たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。
の動向はもえじら組ブログで。
宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能!
以下、ネタバレ感想です。未視聴の方は読まないことを強く強くお勧めします。
NETFLIXで映像化されたやつを映画館で見てきた。「すげえええ~~これまさに『俺の見たかったBLAME!のアニメ』やああ~~」って大興奮だったんだけど、帰宅後原作を読み返したら意外と色々違ってた。「シドニアの騎士を経た後の弐瓶勉」感もミックスされて色々アップデートされたBLAME!と言った方が適切なようだ。パンフレットは売り切れで買えなかったので、以下パンフレットに書いてある話と違う的外れなこと言ってたらごめんなさい。
総じて、原作のぐにょぐにょした有機的イメージは抑えめで、メカはメカと分かりやすい描かれ方に統一されてるなあと思った。これはCG作画だからという制約による部分もあるのかもだけど。
とりあえず、この1作だけじゃなくもっといろんなエピソードをこのクオリティの映像で見せて頂きたい、そしてそれに浸りたい、なんならVRでこの超構造体に挟まれた階層都市内での生活を体験したい(絶対後悔するけど)、という「もっとこれくれぇぇぇええ!!」感を覚えた次第でした。
アニメ制作スタジオの日常を描くアニメ、というメタな作品のSHIROBAKO。最初は「え、何? ネタの自主制作アニメ企画か何か?」って認識してたり、主人公達のキャラクターデザインがいまいち好みから外れてたというのもあって、放送時は完全スルーだったんだけど、評判がやたらいいので、ニコニコ動画の公式で無料で見れる1話目を見てみた。そしたら結構印象が良かったので、諸々片付いて時間ができた段階で残りの全話も一気見した。
結論から言うと、ちゃんと物語してて面白かった。仕事論とか社会人としてとかそういう意味で新人の人達に見てもらいたい、と言う人がいるのも分かる(どっちかというと、連絡をちゃんとしないとか、後工程に迷惑をかける人とか、そういう反面教師がたくさん出てきてて「ああ、こういう事をするとスケジュールが破綻するんだなあ……」と思わされる場面の方が多い)んだけど、僕はただただ単純に主人公達5人の成長物語として面白いと思った。
高校時代に1つのアニメを作ったかつての仲間達5人が、いつか再集合することを誓いながら、巣立った後それぞれの現場で一人前になろうと足掻いていて、1人また1人と少しずつ自分の夢に近づいていく中で、1人だけがその中で出遅れてしまう。それぞれバラバラに闘っていた彼女らだけれども、終盤、1つの共通の仕事に各分野のプロとして関わることになっていく、それでもまだ1人だけ出遅れたまま。でも最後の最後に、その1人も思わぬ形での合流を果たす。成長と成功の物語として見事にまとまっていて、2クール分かけてやるだけの事はあったなと思えた。
アニメ制作の現場を描いた作品というと、自分が過去に見かけたことがあるのは動画・原画などの絵描きの人達がメインだった「アニメがお仕事!」と、あとは声優が主人公クラスの作品がいくつかあったかなあというくらいで、「制作進行」という役割の人は口うるさいマネージャーとかそんなくらいのちょい役扱いだったような気がする。やっぱり普通に考えて、抜群に絵が上手い人とか、抜群に演技が上手い人とか、そういう感じで、スター性のある強いキャラクターの方が主役にしやすいんだろうと思う。
今作はその「制作進行」のチームに属する人が主人公で、最初は、なんでまたそんな地味な立ち位置の人を?と思ってしまった。でも考えてみたら、アニメ制作の現場全体を俯瞰しようと思ったら、絵を描く人や演技する人みたいな「そのセクションの中でやってる人」よりは、全体の調整役として動いてる人の視点の方が適してるんだろうな。スター選手ではないし、絵も描いてなければ演じてもいない、音楽もシナリオも作らないけれども、確かに彼女は「アニメを作ってる」人だ。むしろ、そういう各セクションの「絵を描く人」みたいな余計な属性が付かないから、制作進行という立場の彼女こそが主人公に相応しいのかもしれない。
アニメが好きで、アニメ誌とか見てて、あの作品にはこんな人が関わってるんだ、みたいな感じでちょっと制作側のことも垣間見ていて……という人は、大いに楽しめると思う。有名な作品やアニメ関係者のパロディがたくさん出てくるし。
渋谷PARCO 1で開催されている原画展で、パトレイバーの原稿の展示が23日で終わるという事を22日になって知って、慌てて行ってきた。
単行本は実家に置いてきたんだけど、展示されてたイングラム対グリフォンの最終戦の原稿を見てると、最終戦を読んだ時の興奮が蘇ってきて涙目になりかけた。「機動警察パトレイバー」は本当に名作だと思う。未読の人はほんとに1回読んでみるといいです。
で、帰宅してその勢いで劇場版第1作を見た。ブルーレイだけど、5.1chじゃない方の音声を選ぶと(ステレオPCMで)サウンドリニューアル版でない当時の音声で楽しめるという事に、初めて気がついた。5.1chサラウンドの環境なんか持ってないから音声を選び直したんだけど、これは嬉しいサプライズだ。「呪ってやるー!!」は当時の演技の方が好きなのです。
完全受注生産で、予約受付期間は2010年7月12日まで。お届け日は2010年9月1日。舞浜にその日が来る……これは買うしかない!!!!!
