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雑に描くイラスト100枚チャレンジの振り返り - Dec 25, 2016

2016年4月2日でに始めて、途中からペースダウンしつつも同年12月25日に100枚を達成したので、これを一区切りとして振り返ってみます。

なぜ始めたの?

背景事情の要点を整理すると、

  • シス管系女子はWebにおいてのオフィシャルな広報が出版社サイドからほとんどなされておらず、日経Linux既存読者層以外にほとんどリーチできていない。このままでは本誌ともどもジリ貧。
  • コンテンツ先見せがデフォのWebでは、勿体ぶり型モデルでは埋没してしまう。既にブランド価値を築けているプレイヤーならそれでも成り立つが、ブランド価値が無い・これから築いていくしかないプレイヤーが同じ事をしても話にならない。
  • かといって既存の絵や原稿を大々的に公開すると日経BPに怒られる。出せるコンテンツの絶対数が足りない。無い物はフォロワーの方々にも拡散してもらいようがない。
  • 他のプレイヤーは既にコンテンツを出していて、拡散を担う受け手もそれを材料に共有する事でもう手が塞がっている。自分でコンテンツを作ってくれるほどの熱量の高いファンにだけ期待して、自分で何も出さないのでは、土俵にすら上がれない。
  • 出せるコンテンツが無いなら作るしかない。自分で手を動かさない無名の人に、人はついて来ない。

そんな感じで、現状分析も甘ければ効果測定の方法も定義できないまま、とにかく数を増やさねばという焦燥感にのみ駆られて始めたのでした。

失敗だった点

広報的な成果は、期待したほどには無かったように思います。

タイムラインによく艦これ等のラフなイラストが流れてきていたので勘違いしてしまっていましたが、あれは作品のファン同士のコミュニケーション、あるいは神絵師とそのフォロワーの方々のコミュニケーションという文脈のものであって、すでにある巨大なコミュニティからこぼれ落ちる雫のようなものなのですよね。焦りと「これくらいならやれるかも」という妥協とで完全に見誤ってしまっていました。

それに、シス管系女子というコンテンツの最も大事な価値は解説する事にこそあるわけで、日常の一コマを切り取ってもプレビューになりません。宣伝としてやるなら1枚絵ではなく、本編同様の解説絵にするべきだったのだと今となっては思います。1枚絵で喜んで頂けるのは既存のファンの方だけですし、落描きレベルの雑なイラストではそれすらも……

得られた物

自分の中で絵を描く事の心理的ハードルが下がったのは、収穫と言えると思います。学生時代にはノートの隅に落描きをしていましたが、社会人になってからはその機会がなくなり、なにか特別な理由がないと絵を描かないようになってしまっていました。1日に1時間だけでも無理やりにでも絵を描く時間を設けたことで、季節のイラストもそれほど気負わず描くことができました。

副次的な効果として、絵描きの方との交流のきっかけになったのも良かったです。絵を描く事のハードルが下がったことで、他の人へのお祝いイラストや、オリジナルキャラの絵等を描きやすくなりました。億劫がっていたら、気に入った絵の描き手の方にご挨拶すらできないままだったでしょう。

また、なるべく手をかけずに見栄えのする絵を描くノウハウが多少は身に付いたとも思っています。例えば、自分の場合はペン入れ工程が最も時間を食うため、それをスキップするやり方を取るようになりました。また、背景や小物などについて、今まではいつも律儀に線画を仕上げてから塗っていたのを、いきなり塗りから始めるというやり方を取れるようになりました。夏に描いたヒマワリや七夕の笹、仙台七夕の飾り等は、このやり方でなければもっと時間がかかっていたでしょう。

まとめ

総評としては、よく頑張ったけどピントがずれてたね、というあたりでしょうか。

来年以降は、無理の無い範囲までペースを落としつつも、当初の目的である広報に繋がるように、解説を主にしたイラストの割合を増やしていきたいです。

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