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たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。

萌えるふぉくす子さんだば子本制作プロジェクトの動向はもえじら組ブログで。

宣伝1。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能! シス管系女子って何!? - 「シス管系女子」特設サイト

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Firefox Hacks Rebooted ―Mozillaテクノロジ徹底活用テクニック
浅井 智也 池田 譲治 小山田 昌史 五味渕 大賀 下田 洋志 寺田 真 松澤 太郎
オライリージャパン

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技術書典3に参加して「まんがでわかるWindows Subsystem for Linux」をリリースしました - Oct 25, 2017

去る2017年10月22日、東京・秋葉原UDXにて開催された技術同人誌オンリーイベント技術書典3に、企業サークル「シス管系女子会」として参加してきました。

シス管系女子の草の根的な営業活動とファンサービス、あと〆切を設けることで何か新作を作るモチベーションにするという目的での参加でしたが、結果のほどを記しておこうと思います。なお、技術書典、技術書典2の結果は過去記事をご参照下さい

数字的なこと

今回の数字は以下の通りでした。

  • 技術書典3 Webサイト上での被チェック数:79
  • 持ち込み部数:
    • ムック「まんがでわかるLinux シス管系女子」30部(うち1部を立ち読みスペース用に提出)
      • ムック「シス管系女子2」は出版社にすら在庫が無い状態のため、持ち込み部数は0でした。
    • 新刊コピー本 「まんがでわかるWindows Subsystem for Linux シス管系女子」 102部(うち1部を見本誌として提出、1部を立ち読みスペース用に提出、1部をサンプルとしてスペースに常設)
    • シス管系女子BEGINS 0.1+0.2リーフレット版 部数不明(恐らく200くらい?)
  • 頒布実績:
    • ムック「まんがでわかるLinux シス管系女子」26部(1700円×26=44200円)
    • 新刊コピー本 「まんがでわかるWindows Subsystem for Linux シス管系女子」 99部すべて頒布(13時頃に在庫切れ)
    • シス管系女子BEGINS 0.1+0.2リーフレット版 100部ほどを頒布(実数不明)

ポスター等は前回の使い回しなので、今回新たにかかった費用はイベント参加費(企業扱い)と新刊コピー本の費用くらいです。

当日は台風直撃かつ衆議院議員選挙とも重なるという、前回・前々回を上回る悪条件でしたが、主催者発表によると来場者数は2700人ほどだったとのことで、来場者数に対するムックの販売実績としては前回を上回る比率となったと言えます。

前回の技術書典2では積極的に声かけを行い、サンプル代わりのリーフレットをチラシのように積極的にばらまいていましたが、今回はそこまでの積極的な声かけはせず、スペース前で足を止めて下さった方に「よかったらこちら無料なのでどうぞお持ち帰り下さい」と勧める程度に留めました。これは、リーフレットを増産していなかったためばらまいていると足りなくなると思ったのと、技術書典2までに参加した人にまた配ってもウザイだけだろうと思ったのとが理由です。

新刊が間に合うかどうかすら危うかったので事前のアピールをほとんどしておらず、会場内でもほとんどずっと座ったままだったので、数字は前回からかなり後退するのではと考えていたのですが、商業出版物と新刊の頒布数的には全然そんなことありませんでした(コピー本に至っては昼過ぎになくなってしまいました)。 近くにキンコーズがあるので追加で刷ってこようかとも思ったのですが、宣伝活動と考えたときにこれ以上お金をかける意味があるのかよく分からなくなってしまったため、そのまま増産無しで閉会まで居座っておりました。

立ち読みについて

今回、技術書典3というイベント自体の新たな試みとして「立ち読み専用スペース」「戦利品確認用スペース」という物が用意されており(自分は行かずじまい)、サークル参加者は見本誌とは別に本を立ち読み用に提出することでそちらにも置いてもらえるようになっていました。

どれくらい効果があるのか?については未知数の状態でとりあえず提出してみましたが、会場内でスペースまで足を運んで頂いて本をお買い上げ下さった方の中に、「上の立ち読みスペースで読んで気になったので」とおっしゃって下さった方がいらしたので、まったく効果無しということはないようです。

新たに制作したもの

今回のイベント参加に当たり、元々はシス管系女子BEGINSの0.3話として新作を用意しようと思っていたのですが、

  • 直前の10月18日にWindows Subsystem for Linuxが一般向けの機能として解放されたWindows 10 Fall Creators Updateの提供が開始されたニュースを見ていて「あれっそういえばこれLinuxって付いてるから『まんがでわかるWindows Subsystem for Linux シス管系女子』ってタイトルにできるんじゃね? むしろ旬の話題じゃね?」と思った。
  • 連載は枯れた技術の紹介を主にしていて、時事ネタは取り扱わない方針なのだが、これは本編ではない広報資材なので、むしろ時事ネタの方が拡散してもらいやすいのではないかと思った。
  • 技術書典(第1回)の時以降細々と実施していたWebアンケートで、読者の方の過半数が普段使いの環境はWindowsであることが判明していた(今さらかよ!という感じですが、当初の連載のテーマ決めの時に見せてもらった本誌がUbuntuのデスクトップ環境推しだったため「そういうものなのか」と思ってみんとちゃんの環境もUbuntuに設定してしまったのです……)ので、WSLの使い方を紹介すればWindows環境でも本編で解説している内容を役立ててもらえるのではないか、「Windows環境でも役に立つ一通りの知識」というパッケージとして見せられるのではないかと思った。

ということで、突貫作業でWSLの紹介の特別編を制作し、新刊としてリリースしました。 元々、イベントが終わったら公開するつもりだったのですが、昼過ぎの時点で頒布物の在庫が無くなりそうということが見えてきたため、早々に会場内からTwitterにも投稿しました。

コピー本として頒布したバージョンと最初に公開したバージョンでは、最後のページでWSLのことを「準仮想化」と表現していたのですが、Twitter上でご指摘を受け、冷静に考えると間に挟まるレイヤーが薄いという点では準仮想化に似ているけれども仮想マシンがいるわけではないのだから「仮想化」と言うのは間違いだったと思い至り、帰宅後に最終ページの内容を大幅に更新してTwitterに再投稿しました。 結果として、前半4ページ分と後半4ページ分のそれぞれのツイートのうち後半の方が多くRTされるというヘンテコな状況が発生してしまいましたが、それだけWSLと他の競合技術との違い・使い分けに皆さん関心があるということなのでしょう。

また、まったくの副作用として、この話を描くにあたって色々調べ直したことで自分自身のWSLへの理解が深まりました。一応Cygwin・MinGW(とMSYS/MSYS2)・PowerShell・仮想マシンとの違いは何となく分かっていたつもりではあったのですが、漫画にするにあたって「どういう絵にすればより適切な表現になるのか?」を考えたことで、今までよりもそれぞれの違いをより具体的に言い表せるようになったと思っています。技術発表や紹介記事はそれを読むだけよりも自分で書く方が勉強になる、ということを改めて実感しました。

イベント外への広がりのほどは?

