May 22, 2017
Ubuntu 16.04でduplicityを使おうとしたらPythonのエラーが出る件
Ubuntuのバックアップユーティリティはバックエンドにduplicityというツールを使ってるんだけど、ユーティリティ越しだと大雑把な操作しかできないので、個別にファイルを復元したいみたいな時はduplicityコマンドを直接使う必要がある。それでduplicityを使おうとしたらこんなエラーが出て詰んだ。
$ duplicity --version
Traceback (most recent call last):
File "/usr/bin/duplicity", line 45, in <module>
from lockfile import LockFile as FileLock
ImportError: No module named lockfile
エラーメッセージで検索すると英語の情報しか見つからなかったんだけど、どうも、Pythonの複数バージョン使い分けのためにpyenvを入れていると、duplicityがシステムのPythonではなくpyenvのPythonの方を見に行ってしまうのが原因だったようだ。
- Bug #1576514 “After upgrade to Xenial Duplicity crashes “No modu...” : Bugs : duplicity package : Ubuntu
- python - Duplicity install error: ImportError: No module named duplicity - Ask Ubuntu
そういえばGroonga関係のドキュメントを書くのにSphinxを使わないといけなくて、Sphinxが要求するPythonのバージョンがシステムのPythonのバージョンより新しかったからpyenvで乗り切ったような記憶がある。そのせいか。
PythonのことはさっぱりなのでどうやればpyenvとシステムのPythonを共存できるのかやり方を誰か教えて!と社内で聞いたら、デフォルトではシステムにインストールされたバージョンのPythonを使うようにして、特定のディレクトリ配下でだけ必要なバージョンを使うようにすれば良いと教えて貰えた
$ pyenv global system
$ duplicity --version
duplicity 0.7.06
でも同時に、Pythonコミュニティ的にはpyenvを使って欲しくない流れになっているみたいな事も聞いたので、自分の中でのPython触りたくない度合いがまた増してしまった。
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