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社会的信用にかけて物を言う - Apr 12, 2008

こないだ書いたばっかりだけど。

匿名でないとできないことだけがネットの楽しみ方じゃないだろう

重要なのは「ネットを単なる無責任な愚痴やら中傷やらを書き捨てるためだけの場所にすんなよ」ってことだと僕は思ってる。みんながみんなそういう使い方をする限り、ネットはただのゴミ溜めにしかならない。彼らだってバカじゃない、「実名で発言するデメリット」の事を知らないワケはない。「実名で言えよ」ってことは暗に「そして発言内容にも責任持てよ」「質の高い情報をアウトプットしろよ」って言ってる、そういうことだと僕は思う。

匿名で無責任に中傷を書くだけの人の方が多いから、ネットはいつまで経っても価値が低いと思われ続ける。新聞やテレビの方が信用できる、そんな風な言説を許してしまっている。「新聞やテレビは信用ならねえ、あんな連中が大手を振って大衆を扇動してる様子が許せねえ」そう思ってるネットジャンキー達自身が、匿名での中傷に励めば励むほど、ネットの価値を貶めて「連中」の既得権益の確保に協力することになる。

確かに、自分の名前を晒してずっと一つの場所で物を書き続けるってのは、ストレスになり得る。書けないことだって増えてくる。お行儀のいいことしか言えない、当たり障りのないことしか言えない、そういう所はあると思う。「自分には絶対に被害が及ばない・反撃されることがない安全圏から、無責任に好き勝手な事を言い放てる快感」そういうのは匿名ならではの物で、実名にせよハンドルにせよ「その名前と社会的信用を結び付けておきたい」と思う名前を晒した時点で、ネットの楽しみ方の選択肢がいくらか狭まることは事実だ。

でもそれでネットの楽しさがゼロになったかっていうと、そんなこたぁーない。僕の場合であれば、日記同人プログラムも相変わらずずっと続いてる。ま、これは会社の懐の広さとかに救われてる部分も大きいわけだけど。

「名前を晒してるってだけで、匿名より信用されてるってのが気に食わん」ったって、そんなの当たり前だ。社会的信用と結び付いた一つの名前を晒してその名のもとに活動している分、その人は「下手なことを言えばその信用に傷が付く」というリスクを常に負っている。何を言っても失う物が何もない立場の人に比べて、信用されるのは当たり前だし、積み重ねた物の分だけ信用されなきゃおかしい。「リスクは負いたくない」「でも信用もされたい」って、そりゃ虫がよすぎるよ。

名誉にかけて

ただ、そこで一足飛びに「本名」に行ってしまう必要もないだろうとは思う。ましてやそれを義務化するだなんて、行きすぎもいいとこだ。変人につきまとわれて命に危険が及ぶなんてのは、どうあっても避けたい。かけてもいいのは社会的信用までで、命までかけたくはない。「命にかけて」という言い方以外にも、「誰某の名にかけて」って、昔からよく言うでしょ。「社会的信用」が分かりにくければ「名誉」と言い換えてもいい。

それに「本名」だって万能じゃあない、「鈴木一郎」とかそんなどこにでもありそうな名前だけから一体どうやってその人を同定するっていうのか。

命とは結び付かないけど、過去の活動・社会的信用とは紐付いている。命まではかけないで、でも名誉だけはかけることができる、というバランスのいい落としどころ。そういう「名前」があると便利だ。それが芸名とか源氏名とかペンネームとかそういう物なんだと思う。「ネットで活動する時に常に一つのハンドルを使い続ける」ということ、「ネット用の『本名』を持つ」ってことが、一つの答えだと僕は思う。

となると、社会の方も、社会的信用をかけて発言してる人のことをある程度は信用してくれたっていいだろう。

でもネットの価値が低いままであれば社会はネットを信用できないし、ネット上で築いた信用にも価値を認められない。風俗店の源氏名と、芸能人の芸名とが、同じレベルで社会的信用を担保できるとは僕にも思えない。ネットで使うハンドルが、風俗店の源氏名と大差ないレベルの信用しか担保できない、その程度の価値しか持てないってのは、あまりに残念すぎる。

冒頭で紹介した記事のタイトルに対してはこう言いたい。「本名を出さない若者がビビリなんじゃなくて、本名じゃなきゃ信じられない社会の方がビビリなんじゃねえの?」 そして匿名での中傷発言だけにしかネットを使ってないにもかかわらず「ネットの価値を認められない奴らがムカツク」と言ってる人にはこう言いたい。「お前らがそんな事ばっかやってるから、ネットの価値が上がらねえんだよ」 ネットはただの痰壺でいい、それ以上の価値はいらないし価値を高めたくもない、って人に対しては、言う言葉はないです。

分類:出来事・雑感, , 時刻:22:32 | Comments/Trackbacks (2) | Edit

Comments/Trackbacks

2chでは殆ど固定ハンドルですが。

ネットの情報の質を上げる必要は全くないです。
ぶっちゃけ綺麗に本が並んだ本棚みたいなもので、記名性は情報の質の担保には全く意味が無いです。
記名の面白さは個人の情報の断片の繋がりから見える物語=生き様のが有るだけで、発信される情報の信頼性とは全く関係ないです。
友達の友達はみな友達だの世界を作るにはいいでしょうけどね。
真・善・美なんてものは文学と宗教の中にだけ生きてればいいんじゃないですか。
責任感を背負って発信される情報は結局は発信側の負担に成るだけで、長期的には上質な情報発信の妨げに成ります。
大体、マスコミの情報発信だって、記名の情報は数少ないですし、記名の情報を当てにする常連さんの受け手って居るのかしら?
放送局・新聞社の「屋号」に意味を見出す消費者は存在してるのですか?

Commented by BLACKBIRD at 2008/04/13 (Sun) 02:13:17

複数文書要約の意義を説明するシステム説明文


複数文書要約の方の説明文も書いていたので、
ここでも説明します。

http://updatenews.sub.jp/explain.html






Updatenewsの特徴は、1 つの話題について書かれた記事の情報を過不足なく提供していることです。
同一の物事について言及している記事集合には...

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