例によってTogetterの当日のまとめ等も見てみたのですが、戦利品報告として写真を公開されている方の戦利品ラインナップを見ると「ものすごいディープな内容・商業誌では扱われていないような内容の技術同人誌」が主で、今回のコピー本が写り込んでいる物はほとんどありませんでした。シス管系女子のような「解説対象が枯れた技術で、且つ、ものすごく技術的に高度な事をやっているわけではない、初級者向け(中級者以上へのステップアップ用)の内容」というのは、やはり、技術書典というイベントに台風の中わざわざ足を運んで戦利品報告までするようなアグレッシブな方にとっては魅力的ではないということなのだと思います。

宣伝活動としては、直接会場でリーチできる層以外に、その外側・イベント外にも拡散されるような場を選ぶのが効率的なのですが、「シス管系女子」というコンテンツにとってのそういう場所は一体どこにあるのか、そもそも「ある」のかどうか、むしろ拡散されるに足るコンテンツとしての価値は本当にあるのか、まだ答えは見つかっていない感じです。

おわりに

以上の通り、商業出版物の広報活動としては今回もあまりパッとしない結果に終わってしまいましたが、上記のような悪条件下にも関わらず多くの方が来場して下さり、また、シス管系女子会のスペースまでお越し下さり、暖かい声援の言葉をおかけ頂けました。普段Webではあまり感想・反応を見かけないため、このように直接「ちゃんと読まれている」ということを実感できる機会は自分にとって非常に大きな意義があり、他の何にも代えられない喜びです。お声がけ頂いた皆様、本当にありがとうございます。

今回、事前の準備を疎かにしていたため頒布物は無料のコピー本だけだったのですが、次回以降の参加に際してはファンサービス的な面にもっと注力し、グッズ類の制作にも手を広げていきたいと思っております。

ということで、技術書典3のご報告でした。

PHP勉強会で漫画の描き方を発表してきました - Jun 02, 2017

技術書典2で隣のスペースだったマンガでわかるWebデザインとかGitとかの湊川さん第113回 PHP勉強会@東京発表されるということでPHP勉強会の運営の方がご挨拶にこられていて、その時になんやかやでお声がけを頂いて発表の機会を頂く運びとなりました。じぶんPHP使ってないんですけど!?(ずっと以前に案件でPHPを使う物があったのでちょっとだけ触ったきり)と戸惑ったのですが会的には全然アリだとのことだったので、第114回 PHP勉強会@東京にて思いっきり漫画の話に振った内容でプレゼンをさせて頂きました。資料はSpeaker Deckで公開済みで、画像の解像度を落としたソースも公開してます。当日の様子の一端はTogetterのまとめをご覧頂くと伝わるかもしれません。

当初は20分の枠でお話を伺っていたのですが、ここは語っておきたいという内容を詰め込んでいるうちにどんどん分量が膨らんでしまい(実は会場で自己紹介が進行してる間にも何枚か足してました……)、第2セッションの枠が空いていたのをいい事に結局2枠分の時間を使わせて頂きました。時間に余裕が生まれた分、ちょっとゆとりを持って話せたと思うのですが、人前での発表自体が結構久しぶりだったので、大変緊張しました。

発表内容は見ての通り解説漫画の描き方の解説というメタな話ですが、前半部分のプロットやシナリオの話はテキストで解説を書く時や人に何かを紹介する時に共通して言える事のように思いますので、新人教育とかそういう場面で知見を生かして頂けたらなあと思っています(なので、Speaker Deckのスライドのカテゴリも図々しいことにEducationとしています)。

スライドに書いてないことで当日会場で話した事のうち、覚えてる話ではこんな話題があったような気がします。

  • 奥さんに手伝って貰っているという話を聞いたことがあるが?→最初の1年かそれくらいは、ペン入れをグレースケールの鉛筆ツールでやっていた関係で塗りつぶしツールを活用できなかったため、トーン(塗り)の下塗り作業を手伝って貰ってました。1年目の終わりくらいからベクター形式のペンツールに切り替えた結果、弊領域の塗りつぶしが楽になったため、作業の指示出しにかかる手間を考慮すると全部自分でやった方が早いかなということで、今は実作業は全部一人でこなしてます。ただ、話の展開に自信が無い時に意見を求めたり、みんとちゃんの衣装の事で判断に迷った時にアドバイスを求めたりという形での支援は今でもして貰ってます。
  • 編集者の人にフィードバックを貰って直すというのはないのか?→作業スケジュールが恒常的に崩壊してしまっているせいで、ネームを見せて意見を貰って……というサイクルはとても回せないため、ほとんどそのまま通してもらっています。ただ、話題の選定に自信が持てない時に、プロットの段階で「これでいってもいいか?」という事を聞いてみるという事はたまにあります。
  • 作業にかかる時間は?→平日フルタイムで勤務しているので、その後帰ってから家で夜間に作業しているのと、土日祝日にさらに集中して作業をしている、という感じで体感的には2~3週間ガッツリ持ってかれてる感じがあります。ただし、一番時間がかかっているのはプロットからネーム、下描きまでの工程で、気分が乗らないとかいい案が思いつかないとかでダラダラ時間を潰すだけに終わってしまっている部分はあります。
  • やり直したい回というのはあるか?→正直、今回発表の中で述べた事のいくつか(特にネーム段階のこと)は連載が進む中でだんだんと意識できるようになってきた事だったので、そこを無自覚にがむしゃらにやってた初期の頃の話は、今だったらもっと丁寧に絵解き解説したのに……と後悔に襲われることが結構あります。逆に、意識して取り組むようになってきた近年の回に関しては、あまりそういう後悔を感じることはなくなっている気がします。
  • ツールは何を使ってる?→ComicStudio Proを使ってます。Exではないのでスクリプトでの自動化ができない(当初は夏と冬のコミケに合わせてもえじら組の漫画を描くためにと思って導入したので、プロ向けのエディションなんて必要ないやろ……と思ってたのです)し、更新ももう無いし、 いいかげんCLIP STUDIO PAINTに移行しないといけないとは思ってるんですが、連載の作業に追われて学習のために割く時間も気力も確保できず、移行の目処は立っていません。
  • いつくらいから絵を描いてた?→物心付いた時には既に。なので、何かを説明する手段の1つとしていつも「絵で説明」が選択肢に入ってる感じはあるし、言葉だけで説明しないといけない時は「絵で描けば一発なのに……!」ともどかしくなる時が結構あります。

