Sep 09, 2006

ハッピーエンドの後にあるもの

K子との出会い。これだけ見ると「それなんてエロゲ?」という感じだ。でも、時間軸的にはその後の話が存在していることを僕ら読者は既に知っている。

「それなんてエロゲ?」な展開から後のことを僕達はあまり考えない気がする。エロゲーにおけるハッピーエンドは「二人が付き合い始めました」とか「結婚しました」とか「子供ができました」とかそのあたりで終わってしまって、その先にどんな「生活」があるのかまで描かれることはあまりない気がする。そのような「描かれなかったその後」の中には、こういう破滅的な展開も、実はあるのかも知れない。

人生の「終わり」は、「交際開始」でも「結婚」でも「出産」でもなくて、「死」だ。死ぬまで安心はできない。そして多分、老化だとか借金だとか嫁姑だとか(結婚してればの話だけど)遺産相続だとか(子供がいればの話だけど)、人生の末期って悩み事ばっかりでそんなにいいものじゃない気がする。

「ハッピーエンド」を迎えられる人は実はそんなにいないんじゃないだろうか。幸せの絶頂であっさり死んでしまった人は、残された人にとっては悲劇でも、本人にとってはまさにハッピーエンドだったのではないだろうか。そんな風に思わなくもない。

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