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ツリー型タブ 0.8.2009073101/02で、「このツリーをブックマーク」や「すべてタブをブックマーク」した時に、ツリーの構造を含めてブックマークを保存するようにしてみた。だいぶ前から要望を受けてて、「確かにそうするべきだよなあ」とは思ってたんだけど、どうやって実現すればいいかで悩んでた。でもFirefox 2のサポートを切ったことによって、API経由でPlacesデータベースに色んな情報を簡単に保存できるようになったので、思い切って実装してみた。
他のアドオンからもこの機能を使えるように、APIを用意してある。複数のタブからブックマークを作成する場合、以下のように、PlacesUIUtils.showMinimalAddMultiBookmarkUI()
でブックマークの追加を行う前後にツリー型タブのAPIを呼んでやると、タブのツリー構造がブックマークに保存される。
var tabs = Array.slice(gBrowser.mTabContainer.childNodes);
var isTSTBookmarksTreeStructureAvailable = (
'TreeStyleTabBookmarksService' in window &&
'beginAddBookmarksFromTabs' in TreeStyleTabBookmarksService &&
'endAddBookmarksFromTabs' in TreeStyleTabBookmarksService
);
if (isTSTBookmarksTreeStructureAvailable)
TreeStyleTabBookmarksService.beginAddBookmarksFromTabs(tabs);
try {
PlacesUIUtils.showMinimalAddMultiBookmarkUI(tabs.map(function(aTab) { return aTab.linkedBrowser.currentURI; }));
}
catch(e) {
}
if (isTSTBookmarksTreeStructureAvailable)
TreeStyleTabBookmarksService.endAddBookmarksFromTabs();
このAPIはマルチプルタブハンドラでもさっそく使ってる。
やってることはどういう事かというと……
TreeStyleTabBookmarksService.beginAddBookmarksFromTabs()
の方では、ブックマークされる予定のタブのツリー構造をシリアライズして内部に保持した上で、ブックマークの監視を開始する。PlacesUIUtils.showMinimalAddMultiBookmarkUI()
で複数のブックマーク項目が新たに作成される。この時、TreeStyleTabBookmarksService
はブックマークの追加を監視していて、新しく作られたブックマークのIDを内部に保持する。TreeStyleTabBookmarksService.endAddBookmarksFromTabs()
の中で、追加されたブックマークと元になったタブとを対応させ、ツリー構造の情報(親のタブにあたるブックマーク項目はどれか、という情報)を、ブックマークのアノテーションとして保存する。この時、タブの数と作られたブックマークの数とが一致しない場合(ブックマークの追加がキャンセルされたとか、未知の機能によってタブと関係ないブックマークが同時に作成されたとか)は想定外のエラーということで、何もせず終了する。とりあえず一番簡単なやり方で実装してみたので、保存した後のブックマークの順番や親子関係をいじくり回すとちょっと変なことになる。一応、そんなに大きな問題は起こらないで見た目上は何となく自然な形に収まるように、と工夫はしてみたんだけど……どうだろう。
保存された「どのタブが親か?」という情報は、ブックマークのプロパティから編集できるようにしてある。親を付け替えられるようにしてみたけど、横着してるのでちょっと制限が厳しい。そのうち、親を付け替えたらそれに応じてブックマーク項目自体の親フォルダ内での位置も自動的に入れ替えるようにでもしてみようかなー。
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2009-07-31_bookmark.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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