あと、質問を受けたこと以外でこんな事も話したなあという話題。

  • 解説を書けるのは自分がコマンド操作に苦手意識があって後から覚えたからで、好きでやってた事や、息をするレベルで身に着いてる事になると逆に説明できないと思う。例えば絵の描き方は、気が付いたら描いていたという感じなので、「ここが勘所」というのを言葉にできない。JavaScriptの事も、ツボを押さえた教え方はできないと思う。そんな感じだから成長はある一定の所で止まってしまっていて、「絵の描き方」や「プログラミングの仕方」みたいな解説で勉強してる人に追い抜かれてヘボい所に留まってる実感がある。
  • 頼まれもしないのに先日書評を書こうと思って読み返して、改めて湊川さんのGit本は本当にパッケージとしてよくできてるなと溜息出た。こんな完成度の高い物を世の送り出された湊川さんには嫉妬を禁じ得ない。自分も「再録の時に全体の構成を見直して、補足になるような話を描き足そう」みたいなことを最初は思ってたんだけど、いざその時が来たら描き下ろし1本で完全に力を使い果たしてしまい、構成を見直すとか書き直すとかなんて所までは全然手が回らず、結果、「シス管系女子」の本、特に1冊目は、パッケージとしては非常に収まりの悪い物になってしまったと思ってる。
  • キャラ立てを意識してるというのは、解説の指針を定めるペルソナにするという実務的な理由もあるんだけど、それ以外に、「意識高いギーク気質の人だけじゃない、技術第一という訳じゃない、服とかオシャレとかの方が好きという『普通の人』がIT分野で働いてたっていいじゃないか」というメッセージを込めてる部分もある。ずっと以前に案件で訪問した企業の情シス部門の方で、若い女性で私服の方が普通に仕事をこなされていた(※みんとちゃんとは全然タイプは違います)のを見て、「あっ、技術一本のオタク男性じゃない人もこの世界にいるんだ」と強く印象に残ったのが、みんとちゃんというキャラの発想のきっかけになってる。

自分の発表が終わった後は開放感からアルコールを飲んでしまったため、LTの方はほとんど頭に入っていませんでした。ごめんなさい。でもBlackfireというプロファイラ的な事のできるサービスあるという事と、WAF(Web Application Firewall, アクセスのパターンを識別して攻撃っぽい物を見つけたら遮断する)が有効だという話はうっすら記憶に残っています。

久しぶりにたくさん喋ったので翌日は声がおかしくなっていたのが自分で分かりました。こういう発表の機会が無いと自分が思っていることを整理してまとめる事も無いため、今回はそのいい機会になったと思います。発表の機会を与えて下さった勉強会運営の皆様、会場までお越し下さった皆様、ありがとうございます!

技術書典2への参加で得た物、思った事 - Apr 16, 2017

サークル「シス管系女子会」のここまでの活動の振り返りです。 (技術書典2でのスペースの様子) 技術書典と技術書典2コミティア119、あとデブサミのDevBooks 2017にサークル参加して得られたデータや思った事を書き留めておきます。

商業出版物を同人イベントで取り扱うという観点から

最初にお金の絡む話から書いていきます。

ペイしたのかどうか

技術書典とコミティアは商業誌の販売が可能とのことだったので、シス管系女子12を持っていった他、技術書典と技術書典2では無料頒布のフリーペーパーやリーフレットも持っていきました。先に大まかな数字を出しておくと、かかった費用と実績は以下のような感じでした。

  • 技術書典
    • 参加費:10000円
    • 無料配布物の実績:コピー本印刷費18000円、500部全て配布
    • 商業本の販売実績:各20冊前後だったか?
  • コミティア119
    • 参加費:6400円(5800円+オンライン申し込み手数料)
    • 商業本の販売実績:各10冊の計20冊(持ち込み分全て)、計34000円
    • 同人誌の頒布実績:新刊コピー本85部、計8500円
  • DevBooks 2017
    • 参加費:無料
    • 商業本の販売実績:0(そもそも販売無しだったので)
    • 同人誌の頒布実績:コミティア新刊の在庫11部と今回新刊のコピー本15部、計2600円
  • 技術書典2
    • 参加費:15000円
    • 無料配布物の実績:リーフレット印刷費約18000円、900部中640〜670部ほどを配布
    • 商業本の販売実績:計53冊、計90100円
    • 同人誌の頒布実績:コミティア新刊の再発行分18部とブックエンド4個、計9800円
    • その他費用:A0ポスター印刷費約1万円(半分に切ってA1ポスターとして使用)

イベント参加費と技術書典・DevBooksのコピー本、あと技術書典2のリーフレットの印刷費は日経BP持ちで、ムックの販売は中間マージン無しの委託販売の体裁として、ムック売上額はそっくりそのまま日経BP社に渡しています(oh, ボランティア……)。1日人を張り付ける人件費を考慮に入れなければ、多分黒字にはなっていそうな気がします。

無料配布物について

技術書典1ではコピー本を無料配布し、技術書典2ではリーフレットを無料配布しました。 (技術書典2で無料配布したリーフレット) ただのチラシを配ってもどうせ見てもらえないと思ったので、中身は漫画になっています(シス管系女子BEGINSの前後に「いかにも宣伝」という感じの漫画を足した)。通り過ぎる一瞬で目を留めてもらうのは無理でも、持って帰ってじっくり読んでもらえるといいな……という魂胆です。この辺は、イベント以外の場でも買える商業出版物ならではの割り切りですね。

元々、技術書典2でもコピー本の体裁の物を無料配布する事を考えていたのですが、思ったよりページ数が増えて表紙込みで24ページになってしまった結果、どう作っても1冊あたりの原価が100円近くになってしまう事が分かった(なのでDevBooksでは一応100円での頒布としました)ため、A4サイズ3つ折りのリーフレット両面を使った縮刷版という体裁にしました。苦肉の策でしたが、これだと印刷枚数次第ではフルカラーでも1枚20円を下回るくらいになるので、結構アリな気がしています。

