以下のテキストの原文は http://www.flexbeta.net/main/articles.php?action=show&id=89 です。これはあくまで自分が意味を取るために訳したものであり、訳の品質に対しては一切保証しません。(訳した日:2005.4.3

Mozilla Firefoxの歴史:PhoenixからFirebird、そしてFirefoxへ

2005年3月30日、Team Flexbetaによる投稿

1ページ - はじめに

Firefoxはただのブラウザではない。それは宗教だ。生きる道だと言う者もいるし、私のようにそうでない者にとっては、Webのもたらす全てのムカツク要素無しにWebに辿り着くための、素晴らしくウンコな道だ。名前を変えることから機能を加えることへ、そして世界で最も有名なブラウザとして市場のシェアを支配することへ、Firefoxは長い道を歩き始めている。Firefoxは、Web経由だけでなく、Firefoxのユーザ達自身が出資した新聞広告もあって、100万ダウンロードに達した。現在のFirefoxユーザの多くは、その「鳥」が最初に飛び立った時から付き従ってきた忠実なユーザだ。しかし、Firefoxはいくらかの静寂のために野生になった。最近になってこの素晴らしいブラウザに出会った多くのFirefoxユーザがいる。「Firefox」というブラウザは、以前は「Firebird」という名で知られていた。その前は「Phoenix」だ。名前が変わった間も、そのコンセプトはずっと同じだった。Firefoxの歴史は、既存のWebブラウザを高速且つスリムにするという発想から始まった。最初に「Phoenix」と名付けられたそのブラウザは、Internet Explorerの尽きることのないセキュリティ脆弱性に嫌気がさした人のための乗り替え先へと、数年のうちに変革を遂げた。その物語はPhoenix 0.1から始まり、今日我々が知るMozilla Firefoxへと築き上げられている。

2ページ - Phoenix 0.1 〜 0.3

Phoenix 0.1

Firefoxの歴史は、2002年9月23日、「Firefox」ではなく「Phoenix」として公開されたことから始まった。Mozillaブラウザの多くのコードを流用していたPhoenixブラウザは、Mozillaの半分ほどの速度で起動するスリムで高速なブラウザとして設計された。バージョン0.1とされた最初のリリースのコードネームは、スペイン語で「漁師」を意味する「Pescadero」だった。Phoenixにはインストーラは無かったが、ユーザはむしろ、ファイルをダウンロードしてきて実行ファイルを動かすだけでよかった。メニューはカスタマイズ可能だったが、ツールバーに追加できる機能は少なく、「ホーム」、「印刷」、「移動」、そしてMozillaのサイトに移動するためのボタンしかなかった。まだ生まれたばかりだったのにもかかわらず、IEがまだ実装していなかったダウンロードマネージャなどの、豊富な機能を持っていた。設定ダイアログを見ると、Phoenix 0.1はユーザにとって(新しいビルドと比較して)ごくわずかな設定項目しか提供していなかった。この最初のビルドはツールバー上にGoogle検索の機能を持っていなかったが、ポップアップブロッカーやタブブラウズ機能を含んでいた。URLを入力するのを支援する機能、Ctrl-Enterで文字列の後に自動的に「.com」を加えるショートカットは、0.1ではまだ使えなかった。Mozilla開発チームが次のリリースで実装するということで、Phoenix 0.1はサイドバーを含んでいなかった。

ウィンドウ全体

ツールバー

ダウンロードマネージャ

Phoenix 0.2

Mozilla Firefoxの2番目のリリースであるPhoenix 0.2、コードネーム「Santa Cruz」は、0.1のリリースからそれほど間を開けず、2002年10月10日にリリースされた。新しいビルドにはサイドバー関連の多くの機能が実装され、ユーザはブックマーク、履歴、最近のダウンロード履歴などを、ブラウザ横のウィンドウで表示できるようになった。その他の改善としては、設定パネルへ新しい設定項目のセクションが追加されたことがあげられる。このバージョンで、ユーザはJavaを無効にしたりタブブラウズ関係の設定を変更したりできるようになった。Phoenix 0.2は、拡張機能やテーマをブラウザに追加する機能も導入していた。

