(ブラウザ市場におけるFirefoxの)シェアについてを見て。
日本ではブラウザという市場自体が消え去っている
、というのは結構当たってると思う。ただしその場合の「ブラウザ」というのは「標準的な機能のみを備えた、初心者がまず使うブラウザ」、「ライトユーザ向けのブラウザ」という意味になるのではないかと思う。ジャンキー向けの多機能ブラウザは、OperaやSleipnirやLunascapeをはじめとして百花繚乱だし。
つまり「ヘビーユーザのためのブラウザ」市場だけが残っている。だからこそ、日本においてFirefoxはこれら多機能ブラウザのライバルとして扱われ、「標準では低機能で、拡張しようとしても面倒くさくてたまらない、まるで使えないソフト」という風な評価をことさら受けやすくなってしまっているのではないだろうか。
これをガノタ風に表現させてもらうなら、FirefoxはF90みたいなものなんじゃないだろうか。
基本性能のことをさておけば、GP03(メガ・ビーム砲、マイクロミサイル、爆導索、Iフィールド、などなど)やΖΖ(ハイメガキャノン、ミサイル、メガビームライフル、メガビームサーベル、などなど)やEx-S(インコム、リフレクターインコム×2、ビームスマートガン、などなど)やν(フィンファンネル)やΞ(ファンネルミサイル)やなんかのバケモノみたいな装備てんこ盛りの機体の中に放り込まれたら、ミッションパックのないF90は貧弱でお話にならないだろう。
しかしこれらの機体は、凄い装備を備えているけれども、どいつもこいつもほとんどワンオフのものだ(ガンダムはよく「試作機」と表現されるけれども、そのままの仕様で量産されてはいないのだから、これらは「量産の前の試作」ではなく「技術的限界へのトライアルのための試作」が目的だったと見るべきだろう)。素っ裸のF90が競う相手は、GMやジェガンといったプレーンな主力MSであるはず。そして、F90の後を受けて生まれたF91は(少なくとも外見上は)同じ仕様で量産された(クロスボーンガンダム参照)。
……え、マニアックすぎてわかんない……?
ていうか話が逸れすぎ。本題に戻す。
中野さんはメーカー製PCへのバンドル(プリインストール)という案について、サポートの手間などの点から現実的でないと述べているけれども、僕は、MSの戦略的な点から現実的でないと見ている。FirefoxをバンドルしたPCを売るようなメーカーにはWindowsを卸さないよ、あるいは割増料金を取るよ、とMSが言ってしまえばそれまでだからだ。そしてMSはこの方法で実際に一太郎とLotus 1-2-3を根絶したと僕は聞いた(一太郎とLotusの性能や使い勝手がどうだった、という説はさておく)。
やっぱここはひとつキムタクあたりに使って貰ってですね……(結局そこかよ)