最初の技術書典では当初は、スペースに置いておいて立ち寄って話を聞いてくれた方や希望者に手渡すつもりだったのですが、「どうせ無料で配布するのなら通りかかった人にどんどん渡しても同じなのでは?」とツッコまれて、それもそうかと思って「無料配布のサンプルです」と声をかけて渡していくスタイルに切り替えたのでした。

通行中の人への声かけは同人イベントではマナー違反とされている事が多いようで、COMITIAに至っては「呼び込み禁止」とはっきり明記されています。技術書典では「商業出版物を取り扱う場合は企業参加扱い」というレギュレーションで、特に明示的に禁止するようなルールの記載も無かったので「企業ならこのくらいはやってもバチは当たるめぇ」と開き直って声を出していましたが、迷惑行為と言われてしまうとグウの音も出ないので、チラシ撒きともども、やるならせいぜい前を通りかかる人に届く程度の声量に留めた上で、恨まれる&出禁になる覚悟でやりましょう。とだけ書いておきます。

プロモーションの場としてはどうなのか

元々、シス管系女子会としてのイベント参加は以下のような目論見で始めました。

  1. 既存読者層やTwitterのフォロワー層以外の人(会場で初めて知った、という人)へ認知を拡大したい
  2. イベント用頒布物のために自主的に特別編を制作し、Webその他で自由に使えるコンテンツを増やすきっかけにしたい
  3. イベントに参加された方のブログ等から2次的・3次的に情報が拡散されて欲しい

結論から言うと、このうち1と2は実現され、3は目立った結果には繋がっていないという印象です。

1は、前述の通り会場でのムック売り上げがそこそこあり、その際にシリーズ2冊をまとめ買いしてくださる方が多かったという事から、やはりまだまだリーチできていない潜在読者がいるという事の証明にもなっていると思います。

2は、元々出版社サイドに何度か「試し読みになるように本編の一部を公開したい」という事を打診しているのですが、「原稿料を支払って下請けに制作させたコンテンツを、何故下請けが勝手に外に出したがるのだ?」という意識があるのかないのか進展が無いので、だったら原稿料もらわなくていいから自分で好きに使えるように勝手に描くわという事でコンテンツを制作したという事です。実際にこれを動機として特別編を制作し公開に繋げられていることから、〆切駆動型の自分には確かに効果的でした。

3は、その後のイベントレポートやTwitterでの反応を見る限りでは、「このイベントで初めて知った」「この試し読みで初めて意識した」みたいな新規開拓の方の反応はあまり見られませんでした。また、全一般参加者の方のうち1/5~1/6にリーフレットを受け取って頂けた計算になりますが、イベントレポートの写真等で「会場で入手した物」の一覧に写っている例は少なかったように思いました。

  • 「会場で無料配布のリーフレットを受け取るタイプの人」と「自分からイベントレポートを書くなどして情報を発信する人」は属性があまり重なり合わないということ?
  • 「なにこれwwwwうけるwwwww拡散しよwwww」みたいなまでに人を突き動かす程のフックの強さが無い、ネタとしての爆発力に欠ける、という事?

理由は色々考えられますが、成果を上げるためにはまだまだ工夫が必要そうです。

「技術同人オンリー」イベントとしての技術書典

初回の技術書典の話はその時のエントリをご参照下さい。以下は技術書典2の感想です。

技術同人に関心のある人ばかりが集まる希有な機会として

技術書典2当日のTwitterの反応まとめを見ると、来場者が多すぎて入場が遅々として進まない事へのコメントが多く、参加を諦めた人も多かったというのは終わった後で知りました。方や会場内では、サークルによっては開場1時間や2時間で完売の拍手が上がっていました(6時間あるイベントの序盤での在庫切れというのは相当な読み違えがあったということになります)。「技術書オンリー」「同日に別の場所でも同人イベントが開催されており、その中にはけものフレンズのオンリーイベントも含まれていた」「天気は雨」など、来場者が少なくなる方向の材料ばかりがあったにも関わらずこの盛況さということで、当日に至ってすらも来場者数の読みが極めて難しい状況でした。

前回は会場が建物内の地下と2階に分断されていた上に、入場が整理券制になっていたことから、全体の様子というのは正直見えにくかったのですが、今回は他の同人誌即売会イベントに近いレイアウトだったので、全体の混雑具合などが俯瞰しやすかったです。そこで抱いた率直な感想は、まさに普通の同人誌即売会だなという事でした。

これは、コミケやコミティアなどに行った事のある自分からすると驚くべき事です。というのも、これらのイベントで評論・技術ジャンルのスペースを訪れると、他の混雑具合とは一転してびっくりするぐらい人がいないからです。そんなガラガラ具合のジャンルのサークルだけを集めるわけですから、本当にイベントとして成立するのか?という心配の声が運営サイドからすらも上がっていたのも頷けます。

別にアンケートや聞き取り調査をやったわけではないのでただの想像ですが、実はみんなこういう「知の共有」に焦点を当てたイベントを求めていたということなのではないでしょうか。

既存のイベントで技術同人が参加できるイベントといったら、基本的にはオールジャンル(取り扱う内容のジャンルを問わない、なんでもあり)のイベントですが、それらのイベントでは技術同人以外のサークルはほとんどが漫画やイラスト、エンターテインメント作品をメインにしていますし、比較的近いジャンルのオンリーイベントと思われる文学フリマであってもメインは小説や評論です。そういう状況では、技術同人に興味がある人でも、行く苦労や金銭的コストに対して得られる物が少ない、つまり「割に合わない」と判断されて、行ってみようという気が起こりにくいのではないかと思います。例えて言うと、アニメイトの一角で技術書籍のコーナーが設けられていたとして、技術者を自認する人がわざわざそこまで買いに行くのか? あるいは、アニメイトに来る客が技術書コーナーまで見て回るのか? っていう話です。

その点、技術書典は最初から技術書オンリーと銘打っていますから、「当たり」に出会えるだろうという期待値はグッと高まります。来場者が多いのは、他に類似のイベントが無いからそういうニーズがここに一気に集中してしまっているという事なのではないか。というのが、僕なりの予想です。

より質の高い情報が精錬され形になる機会として

IT技術者をやっていると、よく「技術カンファレンスや勉強会は、発表する人が一番勉強になる」「雑誌の記事や本は、著者が一番勉強になる」なんて話を聞きます。

知見やノウハウは、自分だけが見るメモ程度であればいくらでも書けますが、他の人にも共有できるレベルの内容に引き上げるのには手間がかかります。話を一般化したり、あやふやだった所を調べ直して根拠をはっきりさせたり、話題を整理したり……こういう事が面倒で、メモのまま放置されてしまう情報や、メモすら残されないまま忘れられてしまう情報というのは結構あります。