ツールバーのカスタマイズ機能は大幅に作り直された。ユーザは履歴やダウンロード、ブックマーク、新規ウィンドウ、検索バーなど、ツールバーに多くのアイコンを追加できるようになった。検索バーは、現在のページ内、dmoz.org、そしてもちろんGoogleでの検索のためのものだ。Phoenix 0.2は Phoenix 0.2 was also 0.1よりも少しだけ高速化されたが、その違いはほとんど分からなかった。このビルドで修正された問題もあったが、Mozillaチームはそれよりもブラウザの機能を改善することに集中し、そのことにほとんどの時間を費やした。

設定ダイアログ

テーマ

サイドバー

ツールバー

Phoenix 0.3

Phoenix 0.3において初めて、Mozillaチームは検索機能をツールバーに最初から統合した。また、「停止」ボタンと「再読み込み」ボタンがツールバーの右側から反対側(※訳注:左)へ移動された。ツールバーのアイコンは前のビルドよりもより小さくなりった。設定ダイアログは(※訳注:「編集」メニューではなく)「ツール」メニューのドロップダウンリストから開くようになった。Phoenix 0.3では、ユーザ特定のWebサイトからの画像をブロックすることも可能になった。このビルドは、許可されたWebサイトでだけポップアップウィンドウを開けるようにする「ホワイトリスト」式のポップアップブロッカーが利用できるようになった、最初のビルドでもあった。Webサイトをホワイトリストに入れる機能は、しかしながら、そのWebサイトがポップアップウィンドウを開くような場合にのみ可能で、設定ダイアログなどから手動でURLを入力する機能はなかった。Phoenix 0.3はまた、前のビルドの0.2と比べて1MB近くファイルサイズが削減されていた。

ポップアップブロッカー

3ページ - Phoenix 0.4 〜 Firebird 0.7.1

Phoenix 0.4

0.4ビルドでは、「ホームページ」ボタンが最初からツールバーに追加された。ポップアップのホワイトリストは改善され、このバージョンにおいてユーザは、ポップアップブロッカーで特別に許可するWebサイトを手動で追加できるようになった。タブブラウズ機能やキーボードショートカットについての改善もあった。ユーザはショートカットを使うことでタブを切り替えられるようになったし。Mozillaチームはアドレスバーで、Ctrl-Enterを押すだけで自動的に「www.」と「.com」を追加する機能について、ユーザがURLの名前を入力するだけでその機能を使えるように許可できるよう、若干の調整をした。

ホワイトリスト

Phoenix 0.5

Phoenix 0.5は前のビルドと比べてUIに関する大きな改善はそれほど無かったものの、内部処理について多くの調整とバグ修正が行われた。Phoenix 0.5はインテリマウスの5つのボタンをサポートした。これは、ユーザがマウスの「戻る」「進む」ボタンを利用できるようになったということだ。前のビルドでは、Sidebarが開かれているかどうかなどについて、あなたがPhoenixを終了したら次の起動時には前回の状態を覚えていてくれなかった。が、Phoenix 0.5はブラウザの最後の状態を記憶するようになった、Phoenix 0.5はまた、0.4と比べて目に見えてファイルサイズとメモリ使用量の削減が進んだ。履歴をタブで開くことのできる機能が加えられたし、履歴のクイック検索で大文字小文字の違いを無視できないという長年のバグも修正された。ダウンロードマネージャは燻蒸消毒(※訳注:バグつぶし)の段階に入り、「-1」が進行状況に表示されるバグなどを含む非常に多くのバグが根絶された。

全体的に、Phoenix 0.5は徹底したバグ修正を行われた。修正されたバグの中には、ツールバーをカスタマイズした後特定の状況下でメニューバーの項目が無効になってしまうといった、ブラウザを実質的に利用不能にしてしまうようなバグや、フルスクリーンモードを使い物にならなくしていた積年のバグなどもあった。

Firebird 0.6

新しい名前と新しい見た目をブラウザに付ける時だとMozillaチームが判断した時、Phoenixユーザは大いに驚いた。ブラウザの以前の名前は、自分達のブラウザを持っている「Phoenix Technologies」という会社の商標との競合を回避するために、変更を余儀なくされた。数ヶ月に及ぶブレインストーミングの後、Mozillaチームは新しい名前を「Firebird」に落ち着かせた。しかしながら、Firebirdという名前は、オープンソースのリレーショナルデータベース開発プロジェクトの名前であったため、後に再び変更せざるを得なくなる。

