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Ubuntu 7.10にアップグレードしてみた - Oct 28, 2007

仕事で使っている環境は、ずーっと昔に導入したときの6.06 LTSで、早いとこ新しいバージョンに乗り換えたいなあと思いながら今までずるずるとDapperのまんまでいた。乗り換えずにいた理由の一つに、以前会社で訳もわからんままに使わされていたDebianのWoodyからSargeへのアップグレードの時に色々大変でもうこんなのはたくさんだと痛感させられたから、というのもあったんだけれども、まあ最大の理由はタブブラウザ拡張

TBEはFirefox 1.5までにしか対応してなくて、そのFirefox 1.5が今年の6月でMozilla側のサポートが終了してしまったのでセキュリティホール放置で激ヤバ極生! 早いとこFirefox 2に移行しなきゃ! と考えるのが正常なユーザなんだけれども、名前が「LTS(Long Time Support)」と付いているだけあってUbuntu 6.06のデスクトップ環境は(アプリケーションまで含めて)長期のメンテナンスが約束されていて、コミュニティ(どっちかというとUbuntuよりDebianコミュニティ?)がセキュリティアップデートを提供し続けてくれてたんで、Ubuntuを使ってる限りはFirefox 1.5でもまだ一応安心して使い続けることができる。という状況があったので、Firefox 2に乗り換えないとねという強制力もなかなか働かないし、じゃあTBEも今のまんまで自分は困らないし、という感じでTBEのFirefox 2対応は遅々として進まなかった、というより全然手つかずのまま放置してたと言っていい。

逆の方向から見ても、自分自身のWebの利用が完全にTBEに依存しているので、TBEが使えなくなって不便になるというデメリットとFirefox 2に乗り換えることで得られるメリットとを単純に天秤にかけても前者の方が圧倒的に重い。だから、Firefox 1.5で居続けることが許されるのであればいつまでもFirefox 1.5で居続けたいし、ということはUbuntuのバージョンも上げたくない(Linuxのディストリビューションのアップグレードでは入ってるアプリケーションまで全部ひっくるめてアップグレードされるので、Ubuntuのアップグレード=Firefox 2への乗り換えとなる)し上げられない。

ちなみに、Operaとか他の奴に乗り換えれば?と思う人もいるかもだけど、Operaにはちょっとした恨みがある(といってもそんな大層なことではなくて、このページを以前のバージョンのOperaで開いたらクラッシュするだの表示が崩れるだのの問題が多発して、CSSの仕様に則って書いたとおりの物をCSSの仕様通りに解釈できないOperaキモス!! と思ったというだけのことです)し、他の奴にしても、使い勝手等で不満を感じた時に自分でどうにかできる余地が残されていないものを使うのは、なまじっかそれが「できる」環境に一度どっぷり浸かってしまった以上、もう考えられない(ああ、なんかGNU教に嵌ってる気がする……)。

……というのが、2007年も末が近づいてきたこの時期になって未だにFirefox 1.5でUbuntu 6.06という環境を使い続けていた経緯です。

でも最近、やっぱりどーしてもFirefox 2に移行しないといけないという事になってしまいまして。これはもう切羽詰まっててヤバイぞ、いよいよ年貢の納め時だ、ということでツリー型タブをたった4日の超特急突貫工事で作った、と。

自分がTBEで「これだけはなくなると死んでしまう!」と思っていた機能をFirefox 2に持ち込むことができたので、Firefox 2への移行もアッサリ済ませることができて、じゃあせっかくだからUbuntu自体も最新バージョンにアップグレードしてしまおうか、と思ってやってみたわけです。

Ubuntu 7.10へのアップグレードの仕方の案内を見てみると、7.10へは一つ前のバージョンの7.04からしかアップグレードできないよと書いてある。さらにリンクを辿ってみたら各バージョン間のアップグレードの方法が書いてあった。これを見る限りはどうやら 6.06 LTS(Dapper Drake)→6.10(Edgy Eft)→7.04(Feisty Fawn)→7.10(Gutsy Gibbon) という風に順番に一つずつアップグレードしていかないといけないようだ。