1コマの発表内容だったり1冊の本だったりといった「パッケージ」の形にまとめる時には、必然的にそういった作業が発生します。「イベントに参加するので」「そこで新刊として発表するので」という風に〆切を設定する事で、情報を精錬するための動機が生まれ、より価値の高い情報が出てくる、そういう動機になるというのは、技術書典というイベントの重要な意義の1つと言えるでしょう。

青田買いの場として

イベント終了後、技術書典2での刊行物をベースに商業出版する事になったという話を見かけました。同人誌で活躍していた人が商業誌で活躍するようになるというのはマンガ・ゲーム業界にはよくある話で、出版社の人が会場内を見て回って、有望そうな人に声をかけるという事が、技術書でも起こっているということのようです。

会場内で実際に売れ行きが良ければ商品化する好材料になるというのはもちろんあるでしょうが、そもそもこういうイベントに物を出している時点で「〆切を設定して」「それに間に合うように」「情報を整理してパッケージ化して」同人誌として世に出すという事ができている訳で、ネットでブログに断片的な情報を書き散らかしているだけの人に比べれば、商業出版物の原稿を書くという仕事にちゃんと取り組んでくれそうだと期待できるのではないかと思います。

著者と読者が対面で話せる機会として

最後に、これは同人誌即売会一般の話ですが、対面での頒布は「読者の方と直接触れ合える」という事が最大の特長でしょう。

先のまとめで「ネットでええやん」という感じのコメントをいくつか見かけましたが、VRでないただのインターネットモールを想定しているのであれば、それは「欲しい物を事前に決めて、買いに行って、買う」という事以上の意義をイベントに対して見出していないという事なのではないかと思います。同人イベントには、会場で作者に直接感想やお礼を言いに行く人もいれば、会場で読者が喜び興奮している様子を見たくて出展する人もいます。

自分の場合は、Webでない紙媒体で連載をやっていて、読者層がWebでアクティブな人達の層とは微妙に違うらしいという日経Linux誌での連載であることから、いつもはあまり「読者の方々に実際読まれている」という実感を持てずにいます。そのため、目の前にいる方に「持ってる」とか「読んでる」とか言って頂けるのは素直に嬉しかったです。普段なかなか認識できない「読者の実在」を意識することができて、励みになるのは間違いないです。

あと、対読者というのとはちょっとズレますが、ご同業の方と話せる機会としても自分にとっては有意義でした。技術書典2ではお隣のスペースがマンガで分かるWebデザイン/マンガでわかるGitの湊川さんのスペースだったため、イベント中やイベント終了後の合同打ち上げでこの仕事の事やそれ以外の事など色々話せたのがとても嬉しかったです。

DevBooks 2017について

そういえば個別にレポートを書いていなかったので、DevBooksの事についてもここに書き留めておこうと思います。

恐らく技術書典の成功を受けてだと思いますが、今年はDevelopers Summit 2017の会場内の1室に小規模な同人誌即売スペースが設けられていました。商業出版物の頒布は不可というレギュレーションだったので、直前のコミティア119での在庫放出と技術書典2向けの頒布物のプレお目見えだけできればいいかと思って参加してみました。

で、参加してみた感想なのですが、とにかく精神的にキツかったです。

というのも、通常の同人イベントだと全時間を通じて人の流れがありますが、DevBooksはデブサミの1コーナーという性質上、セッションとセッションの合間にどっと人が来るもののそれ以外の時間はガラッガラで、もう暇で暇でしょうがなかったです。一人での参加だったので、誰かに店番を任せてセッションを見に行くという事もできませんでしたし……

あと、「シス管系女子」というコンテンツとイベントの来場者層がマッチしていなかったようだという事も感じました。デブサミはどちらかというと流行りの技術に強い関心のある方が多いようで、DevOpsとかと真逆の方向を向いている「シス管系女子」は訴求力が無いのでしょう……多分。

ということで、もし2回目以降があるとしたらですが、「元々デブサミのセッションに興味があって」「技術同人もやっている」「当日は店番の手伝いをしてくれる人がいる」という条件を満たせる方が、会場内での荷物置き場確保も兼ねて参加するのが良いのではないかと思います。

まとめ

まあ何というかタラタラ書いてきましたが、オフラインのイベントはやっぱ良いですよ。オンラインでオンデマンドでいつでも欲しい情報が手に入る、どころか、欲しくない情報まで洪水のように押し寄せてくるのが当たり前の今だから、身体感覚を伴うライブな体験の価値がより際立つ。などという言い方も実に月並みですが、その月並みな体験をした上で「やっぱり月並みだね」と言うのと、体験しない状態で想像で物を言うのとでは違うと思いますので、未体験の人は体験してみて欲しいです。直近では4月29日に幕張メッセで「超技術書典」というのが開催されるので、まずはここから。

続き:技術書典3のご報告

1981忘年会に混ざってきたよ - Dec 13, 2009

1981年生忘年会#3に混ざってきました。1983の方によく参加させてもらってたけど、1981の方には行ったことがなかったので、せっかくだから申し込んでみた。

集合場所に着いたら案外人が少なくて「おや?」と思ってたら、既に1次隊が出発済みだったらしい。そこで挨拶した方がクックパッドの方で、先日のFirefox Developers Conferencesにも来られててありがとうございますみたいな話をした(1次会でも同じテーブルに座った)。

  • 1次会、坐・和民で100人オーバーだった。
  • クックパッドにも弊社代表と同姓同名な「すとうこうへい」さんがいると聞いた。なんという偶然……!
  • 店から全員に一人あたり1500円分のお食事券が配られました。ただし500円分を3枚でランチタイム使用不可、1回の利用は1人1枚までなので、使う機会がなさそうで困っています。
  • 僕の座ったテーブルは初参加の人ばかりでしかも1981生まれの人がほとんどいなかった。空気読んでなさ過ぎですね!!!
  • iPhoneの事とかAndroidの事とか上級SEはエンジニアと言えるのかどうかとか色々話した気がするけどよく覚えてません。
  • 2次会の店をamachangが探しに行くというので僕も同行した。人数が多くなりそうだったので見つからないだろうなあと思ってたけど、同じビルの地下の店であっさり決まってよかった。
  • 戻ってきた頃にはもう鍋がおじやになっていた……飲み物のラストオーダーも過ぎてた。
  • iGirlの人とは1回絡んでおかねばなあと思っていたのでここぞとばかりに挨拶させてもらった。asami81さんもこの辺のことは覚えていらっしゃった。
  • 最近よく顔を合わせるdent-de-lionさんとここでも再会した。何このヒット率。

