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不思議少女の中でもこれまでに無いタイプの不思議さがあるラブコメ「謎の彼女X」 - Sep 06, 2007

ふつう「不思議ちゃん」とかいうと、電波入ってる頭の弱い人とかそういうのを思い浮かべるんじゃないかと思うけど、本作に登場する「彼女」卜部さんはそれとは異なるベクトルの「不思議少女」と言えよう。ハサミで物を切り刻むという特技も、感情らしい感情を一切表情に表さない無愛想さも、「絆」で繋がった彼氏がいるから友達にはなれないという風な理屈に代表される独自の価値観に基づく判断も。「不思議」っていうより「<ruby><rb>謎</rb><rp>(</rp><rt>ナゾ</rt><rp>)</rp></ruby>」という言葉の方が多分しっくりくる。

そんな謎少女の卜部さんに対して、主人公の椿くんはいたって普通の健康的な少年だ。「彼女」に対して触りたいとか手をつなぎたいとかキスしたいとかの「ありがちな」欲は当然ある。でも謎少女の卜部さんはそれをことごとく拒絶する。卜部さん自身が望んだ時でなければ触れることも許されない。夏休みも、デートといえるようなデートはたった1回あったきりだ(2巻までの時点で)。世の中の「普通のカップル」がしてるような事、椿くん自身も「そうしたい」と思ってた事は、どうやら卜部さんとのつきあいの中ではなかなか得られそうに無いようである。

でも、いや、だからこそなのか、椿くんは卜部さんにますます興味を惹かれていく。期待しすぎず、でも絶望もしすぎない、適度な距離感を保ちながら、半ば「観察」してるような状態。この微妙な空気が許されるのは、作者自身が語っている通り、二人が「17歳」だからなんだろうな。

しかし、彼がこう安心してられるのは、目に見えて分かる「絆」が二人の間にあるからなんだろう。それが無かったら、どうだっただろうか……彼はこんなに余裕で毎日を送っていられたんだろうか?

任侠童貞魔法青年漫画、「ドスペラード」 - Sep 03, 2007

ドスペラード(作:大和田秀樹)Amazon.co.jp

剣と魔法のファンタジーな世界観で、何故かヤクザの抗争チックな魔法ギルド同士の争いが勃発。その渦中に舞い戻ってきた男の魔法の属性は、地水火風いずれにも属さない第5の属性、「萌え」だった。高位の童貞魔法使い達による「萌え」の魔法が猛威をふるう、ギルド同士の血で血を拭う争いは、後に「ドスペラード」と呼ばれる……という無茶苦茶な漫画。下らないネタを極めて真面目に描いているので、余計に笑える。

でも、最終童貞への試練の中で見る「夢」には、何かもの悲しさを感じてしまうんだ……

ギルドの最終兵器に彼は敏感に反応してしまったけど、童貞レベルの高まった男なら分かるだろう!? 「彼女」という響きのエロさが!! その一言がいったいどれほどの妄想を引き起こすか!!! 屈してしまった彼の事を誰が責められようか……!!!!(血涙)

世にも珍しいビーチバレー漫画、「ビーチスターズ」 - Sep 03, 2007

ビーチスターズ 1(作:森尾正博)Amazon.co.jp

たまごまごごはんというサイトの書評を見て、読んでみた。

美少女が砂の上で裸足で飛んだり跳ねたりするビーチバレー漫画。制服で裸足で胸元はだけてパンツまる見えで、と、要素だけ聞くとエロい。でも主人公のキャラがあっけらかんとしてるから実際はエロくない。不思議。

内容の方は……うーん……ちょっと期待はずれかも。主人公がいきなり超人過ぎて、僕はあんまり感情移入できなかった。これよりは、ボンクラがちょっとずつ開花していく展開の「ガンバ! Fly High」の方が好きだ。

2巻も読むかどうかは微妙なところです。

突き放された感の強い超短編恐怖話集、「不安の種」 - Sep 03, 2007

「怖い話」短編集。短編も短編、一話あたりほんの4ページほどで終わったりもする。その短い間に「ゾクッ」と背筋が寒くなる話が詰め込まれている。タイトルの通り、身の回りに「不安」を感じるようになってしまう。そんな作品。あまりに各エピソードが短いから、説明が全然無くて、でもそれが却って、突き放されたような感覚があって怖い。

「+」の方が個人的には怖かったかな、と思うんだけど、単にそれが「不安の種」シリーズで一番最初に読んだ物だったからなのかもしれない。

しかしまあ、小さい頃だったらこういうの読む時は絶対全て照明つけっぱなしのドアはしっかり閉めーの布団を頭からかぶりーのという感じで、「得体の知れない何か」が自分の耳の後ろに忍び寄ってこれない状況を作ってからでないと読めなかったけど、独り暮らしで真夜中に窓(網戸)もキッチンへの引き戸も開けっ放しで読めるようにいつの間にかなっているんだから、人間ってすごいな。

自分の将来の借金生活のイメトレができる「闇金ウシジマくん 9」 - Sep 03, 2007

闇金ウシジマくん 9(作:真鍋昌平)Amazon.co.jp

現代のリアルホラー、ウシジマくんの最新刊だよ! でも丑嶋社長の出番、最後の方だけだ……

前の巻で始まった、パラサイトシングルニート・宇津井のエピソードの完結編。家を追い出されたり、ネカフェ難民になってみたり、ゲストハウス住いのアルバイターになってみたり、ゲストハウスを追い出されたり、ホームレスになってみたり、オヤジ狩りに遭って殺されかけたり、どこまで墜ちるんだよっていう墜ちっぷりの果てに辿り着く結末。

