Nov 24, 2009
ツリー型タブから「選択範囲のリンクをタブで開く」機能を削除します
※今(2009年11月24日03:22)見たらリンク先エントリおよびWikiのページからTree Style Tabの項目が消されていた。このエントリおよびリンク先のコメントを見た人にはさっぱり意味不明でワケが分からないと思うので説明しておくと、リンク先のページにはどちらもタブ系のAll-in-One型アドオンが列挙されていて、初出時はその中にツリー型タブ(Tree Style Tab)もあったのです。
多機能オールインワンを否定して、タブをツリー表示するという事に特化した単機能のアドオンとして作ってきたつもりなのに、こういう所で俎上に載せられることが非常に心外且つショックで、でも実態からそう見られてしまう部分があるのは事実なので、悲しい思いをした。
ツリー型タブにあるツリーと関係ない機能は、開発当時にその機能だけを提供する単機能アドオンを見つけられなかったからだったり、あるいは、ツリーとの緊密な連携を考慮しないと上手く働かなさそうだったりという理由からやむなく加えた物なので、外せるものならどんどん外していきたいというのが僕の正直な考えです。
で、今日探してみたら選択範囲のリンクをタブで開く機能に特化したアドオン「Selection Links」(紹介記事)を見つけて、このアドオンによってツリー型タブの持つ機能は完全に代替できる(実際にはTSTはリファラを渡すけどこのアドオンはリファラを渡さない等の違いがあるんだけどそこは気にしない)事が分かったので、当該機能をツリー型タブの次のバージョンから廃止することにしました。
あとついでに「新しいタブを開く」ボタンの表示・非表示を制御するオプションも廃止します。これはuserChrome.cssに以下のように書けば簡単に代替できるので。
.tabs-newtab-button {
display: none !important;
}
追記。意に反する紹介のされ方をした僕がキレて当てつけのために機能の削除を決意した、という風に解釈されるぜと忠告を受けたのでここにも明記しておきますが、今回の決定はそーいう下らない目的のためでは決してないです。機能の削除は「ユーザを困らせるため」ではなく、「何のためのアドオンなのかというコンセプトをはっきりさせることによってユーザ体験を向上するため(あと、コードを減らしてメンテナンス性を高めるため)」という、前向きな理由に基づいています。
確かに事実として関係ない機能まで取り込んで肥大化してしまっている場合はありますが、今回言及した表のようにそれを気付かせてくれる存在に出会えば、肥大化した部分はちゃんと切り捨てて本来あるべき姿に戻したい、と思っています。これは昨日今日で決めたようなことではなく、ツリー型タブ(およびその他の「TBE代替」のためのアドオン)を開発した当初からの方針です。
その辺の話に触れた過去のエントリがいくつかありますので、併せてご覧頂ければ幸いです。
- 「個々のアドオンは単機能にしよう」は「複数のアドオンを簡単に一発で入れられる」と表裏一体だ
- 設定を簡単に変更できるようにすること、を必ずしも重視しませんよという話
- 他のアドオンと衝突しないように心がけたいし、心がけて欲しい
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