2次会の店は、最初に用意してもらったスペースに全員おさまりきらなかったので別の部屋に主に幹事の人達が溢れる形になっていた。何故か僕もそこに混ざっていた。

  • 70人くらい残ったそうだ。
  • kiyoheroさんに、はてなハイク2に招待してもらった。つっつかれるとぶるぶる震える仕組みはcho45さんが作ってるとな。つっつかれるとぶるぶる震える仕組みはcho45さんじゃない別の人が作ったそうです。
  • あとはてなブックマークブックマーク(ノベルティグッズのしおり)を沢山もらった。
  • amachangの上着のボタンが取れたのをasami81さんが縫うのに僕のソーイングセットをお貸ししました。「なんでこんなん持ってるねん」と全員からツッコまれました。独り暮らしなら持ってて変じゃないですよね……?!
  • ドワンゴの中の人曰く、糸柳さんはあれで案外常識人で「これ以上やったらヤバイ」という線をちゃんと分かってやってるとのことなんだけど、Web上での彼を見てるとなかなかそうは思えないのが不思議です。
  • それ以外に何を話していたのか全然覚えていません。

3次会(徹夜)はまた最初の店に戻る……はずだったんだけど、2次会の店の店長?がよきに計らってくださいまして、2次会の店に併設の別の店を貸し切り状態で使うことになりました。

  • 残ったのは20~30人くらい?
  • amachangは最近Jython(Python on Java)を書いてるそうで。
    • Java書きづれー!!という魂の叫び。
    • yukobaさん「素のJava言語は今となってはアセンブラみたいなもんで、高速化のためにしか触らないよね」
    • Java書くんだったらeclipseかその元になったIDEは必須でしょという。4~5年ずっとJavaやるのなら1ヶ月かけてでもIDEに慣れておいた方が絶対に生産性が高い。→amachang「1ヶ月だけJavaをやらなきゃいけないんだけど……」→yukoba「それは……諦めるしかないね」
  • 西尾さんは今やCGアーティスト→amachang「4次元ってどうなってるの!!」というところから話が膨らんで、空間の歪みがどうとか相対性理論がどうとか原爆の仕組みがどうとか量子論がどうとか対消滅がどうとか量子コンピュータがどうとかそういう話になった。他のテーブルはオナニーがどうとかそいう話で盛り上がっていたのにここだけ何だか空気が違うよ……!!
    • yukobaさんは一時期量子コンピュータに凝っておられたそうで、量子コンピュータとは一体どういう物なのか? 何がすごいのか? 何ができないのか? といったことを色々教えてもらった。
    • 途中から話に加わって下さった方が物理を大学で専門にやってたそうで、その人も色々教えてくれた。
    • 古典的なコンピュータの上で量子コンピュータをエミュレーションする仕組みは既にあるそうで、それを使って量子コンピュータ用のプログラムをかけるんだとか。
      • evalに相当する関数の名前がmeasure(観測)というそうだ。何故なら量子コンピュータでは観測=演算だから。
    • 今の量子コンピュータは足し算引き算はできるけど、内積を求めるアルゴリズムが確立されていないそうだ。ものすごい大きな桁の足し算引き算因数分解等が1クロックでできることが量子コンピュータの最大の利点なのに、かけ算ができないんじゃ意味ないよねー。とのこと。
    • 今のCPUの進歩はもう限界が見えてる。1回目の限界はクロック数の頭打ちで、昔は5GHzとか10GHzとかいくと思われてたのに結局物理的現象の限界に阻まれて4GHz前後で止まってしまった。次の限界は微細加工の物理的限界で、トンネル効果で電子が吹っ飛んでしまうようなサイズにまで至ってしまうともうそこでおしまいなのだという。つまりあと10年くらいでCPUの進歩は完全に止まってしまうという。(マルチコアとかは、1つ1つのCPUの性能が上がらなくなったから2個4個まとめて突っ込んじまえという力業でしかない。技術が根本的に進歩したわけではない。)
    • それを解決するのが量子コンピュータだ、と期待されてたんだけどそっちも何だか最初の数年でだいたいの研究が出尽くして今ではほとんど進歩がみられないとか……
    • 代わって脚光を浴びてるのが、電子の流れではなく光を媒体として使う光コンピュータという分野なのだそうで。
  • 量子論の話に入る前は、3Dプリンタの話になってた。
    • (マンデルブロー集合とかそういう系のCGの)CGアーティストにとって、3Dプリンタがあるともっと面白いことができるんじゃないか? とか。
      • 実際、鎖のような構造を継ぎ目無しに作れるのは今の所3Dプリンタくらいのもんだ、とか。
    • 3Dプリンタには、石膏を積層して固めるタイプと、光で固まる樹脂を積層するタイプがある(あとこの場では出さなかったけど、樹脂ブロックからの削り出しタイプもある)。
    • amachang「ゲームのキャラをそのまま出力したら面白いんじゃね?」→僕「それもう既にあるよ」
      • というか模型業界では今や、CADからラピッドプロト出力というのが当たり前ですよね。
      • コトブキヤのバーチャロンシリーズのプラモなんて、ゲームのハイエンドCGをそのまま立体出力して、プラモにするためにそこからさらに加工するというステップで作られてる。
      • フィギュアのねんどろいどにもCAD設計の物がある
  • amachangとyukobaさんが抜けた後、物理をやってた人と「こういう話もとても面白かったけど、もっとどーでもいい話もしたかった(笑)」という感じの事を話して、関西地元の深夜番組の話で盛り上がりました。
    • 「おとなのえほん」は当時の男子中学生にはたまらなかった!!とか。
    • 「アニメ大好き」はよいアニオタ養成番組であった、とか。

そんな感じでダラダラしてるうちに朝が来て、忘年会は終了しました。

  • 会計の時、全然食べてないテーブルと食べまくってたテーブルとがあったために、amachangを大いに悩ませてしまった。全員で均等割にしたら怒る人出そう……と。
    • 実際僕は均等割にどちらかというと反対だったので、余計に悩ませてしまった。
  • 2次会で帰られた方の中に、デスマーチの作者の人がいたんだって……後から知った。