ブッダ超やばい。マジヤバイ。
噂の仏陀再誕、そのうち見に行ってみたいなあ(主に怖いもの見たさで)と思っててhknさんに誘われて見に行くことになったんだけど、気がついたら東京での上映は既に終わってて……仕方がないので埼玉は桶川まで行ってきましたよ。桶川マインシアターなら12月4日までやってるそうです。
という感じで結構ツッコミ気分で見てたんだけど、ストーリーもののエンターテインメント映画として大筋はそんなに悪くないと思った。キャラ同士の関係や対立構造は分かりやすいし。緩急あるし(説教シーンが長いのはご愛敬)。なんだかんだでバトルによる人死には出ないし。最後に悪人ブッ殺してハイおしまいという話でもなかったし。説教の内容も、欲望のまま貪ってはいけないとか、言ってること自体はだいたい変じゃないし。
また、主人公の一人の青年が「(宗教やってるということを明かすのが)怖かった」と語る場面や、「(敵の企みが)失敗しても、誰も宗教を信じなくなる(ので、空野太陽の言うことも誰も信じなくなる)」といったくだりに、現実の社会と宗教の関わり方が描写されている気がして、単純にネタとして笑い飛ばせはしないなあと思った。
しかし、言ってもしょうがない話だけど、「私の言うことに従いなさい」的な言い方には反発を感じた。
理想とかけ離れている自分に失望して、「誰か答えを教えてくれよ」「誰か導いてくれよ」と思った事もあったけれども。結局、人に言われるままに丸呑みした答えは自分の中で身に付いていなくて、だから他の人に別の「答え」を突きつけられたら簡単に揺らいでしまって、そんな感じでいつまでもぐらぐらし続けてしまう。人それぞれ違う前提があって、与えられた「答え」が100%当てはまらない所があって、でも新しく与えられた「答え」の方が正しいと思いたいから、自分に当てはまらない部分を無視して無理に当てはめようとして、「答え」に当てはまらない自分の方がおかしいんじゃないかと思ったりして。その繰り返しだったんじゃないかって気がする。そうじゃなくて、自分の前提に基づいて考えて、自分にちゃんと当てはまるように自分で組み立てた答えじゃないと、素直には受け入れられないし自信も持てない。僕の場合は、そんな気がする。
「仏陀がその時代の価値観を決める(その権限を持っている)」的な話にも、強い抵抗を感じた。「正しい」と定められた範囲から漏れてしまった人は「間違っている」という烙印を押されなければならないの? 同性愛者として生まれた人が異性愛者にはなれない(「治療」できるものではない)ように、「正しい」と定められた範囲にどう足掻いても入れない人は救いの対象外?
だから、空野太陽や主人公達が「教えを広める」的な所に帰結するのが、短絡的だと思えて僕には残念だった。宗教の映画だからそうなるのが当然なんだけど(混沌とした世の中で多様な価値観の中で翻弄されて辛い思いをしている人や、自分の力ではどうにもならない苦境に置かれて苦しんでる人に、ひとつの分かりやすい答え・指針を示して安心を与えるのが、宗教の本質だと僕は思ってる)。
まあ何にせよ、桶川までわざわざ見に行って損はなかったと僕は思ってます。(←タダ券のくせに何という上から目線!)