新しいブラウザは新しい名前をひっさげていたが、新しい標準テーマがFirebird 0.6用に用いられたにもかかわらず、全体的なレイアウトはほとんど変わっていなかった。ツールバーの全てのボタンには新しいアイコンが用意された。「Preferences」は「Options」に変更され(※訳注:日本語版ではどちらも「設定」)、設定ウィンドウは見かけだけは幾分マシになった。Firebird 0.6は、フォームの情報や履歴、キャッシュ、Cookieなどの全てのプライバシー情報を、ユーザが1クリックで削除できる新しいプライバシー機能も含んでいた。また、Firebird 0.6がクラッシュしても、ユーザはそのエラーに関するメッセージを開発者に送信できるようになった。Firebird 0.6はまた、ウィンドウよりも大きな画像を全体が見えるように自動的に縮小表示する機能も導入した。このバージョンでスムーズスクロールも導入され、いくつかのバグも修正された。Firefox 0.6はMac OS Xをサポートすると告知されていたが、Mac OS Xのファン達は相変わらずおあずけをくらわされていた。しかし、OS XのFirefoxユーザは非常に多くのバグや問題を体験していた。Firebird 0.6は前のバージョンと比べて5MBはファイルサイズが増加しているように見えた。

ツールバーのカスタマイズ

設定

Firebird 0.6.1

Firebird 0.6.1を実行する前に、ユーザはFirebirdの実行ファイルのアイコンが変わったことに気付いた。もはや、アイコンはMozilla Browserのものには似ても似つかなくなり、Firebirdはアイデンティティを手に入れた。Firebird 0.6.1はMozilla Firebird 0.6のいくつかの致命的な問題に関する修正を含んだマイナーバグフィックス版としての意味合いが主だった。以下のようなバグがこのビルドでは修正された:

アイコン

Firebird 0.7

Firebird 0.7では「設定」ウィンドウに新しい機能として、詳細設定のタブが加わった。スムーズスクロールや画像の自動リサイズ機能などを無効にする設定項目は、詳細設定のタブで変更できるようになった。ユーザが特定のWebサイトについてのみCookieの利用を禁止あるいは許可するための、Cookieのホワイトリスト機能も追加された。Firebirdによってユーザ名が保存されたWebサイトの一覧をユーザが見ることのできる、パスワードマネージャも追加された。「ページを送る」「リンクを送る」「画像を送る」メニュー項目が追加され、ユーザに利用可能になった。また、Firefox 0.7は0.6.1から約2MBファイルサイズが小さくなったし、ユーザはページ内で中クリック(一般的には、マウスのホイールボタンのクリック)した時に、マウスを上下(前後)に移動するだけでマウスをそれほど動かさなくてもページをスクロールできる、オートスクロール機能を利用できるようになった。

設定

パスワードマネージャ

Firebird 0.7.1

Firebird 0.7.1はMac OS Xのためのサービスアップデートで、他のOSのためのFirebirdは前のバージョンと全く同じだった。Firebird 0.7.1は以下のような細かいバグ修正を含んでいた:

4ページ - Firefox 0.8 〜 Firefox PR 0.10.1

Firefox 0.8

再度、商標に関する議論のために、Mozilla Firebirdは新しい名前を探すことになった。先に述べたように、Firebirdという名前は、他のオープンソースのデータベースプロジェクトによって既に使われていた。さらなるブレインストーミングを行い、また、商標名の調査を経て、Mozillaチームのほとんどは「Firefox」に意見を落ち着かせた。その名前は以前の名前「Firebird」に近く、似ていたからだ。新しい名前と共に、あの評判の悪い、赤みがかった狐が地球を包み込んでいるという新しいロゴ、アイコンもやってきた。