幹事じゃなかったのに2次会以降は幹事を務めて下さって、最後まで頭を悩ませてしまって、ありがとうございます&すみませんでした。amachang 改めて、彼はとてもいい人だなと思った。人に好かれる人、人が集まってくる人というのはこういう人を言うのだろう、と素直に思える。好奇心旺盛でまっすぐで、嫌味な所がなくて。自分が女だったら間違いなく惚れるね!!! そのくらいに彼のことがますます好きになった、そんな忘年会でした。

銀座アップルストアのCSS Niteに行ってきた - Oct 30, 2009

こたせんせがHTML5の話をされると聞いて、全然追いかけてないからそろそろ情報仕入れとかなきゃなーと思って、お説教を聴きに行って参りました。

どちらかというとAPIの面に期待してたので、そっちは話さないよと冒頭でバッサリ切られちゃってとても残念でした……

聞いた中で「ほう」と思ったのはこの辺。

  • 昔のW3Cは、仕様が勧告されてから実装しろよ! 勧告になるまで実装すんなよ! というスタンスだったらしいけど、CSS2.1とかその辺の頃から方針が変わって、実装が出揃わないと勧告にしないよ! というスタンスになったらしい。(だからHTML5が勧告になるのはまだまだずっと先)
  • section, article, aside, nav あたりは、セクション系要素ということで、派生クラスとか同じインターフェースを備えたモジュールとか、そういう風な扱いなのだそうだ。アウトライン解析の時にはこれらを同一視してアウトラインを生成するのだと。
  • HTML5はHTML4ともXHTML(1.0?)とも互換性を保つよう配慮されてる。
  • navとかそういう語彙が出てきてる時点で、なんだよHTML3.2時代に逆戻りかよと思ってたけど、そういうベンダの思いつきのオレオレ拡張ではなくて、今世に溢れてるHTML文書の<div class="section">とかの用例を見て、その中でよく使われている物を逆に仕様に取り込んだような形だ、ということらしい。

質問タイムがなかったけど、あったら訊いてみたかったこと。

  • 「誰も使ってないし」という理由でMozillaはせっかく実装していたMNGやSOAPをドロップしたけど、こういう事についてどう思いますか。
  • 互換性を大事にといっても、videoのコーデックは結局実装依存なんですよね?(Ogg Theora派とH.264派……まぁ資本力っていうかブランド力っていうか、iPhoneやGoogle Chromeで使えるならってことでH.264の方が主流になるんでしょうけどね)
  • 仕様が固まる前の段階の実装が普及してしまった場合どうなるんですか。CSS2.1でrect()の仕様が変わったように、仕様の方をデファクトスタンダードに合わせて書き換えるというのが今後は基本になるんでしょうか。

会場に入って後ろで立って話聞いてたんだけど、前に立ってる人がしきりに「ふんふん」「うんうん」と頷いて、熱心にメモを取っているのを見て、ちょっとなごんだ。

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哀さんの初舞台「飯縄おろし」を観劇してスタンディングオベーション以下略するスレ - Oct 05, 2009

伝説の黒歴史ドキッ! 丸ごとウェブ!! ブラウザだらけの討論大会 ~Chatでユーザのポロリもあるよ~をプロデュースした哀さんは最近演劇に凝っておられるようなのですが、その哀さんがプロの劇団で客演するそうで、見に来るようにというサクラ電波を受信しました。

演劇というと、高校時代に漫研の隣が演劇部で、演劇部の友人からかなりカオスな世界であると聞かされていた(いかにワケの分からないことをするかを競うとかなんとか……)ため、苦手意識があったんですよね。でも食わず嫌いみたいなんですよねよく考えたら。

  • ミュージカルは小学校だか中学校だかの頃に、情操教育の一環か何かで劇団四季に学年全体で招待されて(?)見たことがあって、エンターテインメントとして面白かったので、嫌いではない。マンマ・ミーア!も面白かった。
  • オペラはセリフが全部歌でしかも歌詞が全部英語だかフランス語だかなので全然ついていけなかった。

という感じでミュージカルとオペラは見たことあるけど普通の舞台演劇は意外にも未体験だったようです。なので、いい機会かと思って行ってみることにしました。

哀さん曰く、演じるために5回ほどDVD見て毎回泣いたそうなので、(高校の頃に聞いたカオスな情報とは異なって)普通にお話として楽しめるものなのだと推測しています。以下IRCのログより抜粋。

21:30 (i_Phone) ケータイが無いころの長野県高校三年生が
21:30 (i_Phone) 大雪で学校に閉じ込められて
21:31 (i_Phone) 自分の未来も見えなくて
21:31 (Piro) 一人また一人と消えていく「ケッ、俺は殺人鬼なんかと一緒にいられねえぜ! 部屋に帰らせてもらうぜ!」
21:31 (i_Phone) とりあえず学校の出し物のお芝居、頑張ってやろうよ
21:31 (i_Phone) ちげえw

ということで、このエントリを見た人で7日がヒマな人は一緒に見に行ってみませんか。という宣伝なのでした。

ちなみにその翌日の11月8日はFirefox Developers Conferenceが開催される予定です。僕もなんか話すと思うのでよかったら見に来て下さい。

GARDEN PARTY お茶会 2009 Autumn - Sep 28, 2009

新宿マルイワン主催?のお茶会イベントが27日にマルイ本館屋上の庭園で開催されてまして、hknさんが2枚チケットを貰ったけど一緒に行く人のアテがなかったということで、ついて行ってみました。

イベントの中身としてはロリィタなブランドのファッションショーがメインと事前に告知されてたそうなので、そこに僕が混ざり込んでも大丈夫なのか?!と大変不安だったため、事前にパンク系ブランドの服(Sixh. ふわふわもさもさパーカ CMD4-Z808 BK-GY/M)をhknさんに見立ててもらいました。でもあとで分かりましたがフツーの服の人もちらほらいたので、そこまで気張らなくてもよかったようです。まあ買っちゃった以上は今後も着ますけど。先日の1983の飲み会でも着ました。

  • 11時頃にマルイ前に着いた時点で、既に結構な人数のロリィタさんがいました。列待機でもしてるのか?と思ったら、単に一緒に行く予定の友達との待ち合わせとかそういうのだったようです。
  • ロリィタさん大集合の図に驚いてか、白人旅行者っぽい人達が写真を撮ってた気がします。
  • 僕がそこで待ってる間にも参加者らしきロリィタさんがだんだん集まってきてたんですが、彼女が比較的ライトなロリィタ・彼氏が普通の服装(ロリィタでもパンクでもない、フツーの。本当にフツーの。)という組み合わせの参加者らしきカップルがやってきた時に、その様子を見てちょっと戸惑ってたように見えたのがワロけました。
  • hknさんはハーフウィッグに帽子をかぶって登場。読者モデルの深澤翠さんが来る、ということでアイメイクは本人曰く「100%中の100%」だそうです。恋する乙女はすごいですね。

