Dec 16, 2008
Mozilla Add-onsのメリットデメリット
アドオン作者にとって、Mozilla Add-onsにアドオンを登録することには以下のようなメリットがある。
- アドオンの配布ページを簡単に国際化できる(翻訳は誰かがしないといけないけど、ページの方はシステムで用意してくれて、ユーザの言語に合わせて適切な物が自動選択される)。
- 統計情報を利用できる(日々のダウンロード数、アクティブユーザ数など)。
- セキュアな方法で公開できる。ユーザは、第三者によって改竄されていないことを保証された状態で安心してアドオンをインストールできる。
- 過去のバージョンの更新履歴とインストールパッケージを自動で残してくれる。ユーザが「古いバージョンに戻したい」と思った時にいつでも好きなバージョンを入れられる。
- レビューを付けたりランキングを付けたりといった機能。
- アドオンのポータル、ということになっているので、利用者増が見込める(利用者は基本的に世界規模)。
ただし、場合によっては「べつにAMOじゃなくてもいいじゃん」と言える事もある。例えば日本語圏のユーザに特化したアドオン、はてなのサービス専用のアドオンなどであれば、AMOにおける国際化や「グローバルを相手にアピールできるぜ」関係の機能のメリットはあまり意味がない。統計情報やセキュアな公開方法・更新方法(=SSL)、過去のバージョンの保存などを自前でできていて、ランキングやレビューも特にいらないということだったら、AMOに登録するメリットはほとんど無いということにもなるだろう。
それどころか、逆に、一般公開されるまでに審査待ちのタイムラグが生じるとか、そもそも一般公開されるために必要なレビューが集まらなかったりエディタの人に公開を承認してもらえなかったりすらする(今アクティブに活動してる人で日本語圏の人はいない状態だと以前聞いた)、そんな感じでデメリットの方が大きくなってしまうとも言える。
要は適材適所ということですね。
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