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プチ同窓会 - May 21, 2007

高校の同級生で関東圏にいる人の同窓会のようなものが金曜日にあったので、参加した。

といっても、クラスの違う人ばかりなのに加えて、参加者中2/3が女子で、在学中には部活の先輩後輩以外の女子との交流が皆無に等しかったので、ほとんど初対面だったんだけれども。

元々、同じクラスだった人らの同窓会の話だったと聞いていて、それだけでも結構不安だったのに、さらに知らない人が増えて知ってる人が減ってますます不安が増してきて。集合場所に向かう時なんて場所と時間が近づくにつれてどんどん心拍数が上がっていって、(まだ誰も来ていなくて一人で待っていた)幹事の人と合流した時には、手が震えるわ嫌な汗が出るわで、かなりイッパイイッパイになっていた。

同年代の人、特に、過去の自分を知ってる(かもしれない)人や、同じ場所で同じ時間を共有していた人と、ブランクを経て顔を合わせるというのが、怖い。全く知らないたまたま同年代のどっかの誰かさんが、ものすごい金持ちになっていたり、ものすごい功績を残していたりしていても、「うわー全然違う世界の住人だね」って感じで割と簡単に諦めが付く。でもそれが同級生だと、「別の世界の人だから」というエクスキューズが使えない。少なくとも受験で入って似たような頭のレベルや似たような生活環境で選別された上での「同級生」だから、その後で差が付いたことに対して言い訳ができにくい。

例えばサラリーマンになった男子なら数人の部下を従える立場になっていたりなんかするし、OLになった女子なら普通に綺麗なお姉さんになっていたりなんかするし、他の人達が話していた内容を聞く限りでは結婚して子供がいる人もいたりなんかするようだし。

幹事の人が卒業アルバムを持ってきていて、それを見ながらわいわい盛り上がる、人達の間に挟まれて僕はなんだか肩身の狭い思いでした。

卒業アルバムの「1年生の頃」って、15歳とか16歳とかだから、今からもう10年近く前になるんだなあ。10年。経っちゃったんだなあ。気がついたらもう、後数ヶ月で、四捨五入したら30になる歳になる。僕はその10年で一体何を築き上げて来れたんだろうか……

今の自分は、全然社会人らしくない社会人で、といっても学生というわけでもなくて、「もう社会人数年目の人」や「大学院を卒業してそろそろ就職する人」ばかりだったあの場ではなんだか自分の居場所を見つけづらかった。

でも、同時に気がついたのは、僕という人間が案外拒絶されていなかったということ。相手にされはしなくても、敢えて無視されるということはなかったと感じている。考えてみたら、今までの過去の自分の「世間から拒絶されているんだ」という感覚は、自分自身が世間に関わろうとしなかった、世間の方から自分にすり寄ってくれるのをただ口を開けてぽかんと待っていて、思い通りにならないから癇癪を起こしていた、そんな程度の物に過ぎなかったのかもしれない。ここまででも「居場所がなかった」とか「肩身が狭かった」とか書いているけれども、それも単に、自分が「居場所を作ろうとしなかった」「溶け込もうとしなかった」事が原因となって起こっていた現象にそういう解釈を当てはめて自分の無能を擁護していただけなのかもしれない。そんな風に思う。

社会に出て、年齢もバックグラウンドも何もかも異なる人達と接しなくてはやっていけない状況に置かれて、否、そういう人達ばかりが集まっている場というものが存在していることを知って、「同じ歳の、同質な人達の間での、コミュニケーションのあれこれ」というのは実は世の中に色々ある物事の中のほんの一部、学校という極めて特殊な閉鎖環境の中くらいでしか起こらないイレギュラーな問題でしかない、ということをいつの間にか、僕は知りつつあるのかもしれない。

10年前に戻りたいか? という話題が出て、「戻りてぇー」と言う人がいた。僕もそう思う所がある。居場所を作ろうとするとか、溶け込もうとするとか、自分で自分の人生の舵を取るとか、そういうことにもっと早く気がついていれば、もっと違った人生を歩んでいたんじゃないだろうか。中学までがあまりに暗黒時代過ぎて、高校時代と大学の前半をそのリハビリに全部使ってしまって、ここ数年で僕はやっとそれに気がつき始めてきていて、正直、「出遅れた……」ということをいつも思っている。

でも、例え経験や記憶を持ち越して「つよくてニューゲーム」できるとしても、今の環境や人脈やなんかをすべて投げ捨ててゼロからやり直す勇気、気力は僕にはないし、今持っている物の価値を否定したくはない。

とりあえず、営業用に会社から持って行ったFirefoxグッズ(いやまあ弊社もいちおうサポートパートナーですから。)は全員に押しつけることができた。空気読めなくてごめんなさい。12~3人いてFirefoxを知ってたのは2人だけでした。Mac版の出来はやっぱり微妙ですよね。うん。

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