で、入場。

  • 屋上庭園でお茶会てどんなんだと思ったら、芝生の上にシートが敷かれてその上にイスがステージに向けて沢山並べられてて(あと通路沿いにも丸イスが沢山並べられてた)、様相としてはほんとにファッションショーがメインなんだなというのがよく分かる感じでした。
  • こういうイベントは初の開催らしくて、オペレーションが微妙に手慣れてない感が漂っていたような気がします。客席から見て左の方を指して「(ステージから見て)右手の方に……」とアナウンスしてたりとか。
  • 軽食が出てました。小さなサンドイッチ2個とお菓子1個(組み合わせにはバリエーションがあったみたい)の組み合わせで、サンドイッチのうち1個が思いがけずカレー味で、ナマステ・インディア2009(代々木公園で開催されてたインドフェス)に行った翌日にまたカレーかよ!と自分でツッコんでしまいました。
  • モデルさんが通路の所を歩いて庭園をぐるっと1周してましたが、通路沿いの席にいると間近で見れて圧巻でした。皆さんかわいかったです。
  • ファッションショーはAngelic PrettyBABY,THE STARS SHINE BRIGHTmetamorphose temps de filleの3ブランドで、それぞれブランドごとにモデルさん5人が順番に出てきて最後に全員でまた1周する、という感じでやってました(読者モデルの深澤翠さんAMOさん、ルナさんの3人と、各ブランドのショップ店員さん2名という組み合わせ)。翠さんのブログに一部の衣装の写真があります
  • APの時、翠さんがhknさんに手を振ってました。いつも綺麗な写真を撮ってくれる某方と記憶されてるようです。
  • BABYの時、最後の「全員で1周」の時に最後にもう一人増えてて「なんだこれ」と思ってたらゲストライブのKaya様でした。「誰か混ざったのか? ハプニング?」とか思ってすみませんでした。
  • 記念に一緒にKERAスナップをとhknさんが言ってくれてましたが、Kaya様ライブが終わった段階でスナップの受け付けが終了してしまって、撮れずじまいでした。大変無念です。
  • 結構気合い入った女装子じょそこの人がいてびびりました。確認できただけでも最低2人はいたようですね。
  • 会場をざっと見て、改めて「うん、hknさんはかわいい」と思いました。(←超失礼)
  • おみやげにお菓子を貰いました。帰宅後に食べました。おいしかったです。(速攻で食べたので写真無し)
  • イベントのアンケートに回答して、デコリョーシカ学習帳をもらいました。どう使えばいいんですかこんなの。
  • 読者モデルの人とのスナップ撮影みたいなプログラムがなかったことをhknさんが残念がっていました。

ロリィタのことはよく分かりませんが、かわいい衣装(読者モデルの人もめちゃめちゃかわいかった)を沢山見れて面白かったです。写真はhknさんのレポートに期待ということで。→hknさんのレポ

恋活遊園地に行ってきた。 - Sep 14, 2009

彼女と東京ドームシティに行ってきた。遊んだレポ。

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カレー臭漂う顔の黄色いおっさんであるところのPiroの加齢をインドカレー屋で呪う会 - Jul 16, 2009

hknさんjune29さんに倣って僕もセルフプロデュースな誕生日会を開くことにしました。でも僕なんかがまともに誕生日パーティーなんてものをやるとおもっきし白けることうけあいなので、ネタに走ることにしました。行きつけのインドカレー屋で加齢お呪い会です。

諸事情で、開催は誕生日当日じゃなくて25日の夜にしました。現在ATNDで参加受付中です。要するにただのカレーオフなので、わざわざこの暑い季節に鼻から汗垂らしながらカレー食べてもいいよという人はどうぞお越し下さい。

Mozilla Party JP 10.0 - Jun 01, 2009

Mozilla Party JP 10.0のライトニングトークでの発表資料「UxUを使った自動テストで安心アドオン開発」を公開しました。何度か練習してなんとか5分以内に収まるように直前まで削ってましたが、結局早口でまくし立てるばかりの通訳泣かせな発表になってしまいました。

  • 台湾のコミュニティの話が興味深かった。頻繁に集まってるとか、Mozillaに限らずクリエイティブコモンズとかそういう方面からの関心でも人を集めているとか。あと兵役で抜けなきゃいけない人が多いのがマジ辛いと言ってたのも覚えている。
  • gyuqueさんの発表が大変面白かった。
  • 瀧田さんと吉岡さんの対談で「電子レンジがネットに繋がっても嬉しくない」という風な話が出ていたけれども、今日野菜炒めを作ってて思ったけどレシピの掲示場所としては実に適しているという気がした。扉を開け閉めする都合上、電子レンジの前は必ず空いてるから、ディスプレイが見えなくなるということは絶対にないし。
  • 担当通訳の人が滝川クリステル似の美人で、話してる時の相槌が「あーはぁ?(英語な人がよくやるあれ)」で、しかし名乗った苗字は日本人だった。
  • hknさんのドラ娘が眼福だった。

宴会で、おそらくAir Mozillaあたりで使うであろうメッセージビデオの撮影に呼び出された。当たり障りのない無難なことを喋った(自粛してそうしたわけではなくそれくらいしか言うことがなかった)ので採用されない可能性は高いと思う。

  • 慶応の一色教授(W3Cの中の人)と話した時に、「どんなアドオン作ってるの?」という話からXHTMLルビサポートのことを話して、CSSの縦書きとかルビとかの話になった。
    • 曰く、あの辺の仕様は印刷業界のプロの人達が本気で議論して作ってる感じで、InDesignとかそういう特定のツールに依存しないで印刷品質の物を作れるようにということを真面目に考えてるそうだ。
    • 「でも実際できるようになっても使う人どれくらいいるんだろう?」と言われたので、Geckoを縦書きに対応させようとしてるryoqun氏とチャットで少し話した時にも言った「同人小説の界隈だと需要あると思いますよ、竜破斬でドラグスレイブとか」(例が古い)という話をしたらウケたようだった。

その後残りのメンバーの一部とカラオケに行き、終電の時間で仕切り直して徹夜カラオケして、帰ってきて寝て起きたら19時だった。親に電話した(荷物が届いたことを連絡しようと思った)ら「声がおかしいぞ」と言われた。

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