指示に従って作業を進めてみたところ、自分は以下のようなトラブルに遭遇した。

  • 6.06から6.10へのアップグレードが中断されてしまって焦った。「S91samba」を起動できないぞというエラーだったので見てみたら /etc/rc2.d/S91samba のシンボリックリンクがリンク切れになってた(このところずっとSambaの調子が悪かったのはこれのせいか!)ので、別のフォルダにあった別のシンボリックリンクをコピーしてリネームしてこれと置き換えてやり、もう一度アップグレードをやり直したら、6.10へアップグレードすることができた。
  • 6.10から7.04へのアップグレードで、「部分アップグレード」がどうこうと表示されて素直にアップグレードさせてもらえなくて焦った。これは、6.10で普通にアップデートマネージャを起動して6.10用のセキュリティアップデートを全部インストールしてみたところ、やっと7.04へアップデートできた。
  • 7.04から7.10へのアップグレードが必ず途中で止まってしまっていた。原因はどうやら、以前6.06の頃に試してみようと思って自分で入れたXglのための/etc/apt/sources.listへの変更だったようだ。自分で加えた変更の箇所をコメントアウトしたところ、無事、アップグレードの操作が次のステップに進むようになった。

ということで7.10の環境になったんだけど、まだまだ問題山積みで。もう完全にお手上げだったので須藤さんに泣きついて面倒見てもらいました。人の仕事の邪魔して、迷惑にも程がある、

  • キーボードの配置が英語キーボードになってて参った。
    →これはGUIの設定ツールで日本語キーボードに設定を変えたら解決できた。
  • Firefoxを起動できない。/usr/bin/firefox を直接起動しようとしても起動できない。
    →これは、ずーっと以前に僕自身がよく分からないままあれこれいじってた時に /user/bin/firefox(シンボリックリンク)のリンク先を変えてしまっていたのが原因で、パッケージマネージャでFirefoxを再インストールしても「ユーザが変更してるから触らないでおこう」と判断されてこのリンクだけ修復されなかったせいだった。手動でリンクを直してもらって解決。
  • 描画がムチャクチャ重い。視覚効果を切ってもまだ重い。7.04になった時にちょっとだけ視覚効果を試してみたら、その時はサクサク動いてたのに……
    →これは描画まわりでXglを使うようになっていたのが原因だった。ubuntu 7.10 Gutsy Gibbonにアップグレードで書かれているとおり、/home/***/.config/xserver-xgl/ に disable という名前の空ファイルを作成すれば、Xglが無効になって、今までと同じくらいの速度で描画されるようになった。
  • Xglを無効にしたら、視覚効果(ウィンドウの影とか)が一切利用できなくなってしまった。
    →これはXglに相当する描画機能を持っている、Xの拡張機能のAIGLXなる機能が働いていなかったからだそうで、DRIというモジュールを使うようにしてもらったら視覚効果が有効になった。昔僕自身がフェイルセーフの設定でGNOMEを起動したことがあって以降ずっとそれが使われていたらしくて、xorg.confの冒頭の部分を Load "dri" という風に書き換えてもらったら動くようになった。
  • 画面の明るさやボリュームを変えるホットキーが効かない。
    → /etc/modules(設定ファイル)に pcc_acpi という行を書き加えてもらったら動くようになった。
  • ハイバネーションできない。
    →メモリ内の情報をHDDのスワップ領域に書き込むところまでは成功してたようなんだけど、次にマシンを起動した時にそっちから情報を読み込まずに普通に起動してしまうせいで、スワップ領域が壊れているという風に認識されてしまう。スワップ領域をパーティションエディタで再作成しても、ハイバネーション仕様とするとまた同じことが起こる。
    →仕方ないので放置……
  • GNOMEパネルの「ワークスペース切り替え器」によるワークスペース切り替えは機能するんだけど、「ウィンドウ一覧」ですべてのワークスペースのウィンドウを表示するようにしても別のワークスペースのウィンドウが表示されないし、ワークスペース切り替え器上にも他のワークスペースのウィンドウの縮小表示が出ない。どうやら「複数のワークスペース(ビューポート)」と「複数のデスクトップ」とが別々の概念として内部的に存在しているらしく、それらが同期していないくさい?
    →gnome-compiz-managerというパッケージをインストールすると 「設定」に「GL Desktop」というのが追加されるので、ここで「Workspaces」タブの「Effect」で「Cube and rotation」を選択して「Viewports」の数を任意の数に指定すると、やっと、ワークスペースとデスクトップの切り替えがちゃんと動作するようになった。ちなみに「Effect」が「Classic」だと前述の症状が出て、「Plane and slide」だとワークスペースの切り替え自体がまともにできなくなる。また、「compizconfig-settings-manager」をインストールすることで利用できるようになる「Advanced Desktop Effects Settings」を使って設定しても、前述の問題は解消できないので注意が必要だ。

ハイバネーションができなくなってしまったのは痛いです。

分類:システム再構築, , , , , , , 時刻:13:08 | Comments/Trackbacks (0) | Edit

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