Nov 30, 2005

幼稚な結婚観

わが子の結婚 - 檜山正幸のキマイラ飼育記とか、友人の「結婚バトン」への回答とかを見て。

幼稚園児とかそのくらいの歳の子だと、ちょっと好意を持った異性の相手について、すぐ「○○ちゃんと結婚するんだー!」とか口走るものだと思う。その子に悪気はないんだな。ただ自分の事しか見えていなくて、相手の気持ちや、自分を取り巻く状況といったものが判断材料として組み入れられていない、ただそれだけのこと。

ンで、ふと思ったけど。キモヲタとか喪男とか呼ばれるようなタイプの人が何かの間違いで異性の好意に少しでも触れたら、すぐ「結婚!」と舞い上がってしまうという例(みんながみんなそうなのではなく、そういう人もいるということで)。これも、別に人格障害とかキモイとか一言で断じてしまわなくてはならないような病理などでは決してなく、むしろ致し方ないものなのではないかと思った。

何故なら彼らはそれまで異性と触れ合う機会が全くなかったのだから、色恋沙汰に関しては幼稚園児未満と言ってもよい。幼稚園児ですら好みの異性に対して「○○ちゃんと結(以下略)」のようなセリフを吐くほど恋愛のスタートラインが低年齢化したこの時代に、彼らはスタートラインにすら立っていなかった。彼が今スタートラインに立てば、幼稚園児の時点で既にスタートラインに立っていた人と同じ事を考えても何らおかしくない。

それは「子供の恋愛観」の芽生え。そのプロセスを経ずして一足飛びに「大人の恋愛観」に達することなどできないのではないか? 彼らに対して「年相応の恋愛観を最初から持っていろ」と命じることこそがおかしいのではないか? 放っておいても時間とともに進んでゆく肉体・精神年齢と、恋愛体験を通じてしか進み得ない恋愛観の成長度合とは一致しないのが当り前なのではないのか? 恋愛観の成長度合が低いからといって、それは本人の責任と言えるのか?

……「何こいつ必死に自己弁護してるよプギャーッ」という感想を持たれた方は、正解です。(ぉぃ)

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