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UxUにFirefox用のテストケースを実行する機能を加えるにはそもそもFirefox用のテストケースの仕様を調べないといけない、ということでそこら辺の文書をあたってみたら全然翻訳されてなかったので、次にパッチを書く時(あるのか?)のための勉強も兼ねて翻訳しまくってる。
アサーション用の関数の引数の順番の理解を間違えていた……というか元の英語の文書で「thingAとthingBを比較」とか酷い書かれ方になってたので、SimpleTestのソースを確認して、「actualValueとexpectedValueを比較」という風に読んだら意味が分かるようにしておいた。こういう事があると、確かに須藤さんの言う「駄目なことはできないような設計」というのは重要なのだなあと改めて思う。
「テストハーネス(test harness)」って一般的な用語なんだろうか。よく分かんなかったから全部「テスト実行環境」って訳した。問題あるようだったら誰かが勝手に直してくれることに期待してる。→やっぱりテストハーネスで統一した。一応訳註も入れてるけど。
FirefoxでAmazonの商品ページを見た時に違法ダウンロードのリンクを自動挿入するという、倫理的に宜しくないアドオンの話のコメントでタブブラウザ拡張の話が引き合いに出されていたので久しぶりに読み返してみた。
ああ、懐かしいなあ。こんな時もあったなあ。
この時はTBEが叩かれてTabMixが祭り上げられてたけど、今となってはTabMixPlusがこの時のTBEと同じような叩かれ方をしてる(TMPがアップデートされるまでFirefox 2から3に移行できない、とか、ロックインのような状態も発生してる)というのは、性格の悪い僕としては「ざまみろプギャー」と思わずにはいられません。
あの頃と状況が変わった点と言えば、当時はリリース版よりナイトリービルドの方を使うようなマニアな人の方が多かったから毎日のようにTBEが本体の変更の影響を受けてマトモに動かなくなって大問題になってたけど、今ではリリース版を使う人の方が多くてその手の「昨日は動いたのに今日はもう駄目になってる」という事態が発生することが減ったことと、あと、わりかしザル気味とはいえAMOのチェック機構のおかげで、入れた瞬間に必ずクラッシュするようなひどいアドオンにぶち当たることが少なくなったこと、あたりがあるでしょうか。他にも、Mozilla自体の作りがだいぶマシになって余計な危険なことをしなくてもよくなったとか、MDC等でドキュメントが充実してきて平均的な技術レベルが向上したとか、そういうのもあるのかも。
僕個人についても、自動テストを導入し始めたとか、他のアドオンとなるべく衝突しなくてすむようなやり方を色々考えるようになったとか、色々変わったとは思う。
しかしこういう(悪意有るアドオン云々の)話題だったらむしろ、以前にプレゼンしたCドライブを強制的にフォーマットするようなヤバイ拡張機能の話の方が適してるような気もするんだけど。でもこの時のはプレゼン資料しか公開してないんだよなあ。これだけ見ても意味分からんか。
池袋ジュンク堂にでかフォクすけぬいぐるみが行ってるそうです。9月4日のイベント当日までここにいるそうな。
以下しつこいですが宣伝。Firefox 3 NITEと称して、9月4日19:00から池袋ジュンク堂にてFirefox 3 Hacksの出版記念トークイベントが開催されます。参加費1000円ワンドリンク制で定員40名、電話か店頭で申し込む必要があるとの事です。詳しくはジュンク堂のサイトのイベント案内をご覧下さい。また既報の通り、小サイズのフォクすけぬいぐるみ3体が抽選用景品として提供されたそうなので、ぬいぐるみが欲しい人もおいでませ。
ていうかトークイベントとはいっても何を話題にすればいいのかさっぱりなので、ネタの方も絶賛募集中です。
昨日のFirefoxNITEで言われたこと色々。
店長さんが前よりさらにいかつい容姿になられていたのでまた余計にビビってしまった今日この頃です。
なんか気がついたらDan Kogai氏が書評書かれてた。内容には触れてないけど。このエントリからのトラフィックでAmazon.co.jpのランキングが結構上がったらしいです。すごいね。
