Dec 10, 2005

文系理系無系

よく、「自分は理系じゃないから」とか「自分は文系ですから」とかいうセリフを見かける。文脈にもよるけど、たいていの場合、「論理的思考をするのは理系」「文系は理系より頭が悪い」というニュアンスで使われているような気がする。

益田ラヂヲ氏が「自分は無系だ」とか「物語性の不在こそが非モテ」とかおっしゃってたけど、少なくとも学の無さについて言えば、僕はまるっきり無系だ。

高校では何をトチ狂ったのか理系コースを選択し、卒業までついぞ赤点の領域から抜け出すことができず、自分に理系的センス――数式を解くことや物理法則に美を見出すことの素養の無さを痛感した。このことからも、「理系」でないことは明白だ。

工学系の大学を出たとは言っても、学科はメディア系で、入試には数学の試験が無く、卒論だって「卒業制作」という形で選択制(卒論・卒業制作をしなくても卒業できる)、選択した上で出てくる制作物もおよそ大学のレベルとは思えない、そんなとこを出たにすぎない。

だから、理系の論理的思考も、文系の文学的知識も哲学的思考も、僕には全くない。あるのはせいぜい雑学程度のものだ。

僕のことを理系とかなんとか云う人は、その目で一体何を見てるんでしょうね。

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