May 12, 2009

アニメに払える金額

こういうの見てると、アニメの適正価格っていくらなんだろうなーと思う。

自分が買った物の購入価格でいうと、は1話30分で5000円から6000円だった。ゼーガペインは3話でだいたい同じくらい。マクロスFも同じくらい。AIRは2話で同じくらい。定価ではなく実売価格での話です。

これらはどれもそれなりに思い入れがあったケースで、それでも3話で6000円くらい→1話2000円くらいというのが出せる額の平均というかためらわず出せるラインで、AIRのように2話でこの値段だったらよっぽどの思い入れがないと出せない。鴉はタツノコ40周年記念という言葉に乗っかったというのもあった。そうじゃない物にこの金額は辛い。

この間見たブラスレイターはShowTimeのオンデマンド視聴で、1話あたり100円ちょっとだった。ゼーガペインの場合は、それで見てDVD買いたくなるほど嵌ったけど、ブラスレイターは今の所そこまでの思い入れはない。オンデマンド視聴は画質は相応に悪い(DVDより劣る)けど、作品への興味と出せる額のバランスでは、悪くない落とし所だったと思う。

でもShowTimeだとPhantomは1話あたり200円ちょっと。自分には割高感があって、無料で見れた1話以降は見ていない。HD画質だったらまだ納得するけど、この画質で200円と言われるとためらってしまう。

薄く広く回収するモデルじゃあ多分うまく行かないんだろうね。だから、金を出してくれるごく一部の酔狂な人達だけで費用をまかなうために、DVDやブルーレイの単価がこれだけ高くなるんだろう。確かそんな話を前にどこかで読んだ。

でも僕の感覚では、この金額(1話2000円以上)となると、相当吟味してからでないと出せない。オンデマンド視聴で1話100円で見て、それからやっとという感じだ。厚かましいことを言えば、できることならその100円分をDVD・ブルーレイの代金から割り引いて欲しいくらいだ。自分の感覚では本購入前のお試し視聴という感じなので。好きな作品でもそう思うくらいに、僕にとってはこの金額は重い。

で、今のアニメ業界的には僕のようなケチはお客様じゃあないわけだ。気前よく6000円でも7000円でもポンと払ってくれる金払いのいいヘビーユーザのために、今のアニメはあると。

話は変わるけど、最終的にブルーレイ全巻買ったマクロスFと僕との出会いは、どっかのまとめスレで晒されてた12話の「星間飛行」だった。あれがなかったら見る気しなかっただろう。全部無料で見せろとは言えないけど、ハイライトシーンくらいは無料で見せて客寄せに使っていいんじゃないのかなーと思う。思うけど、それを決めるのは僕らケチな客ではなく売り手(作り手とは言わないでおく)なので、それ以上のことは望めない。

追記。「地上波見ればいいじゃん」と言う人もいるようだけど、放送時間に合わせて見る事ができない人(→僕。放送時間中にいつもテレビの前にいられるわけではない。)、録画設備を持っていない人(→僕。前のPCではマシンパワー不足過ぎて、録画した物を後で見てみたら音も映像も切れまくってまともに見れる物ではなかった。)、そもそも受像設備がない人(→僕。アナログ地上波用チューナーカードがWindows Vista非対応だったから今自宅ではテレビを見られる環境が無い。)というのもおりましてですね、「地上波見ればいいじゃん」は僕の場合解決にならないのです。

エントリを編集します。

wikieditish message: Ready to edit this entry.











拡張機能