追記。破壊屋_仏陀再誕に(ネタバレを含む)詳しい解説があった。病院の地縛霊のセリフとか、「なるほどあのシーンのあの描写にはそういう背景があったのかー」と、幸福の科学の教義に詳しくない僕には参考になった。
追記。幸福実現党の研究(12)映画「仏陀再誕」徹底分析[絵文録ことのは]2009/11/03に仏教の教えとの対比があった。僕は仏教にも詳しくなかったので、「ほうほう仏教ではそこはそういう風になっているのか」と参考になった。
こういうの見てると、アニメの適正価格っていくらなんだろうなーと思う。
自分が買った物の購入価格でいうと、鴉は1話30分で5000円から6000円だった。ゼーガペインは3話でだいたい同じくらい。マクロスFも同じくらい。AIRは2話で同じくらい。定価ではなく実売価格での話です。
これらはどれもそれなりに思い入れがあったケースで、それでも3話で6000円くらい→1話2000円くらいというのが出せる額の平均というかためらわず出せるラインで、AIRのように2話でこの値段だったらよっぽどの思い入れがないと出せない。鴉はタツノコ40周年記念という言葉に乗っかったというのもあった。そうじゃない物にこの金額は辛い。
この間見たブラスレイターはShowTimeのオンデマンド視聴で、1話あたり100円ちょっとだった。ゼーガペインの場合は、それで見てDVD買いたくなるほど嵌ったけど、ブラスレイターは今の所そこまでの思い入れはない。オンデマンド視聴は画質は相応に悪い(DVDより劣る)けど、作品への興味と出せる額のバランスでは、悪くない落とし所だったと思う。
でもShowTimeだとPhantomは1話あたり200円ちょっと。自分には割高感があって、無料で見れた1話以降は見ていない。HD画質だったらまだ納得するけど、この画質で200円と言われるとためらってしまう。
薄く広く回収するモデルじゃあ多分うまく行かないんだろうね。だから、金を出してくれるごく一部の酔狂な人達だけで費用をまかなうために、DVDやブルーレイの単価がこれだけ高くなるんだろう。確かそんな話を前にどこかで読んだ。
でも僕の感覚では、この金額(1話2000円以上)となると、相当吟味してからでないと出せない。オンデマンド視聴で1話100円で見て、それからやっとという感じだ。厚かましいことを言えば、できることならその100円分をDVD・ブルーレイの代金から割り引いて欲しいくらいだ。自分の感覚では本購入前のお試し視聴という感じなので。好きな作品でもそう思うくらいに、僕にとってはこの金額は重い。
で、今のアニメ業界的には僕のようなケチはお客様じゃあないわけだ。気前よく6000円でも7000円でもポンと払ってくれる金払いのいいヘビーユーザのために、今のアニメはあると。
話は変わるけど、最終的にブルーレイ全巻買ったマクロスFと僕との出会いは、どっかのまとめスレで晒されてた12話の「星間飛行」だった。あれがなかったら見る気しなかっただろう。全部無料で見せろとは言えないけど、ハイライトシーンくらいは無料で見せて客寄せに使っていいんじゃないのかなーと思う。思うけど、それを決めるのは僕らケチな客ではなく売り手(作り手とは言わないでおく)なので、それ以上のことは望めない。
追記。「地上波見ればいいじゃん」と言う人もいるようだけど、放送時間に合わせて見る事ができない人(→僕。放送時間中にいつもテレビの前にいられるわけではない。)、録画設備を持っていない人(→僕。前のPCではマシンパワー不足過ぎて、録画した物を後で見てみたら音も映像も切れまくってまともに見れる物ではなかった。)、そもそも受像設備がない人(→僕。アナログ地上波用チューナーカードがWindows Vista非対応だったから今自宅ではテレビを見られる環境が無い。)というのもおりましてですね、「地上波見ればいいじゃん」は僕の場合解決にならないのです。
ShowTimeで6話まで無料で見れた(※5月22日まで)ので見たら案外良さそうな感じだった。ということで続きも全部見た。
イイネ!
1話とかでバイクのシーンが全部3Dで、ライダースーツ着た人達の動きが何だか変に見えてキモかったけど、途中から気にならなくなった。不自然さが目立つそういうシーンが減って、純粋なメカとか人間じゃないキャラとかの戦闘が増えたからだろうか?
作中、異民(移民)と呼ばれる人達が謂われのない迫害を受けているシーンが多くあって、ストーリー上も重要な点なんだけど、外国人に参政権を云々の話を痛いニュースとかがとりあげてたりする昨今の日本の情勢にちょっと照らし合わせて考えてしまった(単純に「だから全面的に受け入れるべきだ」とかそういう話ではない)。
悲劇の変身ヒーロー好きの人は見て損はないと思った。オススメ。
鴉の商品サンプルだって……!? 続報とか全然無かったからてっきり立ち消えになったのかとばかり思ってた……
2巻と3巻も買ってしまった。ブルーレイは(というかHDは)高画質でいいなあ。
前に「なんでマクロス見てんの」的な事を訊かれて「美男美女が動いてるから(あとメカ)」的な事を答えたら「キモイ」と言われたけど、やはり、綺麗な映像にはそれだけで充分に価値があると思うんだ。それに各巻ちゃんと見せ場があって、「損した」感が全然無い。2巻は2話の、宇宙空間に吸い出されたランカをギリギリで救助するシーンが好き。4話のランカの歌とダンスも可愛くて良い。3巻は5話のランカゲリラライブが見所だし、7話は総力戦な派手さがたまらん。
というわけで4巻5巻もポチった。
まあ正直、買ったからって何度も見返すか?っていうと、疑問なんだけれども。イイ物にはちゃんとお金を払いたい。それを作った人達が報われて欲しい。