内容の中で僕がピンと来る物は、以下のような感じです。
他はまだちゃんと見てない(ひどい)。
関連イベントのお知らせ。
FirefoxNITE:Ustream使ってダラダラやってたアレの新装開店リニューアルオープンついでのスペシャル開催みたいです。8月27日20:00から渋谷bartubeにて開催、参加費3800円。参加登録が必要なので宴会君からどうぞ。
Firefox 3 Hacks NITE:本書発売記念のトークセッション、だそうです。bartubeのソレとは全然無関係に、9月4日19:00から池袋ジュンク堂にて開催。参加費1000円ワンドリンク制(多分)で定員40名、電話か店頭で申し込む必要があるとの事です。
誰も来なくて関係者だけで反省会、というのは怖いので、物申したい方の多くのご参加と喧々囂々丁々発止のリアルモヒカンバトルに期待しております。
オープンソース法 第7章 MPLライセンス 1. Mozillaの物語によると、弁護士でもあるMitchell Baker(Mozilla Corporation会長/トカゲ世話役主任)がMPL(当時はNPL)を作ったんだと。知らんかった。まあ確かに古株で弁護士資格を持ってるってことはそういうこともあったと考えて当然だったんだけど。
Mozilla Development Strategies、なんとか一通り翻訳した。他の文書に比べてムチャクチャ読みにくくて、段落全体を訳してやっと最初の文の意味が分かるとかそんな感じで、中学英語程度の英語力しかない僕では、読んでてほんと辛かった……これがネイティブの使う普通の英語という物なのか、それとも単に原文が悪文だったのか、僕には分からない。いずれにせよ、誤訳してる所がきっとたくさんあると思う。軽い気持ちで手を出して後悔した。
フォクすけぬいぐるみをゲットした人のエントリを見てて思ったんだけど。
ぬいぐるみのタグにコモンズ章が付いてるってことは、クリエイティブ・コモンズライセンスの適用対象はこのぬいぐるみ自体ってことですよねぇやっぱり。絵や写真や音声素材や映像素材でCCってのは分かるけど、立体物でCCって前例あるのかしらん? NC-BYってことは、権利者名を表示して無償であればこのぬいぐるみを使った写真や映像を作品として公開できると考えたらいいんか?
ちなみにサンライズ的には、ガンプラを撮った写真は公開しちゃダメらしい。そういう二次利用(?)の制限が無いことが明示されてる立体物の製品・作品ってどのくらいあるんだろう。
OperaのTetzchner CEOへのインタビュー記事(英語)について、冒頭の Opera をオープンソースにしない理由などだけでも目を通すと良いかもとあったので、頑張って読んでみたよ。誤読してたらすんません。
(質問)Operaをオープンソースでリリースするのに何が必要ですか? 私はあなたが過去すでに、オープンソース化はあなたに何の利益ももたらさないと述べたことを知っていますが、その考えに変化があったかどうかに関係なく、私はただ確認をしたいのです。私は、オープンソース化がLinuxとBSDでのすべてのユーザを幸せにするだろうと確信しています。
(回答)本当の質問は、なぜそう考えるのか、そして、それは本当に重要なのかということです。私たちの世界観では、オープンスタンダードこそが重要な物と考えます。オープンスタンダードとオープンソースとを選べるのなら、私達は必ずオープンスタンダードの方を選びます。幸いにも、多くの場合オープンソースの企業は実際にはオープンスタンダードによってうまくいっていますので、それ自体は問題ではありませんが、しかし、私達が重要だと信じているのはあくまでオープンスタンダードです。なぜなら、その時あなたは選択肢を持てるからです。あなた自身の考える優先順位に基づいて、使う製品を切り替えることができるという事ですね。
そして、オープンなコミュニティの問題があります。私達はとてもオープンなコミュニティを持っていて、非常に多くの人達と働いています。私達が企業として歩む道は色々な意味で、オープンソースの企業のそれに似ていると、私は考えています。今現在、コミュニティの人達は私達の製品のソースコードにアクセスする事ができませんが、しかし、彼らは私達とコミュニケーションを取り、フィードバックをしてくれて、私達の製品を試してくれています。私達はとてもオープンな仕事のやり方を、コミュニティの人達としているのです。そこでの疑問は、なぜ私達がその上でさらにオープンソースの活動をやらないといけないのか、それが私達にどんな利益をもたらすのか、という事です。
