Feb 29, 2008

天才を前にしてボンクラが思うこと

ぎゅうくえさんとこから辿って、Lock-free Queueについてというプレゼンを見てみたんだけど、この発表者のNyaxt氏って、最近どっかの記事で見かけたモノホンの天才プログラマの人か! まさかここ(1000人スピーカ)で見るとは思わなかった。

あー。本当に本当の最先端で何にも依って立たずにガンガン活躍してるこういう人を見てると、たかが一プロダクトの環境の上ですでにある物をいじくってるだけで得意げになれて自意識を満たせてしまってる自分がとてもスケールが小さくて滑稽でみすぼらしく思える。これ言っちゃうと関係者全員敵に回してしまうだろうけど、こんなレベルの低い僕程度の人間が「第一人者」とか言われちゃうんだからこの界隈(以下検閲削除) 所詮有象無象のボンクラがどんだけルサンチマン募らせた所で(以下検閲削除) っていうか自分もう今年で20代後半ですよ四捨五入して30ですよそれなのにこの人の業績の何百分の一も(以下検閲削除)

と、久しぶりにドロドロした卑屈な感情で胸がいっぱいになったのでした。

なんかねー。だめだわ。近づいちゃいけない。ニアミスしただけでこれだもの。実際にこの会場に行ってたら、実際に生で見てたら、発狂してたかも知れない。遠くにいる雲の上の人であるうちは、「はー、すごい人もいるもんやなあ」て感じでピンと来ないから何とも思わずにいられるけど、近づくと駄目。ていうか正直、近づいてこられるのが怖い。

なんだろうな。狭いコミュニティでCSSオンリーのレイアウトであーだこーだやってた所に、世界レベルのデザインセンスをひっさげてMovableTypeが来た! CSS Zen Gardenが来た! 黒船来港じゃー! ってなった時のような感覚だ。こういうことを言うとまーた友達なくすだろうなーと思いながら書いちゃうけど、レベル低い人間達が、競合相手がいないのをいいことに「俺たちゃトップランナーだぜ!」みたいな感じで徒党を組んで自意識を満たしてたのに、そこに「本物」がやってきて全部かっさらって行っちゃうんだ、みたいな。「もうやめて!おれのライフは0よ!」みたいな。「おれたちの戦いはまだまだこれからだぜ……え、全部終わっちゃった? あれれ?」みたいな。

いや、そんな風に考えてるのは多分僕みたいな人間だけなんでしょう。他の皆さんは、特にamachangとかは、素直に「すげー!」と称賛して「俺もそうなる!」って燃えて、どんどん上に駆け上っていくんだろうと思うし、今の位置なんてのもそんな中での通過点でしかないんだと思う。すごい人達ってのはホントにいるもんだな、と感心せずにはおれない。

そういう人達と知り合えて交流を持てたことは、幸せに思う。(←ここだけポジティブにがんばってみた)

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