たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。
の動向はもえじら組ブログで。
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FirefoxやThunderbirdの設定を一括管理するAutoConfigについて改めてソースコードとか追っかけて調べてみたけど、想像以上に使えない仕組みだった……MDCの方に色々書いたんだけど、lockPrefだけ使う分にはよくてもdefaultPrefとprefはまるで使い物にならない。誰もメンテナンスしてないんだろうなあ、このあたりのコード。Firefox 3でもごく最近までAutoConfigが死んだままになってたらしいし……
extensions.checkCompatibility(対応バージョンの照合を行うかどうか)とextensions.checkUpdateSecurity(自動アップデートが安全に行われることを求めるかどうか)のうち、前者はまあfalseにしてもいいと思うけど、後者をfalseにするのは僕もいただけない。前者は「気をつけていれば被害を防げる」性質の物だけど、後者は「気をつけていても被害に遭う」性質の物だから。
自分でもよく分かってないものを人に勧めるな、とは言わない。それを言ったら自分も何もできなくなるから。その代わり、良くないことを勧めてしまったことに気がついたのなら、それを広めた時と少なくとも同じだけの労力を割いて訂正情報を広める努力をする(誤情報を伝えたエントリやコメントに正しい情報へのポインタを追記することもその一つ)のが、自分のしたことに対する責任の取り方という物だと僕は思ってる。
なんでも評点:人は選択肢が多いほど疲れることが判明 ― だからネタ探しは重労働。能動的なネットが受動的なテレビに勝てないのもこのため?
実感としてなんとなくそうだよなとずっと思っていたので、それが実験によって示されたというのは、ほっとしたというか、合点がいったというか、言葉にするのが難しいけど、「選択できるのが良いことだ」とオウムのようにそればっかり繰り返すことの愚かさを科学的に指摘できる材料が一つできてちょっとグッと来る、そんな感想を持った。拡張機能を何千個と並べてそれだけで良しとしてちゃいけねえよと。
でもこれはFirefoxにとっては武器にもなり得るよね。多機能な製品ほど精神を疲弊させる、その点素のFirefoxは機能がそんなに多くないから楽に使えるよと。必要になったら人に勧められた拡張機能をその都度入れればいいのだから、と。
Firefox3MemoryUsage - Firefox 3 のメモリ使用量
色んな所で「Firefox 3ではメモリの消費量が云々」という記事が書かれててるんだけどいまいちピンと来ない。まだ常用はしてないし。だからこういうの見てやっと「へえ」と感じる。こう言う所を事細かに「解説」できるのはオープンであることのメリットなのかもなと思う。
こないだのcbeardを放置する会囲む会で「Betaは4で最終だって言うけど、Minefield追っかけてたらバージョンのb4preがいつの間にかb5preになってたりするんじゃね(=Beta5が出る)」と言ってたら、ほんとに決定しちゃいましたねBeta5。
今度から僕の事を予知能力者と思っていただいて問題ないかもしれません。
ちなみにMozilla界隈のウォッチャーには、リリース時期とかロードマップとかついてこういう予知ができる人が異常に多いので、あんまり珍しくない能力と言えます。キミにもできる未来予知、みんなでレッツチャレンジ。
そういえば昨日Mobile Monday行ってきたんですよ。Mobile Firefoxの話があるって聞いたから。
会場は原宿〜表参道あたりにあるKDDIの建物。ここに来たのどれくらいぶりだろう。1年以上ぶりくらいじゃないだろうか。こういうリア充若者のための街にはとんと縁がないから……でもそのうちまた来ないといけないんですけどね。度の強い方の眼鏡をなくしてしまったから、またzoffで作らないといかん。
まあとにかくMobile Mondayなんですけど。翻訳とかあるのかなと思ったら、司会の人からもうバリバリ英語で。プレゼンテーターも全員ガイジンだし。プレゼンの内容は結局3割くらいしか分からなかった気がする。いや3割も分かってないかも。2割。もしかしたら1割。
えー、それで、Mobile Firefox。Mozillaの人の話は半分くらいは組織とFirefoxについての話のおさらいだったから、ここは聞かなくても大体分かった。あとの半分が肝心の、Mobile Firefoxはどうなるかっていう話だったんだけど。大体こんな感じの事を言っていたような気がする。
ごめんぶっちゃけこれだけしか分かんなかった。
ここで言ってた内容が全部ほんとに入るんだったらそりゃすげえって話なんだけど、実際にはまだUIのモックアップを作ったり作ってなかったりっていう程度だから、まあ、僕としては「そうなるといいね」という風に生温かい目で見守ることしかできませんなあ……
昨年くらいに試した時、日通のWebサイトからペリカン便の再配送を申し込もうとしたら、Firefoxではフォームが機能しなくて往生こいた。Amazonで買い物をすると僕の所には必ずペリカン便で届くので世話になる頻度も高いのだけれども、僕の中では日通は「つかえねー」サイトの代表の一つになってた。でも今日ふとFirefoxでアクセスしてみたら普通に動くようになってた。いつの間に対応したんだ? ともかく、この件で僕の中では日通の株がかなり上がった。
世間的には「ベータ版は機能を確定して細かい不具合のチェックに入った段階の云々」という風な説明がなされるようだけど、昔からずっと見てる限り、Firefoxの(というかMozillaの)それはただのリビジョン番号と変わらない気がする。RC(リリース候補版。問題がなければそのまま名前を変えて正式版になるかもしれないバージョン)と名付けてるくせにそこで平気ででかい変更を入れることも、メンテナンスリリースのはずの2.0.0.Xでセキュリティに関係ないでかい変更を入れてくることも、Mozillaではよくある話で、Mozillaのバージョン管理のいいかげんさは伝統的なものなんじゃないのという気がする。まあ「柔軟性がある」って言えばそれはそれでいいことなのかもしれんけど。
それか、もしかしたらこれは別にMozillaに限った話ではぜんぜんなくて、「ベータとは云々」という言葉の説明の内容自体が今の世の中の「ベータ」の多くの実態と乖離してるだけだ、という話なんでしょうか。