ちなみに、私は自分自身でオープンソースの活動をしたことがあり、Telenor Researchであるプロジェクトを作りました。私はFrameMakerのコンテンツを読み込んでHTMLに完全に変換するプログラムを作りました。そして、私はそれをオープンソースでやりました。また、それは実に見事に動作しました。しかし、同時に、私がそのプロジェクトの仕事をやめた(関わらなくなった)途端、プロジェクトは死んでしまいました。みんながそれを使っていたのにも関わらずです。それはFrameMakerの文書をHTMLに変換するための、最もポピュラーな方法でした。それは非常に強力なツールで、FrameMakerブックの全体を、章や複数の文書を、画像、文書間のリンク、索引も含めて、何もかもを完全にHTMLに変換することができました。しかし、私がそのプロジェクトに関わらなくなった途端に、状況は変わってしまいました。
私の考えでは、もし私達がOperaをオープンソース化していたら、ある種の人たちは私達のソースコードを見ることができて、私達をもしかしたら助けることができたかもしれませんが、依然として大部分の作業は私達自身がやることになっていただろうと思います。これは実際の所、他の有名なオープンソースプロジェクトと全く同じです。もしあなたがオープンソースプロジェクトの一つに参加しようとしても、実際にはそれはそんなに簡単な話ではありません。なぜなら、そこにはプロジェクトの主導権を握っている門番のような誰かがいるからです。ですから私は、オープンソース化していたらそれによって多くの物を得られただろうという考えには確信を持てませんし、人々が私達のコードを見るだけ見ておいしい所だけ持っていってしまう危険性もあっただろうと思っています。
まあOperaはプロダクトや技術それ自体を売ることでお金を得るビジネスモデルだから、Operaがそういう営利企業である以上は、オープンソース化しても大して嬉しい結果にはならないだろうなあ。Mozilla Corporationなんて、非営利団体が唯一の株主で、営利目的では活動しませんって明言しちゃってるし。あそこの目的は金を稼ぐことではなく社会貢献することの方が優先順位が高いと見て間違いは無かろう。そんな所とOperaを一緒くたにして語られても、テッちゃん困っちゃうよね(←なぜ馴れ馴れしい)
ソース表示タブの新版をAMOにアップロードしたら、レビューの結果サンドボックスに留め置かれることになってしまった。理由は二つあって、一つはページのタイトルが表示されない問題があるということ(直したはずなのに何故レビューをした人の環境ではまだ起こってるのか、原因不明。詳しい情報を聞いてみたいと思ってる)。もう一つは、AMOのアドオンのページでレビューが付いてないこと。
って、一つ目はさておき、二つ目は「そりゃないだろ」って思った。前々から気にはなってたんだけど、AMOでは、公開申請される前のサンドボックス時代に付けられたレビューは公開された後は見えなくなってしまう。それを理由に「レビューが付いてないからサンドボックスね」って、システムの問題をこっちのせいにされちゃたまらんよ。
今回のことで改めて詳しく調べて分かったんだけど、AMOのシステムはサンドボックス時代に付けられたレビューに関して以下のような問題があるようだ。
念のため試験運用中の次バージョンAMOを見てみたら、全く同じ問題が起こっていた。Source Viewer Tabのページを見れば分かるけど、見出し部分や検索結果には「2 reviews」と表示されているのに、ページの中には肝心のレビュー本文が表示されていない。他のアドオン、例えばDelicious Bookmarksあたりではちゃんとレビューが表示されているが、これらはアドオンが公開された後に付けられた物なんだろう。
――という風なことを書いたメールをエディタ用MLのアドレスに投げてみたけど、こういう問題って本来はどこに投げるべき物なんでしょうね。
以下は実際に送ったメール。