Firefox 0.8は、Windows用のインストーラをサポートした最初のリリースだ。このブラウザの前のバージョンは、自己解凍型のZIP書庫として圧縮されたフォルダを含んでいた。例えば開発者向けのツールをインストールするかどうかなどのように、ユーザが彼らのPCへどのようにブラウザをインストールするかを選べるようにするため、インストーラはユーザごとに異なる設定ができるようになった。テーマは前のバージョンから変わっていなかったが、ツールバーの機能には変わった物もあった。例えば、標準の検索エンジンはGoogleになり、それだけしかインストールされないようになった。ユーザは他の検索エンジンを使うためにそれらを手動でインストールしなくてはならなくなった。ダウンロードマネージャはゴミ箱の見た目を持つように変わったし、Firefox 0.8ではWebページをオフライン状態で閲覧することもできるようになった。この新しいビルドは、XPInstallのフロントエンドによってより容易にテーマや拡張機能をインストールできるようになっていた。

ダウンロードマネージャ

Firefox 0.9

Firefox 0.9は、「お気に入り」「履歴」「設定」「Cookie」「パスワード」などのデータをInternet Explorerからインポートするための、データ移行ツールをサポートした最初のバージョンだ。Windows用のインストーラはFirefox 0.8での6.2MBから0.9ビルドでは4.7MBへとサイズが減った。また、Mozilla Firefox 0.9は、よりシャープな「戻る」「進む」ボタンを含んだ新しい標準テーマを取り入れた。Mozillaチームは、ユーザに何らかの更新が利用可能であることを通知する、スマートアップデート機能をも統合し、Firefox 0.9は拡張機能とテーマのための新しいマネージャを実装された。

Linux版Firefoxのユーザも、この新しいリリースを歓迎した。FirefoxはLinuxのGTK2ユーザのためのインストーラを統合していた。新しいインストーラは、インストールのための手間を非常に簡単にしてくれた。

拡張機能マネージャ

Firefox 0.9.1

Firefox 0.9.1は古いテーマを廃止し、現在のMozilla Firefoxが利用している、新しい標準テーマによって飾られていた。なた、0.9.1ではいくつかのバグも修正された。

拡張機能マネージャ

Firefox 0.9.2

Firefox 0.9.2は実質的にはFirefox 0.9.1のセキュリティアップデートとして、Windowsのためだけにリリースされた。Windowsのユーザはこの新しいビルドをインストールする必要はなく、Mozillaは前のビルドに対する単品のパッチを提供した。

Firefox 0.9.3

Firefox 0.9.3は4つのセキュリティホールに対する修正のためリリースされた。4つセキュリティ上の修正の内容は、以下の通りだ:

Firefox PR 0.10

Firefoxの公開リリースである0.10は、ユーザがブックマークからRSSフィードを読めるようになった最初のビルドだ。新しい「検索」ツールバーがブラウザの下部に統合された。「検索」ツールバーはユーザに受け入れられ、多くのユーザが、検索している語句を強調表示できるという事実に喜んだ(※訳注:その代わり、日本語などでのインクリメンタルサーチができなくなり、非英語圏のユーザからは不満の声も上がった)。ポップアップブロッカーもよりスマートになり、ユーザは、ポップアップブロッカーを無効にしてページを再読み込みするという手間を経ずとも、ブロックしたポップアップウィンドウを開くことを許可できるようになった。また、Firefoxはさらに安全になった。拡張機能のインストール機構は、update.mozilla.org以外のサイトからソフトウェアをインストールしようとする全ての試みをブロックするようになった。Firefoxが自動的にパスワード入力フィールドを埋める時に、毎回マスターパスワードの入力を促す、「マスターパスワード」機能も導入された。Linuxユーザはまた、ブラウザにおいて新たな変更を見ることになった。例えば、前のビルドではFirefoxではBackSpaceキーを押しても何も起こらなかったが、このバージョンでは前のページに戻ることができるようになった。他の検索エンジンが初期状態で追加されることになり、このバージョンで検索エンジンの一覧には、Google.com, Dictonary.com, Ebay.com, Amazon.com そして Yahooが含まれていた。また、Firefox PR 0.10は、大部分は偽装やフィッシングによる攻撃を防ぐための、多くの細かなセキュリティ上の修正も含んでいた。

拡張機能マネージャ

Firefox PR 0.10.1

0.10から0.10.1にかけての変更点は、セキュリティホールの修正のみだった。このビルドで修正されたバグとは、「Bug #259708: data:プロトコルからファイルを保存しようとすると、ファイルを保存しようとしたディレクトリの中にある、読み込み専用と設定されていない全てのファイルを消してしまう」だ。

