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ラブハラスメント - Apr 02, 2006

ラブハラスメント【love harassment】(名詞)恋愛関係などの話題をふって、相手に不快な思いをさせること。話題をふられて、不快な思いをさせられること。例:「○○君は結婚しないの?」「そもそも相手がいませんから……(何でそんな話振るんだよ急に)」「いい歳してそんなんじゃ駄目だよーもっと人付き合いとかするべきだよー」「はぁ……(そうかいそうかい俺はそんなに人間失格かい)」

先日も、間近で露骨なラブハラを目にしてしまった。目にしてしまったというか、その場に居合わせたというか、自分も片棒を担いでしまったというか、何というか。いや、言われた人がそれを気にも留めていないのならば僕の勝手な思い過ごしなんだけれども。

ラブハラでもパワハラでもセクハラでもなんでもそうだと思うけど、本人達はそれが悪いことと思ってやってるわけではないんだよなあ。嫌って言わないと絶対に分からない。下手したら、言っても「嫌よ嫌よも好きのうち」とか前向きに解釈されてしまいかねない。むしろ厚意でやってるつもりだったりもして。

ラブハラと、パワハラ・セクハラとは、根本的な部分で差異があると思う。多くの場合のラブハラの最も厄介な所は、それによって引き起こされる不快感が、外からもたらされる「嫌な奴に触られた」とかそういう感情だけでなく、内からもたらされる「こんな風に言われる自分は駄目なんだ」という劣等感を伴うという点だと思う。

パワハラは、「上司は部下に多少の横暴をふるってもよいもの」という価値観と、「上司だ部下だといっても、横暴は許されない」という価値観のぶつかり合いではないか。セクハラは、「男は度胸、女は愛嬌。女は男の引き立て役」という価値観と「男も女も平等、対等」という価値観のぶつかり合いではないか。前者が後者に自分の価値観を押しつけることが、問題に繋がるのではないか。

対するラブハラの多くのケースは、「恋愛できるのが当たり前、できないのは異常」という価値観を両者が共有している状態で、「恋愛できている者」が「恋愛できていない者」を下に見て説教をし、「できていない者」は「できている者」に対して負い目を持つという形で、被害者は、加害者だけでなく被害者自身からも責められるのではないか。二重の苦しみを感じることになってしまうのではないか。

これは偏見かもしれないけれども、内省的な人ほど引っ込み思案で恋愛の機会に恵まれず、それ故ラブハラにも遭う機会が多くなり、内省的だからまた自分を責めてしまって余計に苦しむ、そんな負のスパイラルがあるんじゃないだろうか。

分類:モテ・非モテ・恋愛・自己承認, , , 時刻:01:38 | Comments/Trackbacks (1) | Edit

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構造的には

モラルハラスメントの構造に近いような気がします。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~with3/gyakutai/morahara/morahara.htm

Commented by しとろん at 2006/04/05 (Wed) 19:52:09

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