソースが嫌でも公開される

XMLとJavaScriptからなるインタープリタ型ということで、嫌が応にもソースコードが他人の目に明らかになってしまうという特徴もあります。Mozillaがインストールされたディレクトリなどにある「.jar」という拡張子のファイルは実際にはただのZIPアーカイブで、簡単に中身を見ることができます。

ですから、権利状の問題などで公開できないプロプライエタリな技術が含まれるアプリケーションや、クローズドアプリケーションとして開発したいものなどは、XULアプリケーションとして開発するのには向いていないと言えます。もちろん完全に不可能というわけでもないのですが、実行するにはC++のレイヤで開発を行うような高度な技術が必要です。 ただ、その代わり、他の人のソースコードを見て勉強したり技術を流用したりといったことがしやすいというメリットも生まれます。技術的にオープンソースを強制する仕組みであると言うこともできるでしょう。

オープンソース化するとプログラマは読みやすいきれいなプログラムを書くように心がけるという説もありますので、そのあたりのマナーの改善を促す効果ももしかしたらあるかも知れません。