5ページ - Firefox 1.0 〜 Firefox 1.1

Firefox 1.0

Firefox 1.0は31の言語で利用されている。Firefox 1.0は英語、フランス語、中国語、ヘブライ語、日本語、イタリア語、そして多数のその他の言語に翻訳されて登場した。これは。Firefoxの影響力が地球上に及んでいることの確かなな証だ。Firefox 1.0それ自体は新しいテーマなどのような激しい変更は含んでいなかったが、Mozillaチームは公開に向けて次第に変更を実装していった。Firefox 1.0のユーザが体験した新機能の一つは、他のアプリケーションから開かれたリンクを制御するための新しい設定項目だ。Firefox 1.0は多くのバグ修正も含んでいた。いくつか例を挙げれば、ソースの表示においてページの保存ができるようになったし、「ページの情報」の「メディア」タブからの「名前を付けて保存」も利用できるようになった。また、いくつかのクラッシュがおかしなHTMLをランダムに生成してしまう問題も修正された。

タブブラウズの設定

Firefox 1.0.1

Firefox 1.0.1の主な変更は、セキュリティの修正と安定性に関する修正だ。セキュリティに関して修正された不具合の中には、攻撃者がダウンロードとセキュリティのダイアログをポップアップウィンドウで部分的に覆い隠すことによって、ダイアログを偽装することを許してしまっていた、という風な不具合についての修正も含まれていた。また、画像のドラッグ&ドロップが実行可能なファイルを生成してしまうという不具合もあった。

Firefox 1.0.2

Firefox 1.0.2は、Firefoxが1.1という目標に辿り着くまでの間における最新の(※訳注:最後の?)ビルドだ。Firefox 1.0.2は現在利用可能で、バグ修正とセキュリティの修正という、1.0.1がリリースされたのとまさに同じ理由でリリースされた。4つのセキュリティ上の胸囲がFirefox 1.0.2では修正されている:

Firefox 1.1

まだ開発中の段階だが、Firefox 1.1は、MSIパッケージと共に、いくつかのバグやセキュリティの修正を取り入れることが計画されている。Firefox 1.1では、拡張機能マネージャが改善され、サードパーティ製のアプリケーションの登録や削除が、それらを実行したままで簡単にできるようにもなるだろう。また、現在のFirefoxインストーラは、スタートアップフォルダやデスクトップ、あるいはクリック起動ツールバーについて、Firefoxのロゴ・アイコンを追加するかどうかをユーザが選択できるようになるだろう。

6ページ - おわりに

この記事はMozilla Firefoxの将来ではなく歴史についての物だから、私は、Firefoxの将来のリリースで統合されるだろうどんな機能についても、舵を取り明らかにしていくだろう。まだ覚え書きの段階ではあるが、Firefox 1.1がリリースされた後、次の大きな目標はFirefox 1.5になるだろう。そのリリース、もちろんそれまでの間のいくつかのリリースによっても、Firefox 2.0がMozilla Firefoxのロードマップに従って、今年中にその公的な姿を現すことがあるかもしれない。

Firefoxの開発計画において、このブラウザの素晴らしい出来と進歩を、この目で見られるとは思いもよらなかった。一つだけ、将来のFirefoxリリースにおいて含まれるだろう他の素晴らしい機能について気になることがある。個人的に私は、Firefox 0.8のリリース以来、Firefoxの楽隊車に参加してき。それより前、私はIEからFirefoxへ本格的に乗り替えるに足る理由を見つけられなかった。もし私が、この記事の読者の中でIE(もしくは他のブラウザ)からFirefoxへ既に実際に乗り替えたという人に対して一つだけ質問があるとしたら、こう訊く。あなたはどのビルドの段階で乗り替えたか? あなたは、ごく初期の頃からのユーザで、Phoenixであったころの日々からのFirefox信者なのか? あるいは、この素晴らしいツールに初めて出会ったという他の250万のユーザの中の一人なのか? あなたがFirefoxユーザのチームに参加するのには、何の障害もない。一つ、私が確かに言えることは、あなたがFirefoxを一度使ってみたら、二度と引き返せなくなるだろうということだ。

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