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順列都市(上)(Amazon.co.jp)、順列都市(下)(Amazon.co.jp)(著:グレッグ・イーガン、訳:山岸真)を読んだ。IRCNetの「#順列都市」の名前の由来と聞いてから、住人(と自分では思ってる)としては読まなきゃいかんかしらと思ってたんだけど、Amazonでは品切れ状態になってたりして、でも先日見たら在庫有りになってたので、アソシエイトの紹介料の消化も兼ねて買ってみました。
軸になってる「塵理論」というのがよく分からない…… とりあえず、一度動き出したらハードウェアが破壊されようが仮想マシンが破壊されようが一向に関係なく走り続ける、有限のリソースの中で無限を実現する、そんなソフトウェア世界があって、そしてそれは今僕達がいる宇宙とはお互い何の干渉もできなくなって、永久に存在し続ける……という風に解釈してみたんだけど。この解釈でよいのだろうか。
物語世界の枠組みとしてはディアスポラの方がまだ単純で分かりやすかった気がする。単純に、僕が宇宙の外側というものについて今まで興味を持っていたから、理解しやすかっただけなのかもしれないけど。
例えて言うなら、大編成のオーケストラの盛大な演奏を聴いたような感覚だろうか。一つ一つの音が何を意味しているのか、感知することも全然できない。でもその圧倒的な音の渦に飲み込まれ流されるのが、ただ単純に心地いい。そんな感じ。
物語は謎を残したまま終わってしまうけれども、読後感はさっぱりしてる。いい夢見せてもらいました。ありがとうございます。
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2006-05-05_permutation-city.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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