Apr 01, 2009

「以前非モテ云々を語ってた自意識過剰な人間」が見ると自殺したくなるマンガ「モテキ」

うおおおおおお!

モテキ 1 (1) (イブニングKC)
久保 ミツロウ
講談社

キモイ!! これはキモイ!!! この主人公のキモさは僕のキモさだ!!!!!

この手の男に心底ウンザリしてるんであろう女の人が書いたレビューを先に読んだので、そういう目でしか見れませんでした。

この作品読んで「久保せんせえは女性なのにモテない男性の気持ちがよくわかっててすごいな!」と喜ぶ男子が多そうですけど、久保せんせえ以外も、女性はみんな、お前らのふがいなさをよっく分かって日々いらいらしてんだよ、という事実にまで気付いたらいいのに、と思います。

ああもうほんとに。他人の目から見たらお前はこう見えてんだよ、こんなんだから恋愛関係やめて友達になりたいって言われるんだよ、ってのがよく分かった。嫌な意味で。

これ系の漫画では最近だとルサンチマンとかボーイズ・オン・ザ・ランが有名だと思うけど、花沢健吾の描く物語の主人公は、容姿的には不細工だったりパッとしなかったりドジだったり弱虫だったりする割に、どこか一生懸命である意味かっこよかったりする。それに対してモテキの主人公は、真逆の描かれ方だ。容姿はそんなに悪い風ではなさそうな描かれ方なのに、性格ブスっていうかなんていうか、内面のかっこ悪さがハンパ無い。「見た目はかっこよくないけど中身はかっこいいんだぜ!」というモテナイ男の自己陶酔を真っ向から否定する嫌なリアルさ、「見た目もだけどそれ以前に中身が駄目じゃん」という現実が、ここにはある。

しかしなんでここまで僕はこの主人公を否定してしまうのだろう。言い換えると、彼一人を悪者にして、他の登場キャラの醜さに目を向けないのだろう。多分だけど今も僕は、女性というものを強者と認識しているんだと思う。一般的な意味で強い強者か、「弱者」という免罪符を持っているという意味での強者か、どっちにしても。争っても周囲から自分(男)の側が一方的に責められる、だからアンタッチャブルにならざるを得ない、そんな感じの。

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