Sep 23, 2005

非モテスパイラル

明治セックル維新 新政府御性文帖キモい男 - kmizusawaの日記【百傑】はてなダイアリー総合【こんどーっ☆】童貞にモテる方法を見て思ったことの言語化。

デフレスパイラルとは、「物が売れない→値下げする→帳尻を合わせるために給料下げる・首を切る→みんな貧乏になる→物が売れなくなる→……」という感じの悪循環で物価がどんどん下がっていく事を言う。

非モテ現象もそれとよく似ている。「誰からも愛されない→恋愛経験を積めない・愛される経験を積めない→切実に愛を欲して焦る→キモイ行動に出てしまう→他人から避けられる→経験を積むことなく失敗→誰からも愛されない……」という負のスパイラルだ。

ある時点でモテないこと(デフレスパイラルで言うなら、物価の安さ)というのは、この負のスパイラルにおいては表出した一現象でしかない。問題の本質は、連続的にモテなさが増大している所、モテ度の低下が止まらないという所(デフレスパイラルで言うなら、物価が下がり続けているという状況そのもの)にある。この問題において「滑り台」とは「恋愛という価値観」だと僕は思う。

滑り台に乗っていることが大前提となっていて、その前提を崩すことができないと思いこんでいる、そもそも、滑り台に乗っていることが「特別に自然とは言えない状態」だと気付いていない、日本語で言えば、恋愛至上主義が骨の髄まで染み込んでいてそれ以外の価値観を受け入れられないから、「滑り台を登ること」以外に頭が回らない。身の回りに起こること全てを「滑り台を登ること」に関連付けて考えてしまう。例えばちょっとしたスキンシップがあっただけで、「これを手がかりに登れるんじゃないか?」と考えてしまう。だから、いつまで経っても本当の解決に辿り着けない。

本当の解決を望むなら、この「滑り落ちているという状況」そのものから脱しなくてはならない。そうして初めて、登り始めることができる。滑り台に乗ったまま登ることはできない。滑り台から降りることが、その特効薬なのだ。それは日本語で言えば、価値観を転換するということになる。

自己愛が強く、変化を恐れる心が人一倍強い非モテには、これが非常に難しい。しかし、何か動かずにはいられない。だから、解決のために動くよりも楽で易しい、非モテとして凝り固まる道を選ぶ。解決のために動きたいのに、動けないから、その永遠に満たされない要望からのストレスが原動力となって、より一層、頑なになる。

……という仮説。

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