「馬鹿な他人の話」と見るか、「将来もしかしたらそうなるかもしれない、自分自身の姿」と見るか。僕は恐ろしさに身震いする方です。

薄味にしたカイジ+アクション=嘘喰い - Sep 03, 2007

書店で序盤だけ立ち読みできるようになってて、気になったので買った。

カイジとかそれ系の話を想像してたんだけど、途中から方向が変わっていった……アクション色とエンターテインメント性が強い感じ。

続きが気になるから今後も読むと思うけど、激しくお薦めという感じはあんまりないかな……

見たくない現実、救われない現実を見せつけられる「いちごの学校」 - Sep 03, 2007

いちごの学校(作:きづきあきら+サトウナンキ)Amazon.co.jp

ヨイコノミライの作者の作品ということで気にはなってたんだけど、組長が紹介されていたので、自分でも見てみた。

元教師で、教え子の女子高生を妊娠させたことが原因で失職して電器屋店員として再就職している主人公。元教え子の妻は今では一応専業主婦。これに産まれたばかりの娘を加えた3人家族が中心となっている。教師・女子高生時代のエピソードと、失職後のエピソードとを織りまぜながら、この家族の、主に夫婦二人の心の動きを、主人公の視点から描く。

普通の恋物語だったら「いろんな苦難を乗り越えて二人は幸せになりました。めでたしめでたし。」となって、乗り越えた後の苦難に対してはきれいさっぱり忘れたり割り切ったりで、みんな「カッコイイ」生き方に辿り着く……というのが定番なんだろうけれども、本作では、夫婦二人とも未練たっぷりで非常に格好悪い生き方のままエンディングを迎えている。

多分、現実によくあるリアルな恋愛がここには描かれているのだと思う。少なくとも僕にとっては、共感可能な「リアルさ」がある。つきあい始めて2年以上が過ぎて今なお自分の中で消化しきれていない、手の届かない物への醜い嫉妬であるとか、取り返しの付かない物への下らない執着であるとか、そういう負の感情をいつまでも心の中に持ちつづけてしまうような人間は決して物語の主役を張れるような器ではないのだろう、そういう人間にフォーカスを当てた作品なんてものは無いんだろう、と思っていたんだけれども、これはそういう作品だった。

救いは無い。この先にあるのは絶望だけなのかもしれない。でももう逃げられない、この道を歩き続けないといけない。罪を背負って償い続けないといけない。赦されることは無い。癒えることのない傷を抱えていかないといけない。

きづきあきら氏という作家はこういう、人が目をそらしたい・「理想が描かれていて心地よい、物語の世界」から消し去りたいと思っている物を見せつけるのが本当に好きな人なんだなあ、Sなんだなあ、ということを改めて思った次第なのです。

あまりの痛々しさにページをめくる手が速くなってしまうエッセイ漫画、「僕の小規模な失敗」 - Sep 03, 2007

僕の小規模な失敗(作:福満しげゆき)Amazon.co.jp

Masaoさんが紹介されていたのを見て買った。

読むのが辛い一冊だ。自然とページをめくる手の速度が速くなっていく。読み終えた後も、読み返そうという気になれない。「まだ消化できていない、目をそらしたい、自分の中の認めたくない部分」を刺激するエッセンスが凝縮されている。そんな風に思った。

例えば「ウシジマくん」は、エンターテインメント的な部分というか、おもしろおかしいってわけじゃないんだけど、見ててハラハラさせられるというかなんというか、そういう「魅せる」ものがあると思う。「容れ物」の部分で楽しめると思う。でもこの作品には(作者の方には申し訳ないんだけど)そういう要素があまり含まれていない。だからこそ、描かれている「内容」の方がダイレクトに目の前に突き付けられる感じがする。

Masaoさんの書評がすごく良いので、「非モテ」キーワードに反応する人はそっちを見てほしい。

ハッカーズ その侵入の手口 - Sep 03, 2007

ハッカーズ その侵入の手口 奴らは常識の斜め上を行く(著:ケビン・ミトニック、ウィリアム・サイモン 訳:峯村利哉)Amazon.co.jp

LL魂の物販スペースで買った奴。やっと読み終えた。

投獄経験もあって今はセキュリティ・コンサルタントとして活躍している超有名ハッカーのケビン・ミトニック(と、紹介されてるんだけど僕はこの本を読むまで知らんかった)が、他のハッカーたちに取材して聞いた話を元に書いた、ハッカー列伝的な本。ハッカーたちの体験談が実に真に迫っていて、「見付かるか?! もうおしまいなのか?!」とドキドキハラハラしながら読める、面白い読み物だ。

というエンターテインメント的な側面だけでなく、この本は自分の気を引き締めるために役に立つ一冊だという面もある。技術的な話も多いんだけど、それよりは、ハッカーが人間の思考の隙をどのように突いてくるのかというところに焦点を当てて、各エピソードに解説を加えている。

会社のセキュリティ担当であろうとなかろうと、コンピュータを使う人なら一度は目を通しておいて損はないと思う。

Perfume - Jun 07, 2007

何度もリプレイしてしまってこのフワフワした声と音にあてられて、アルバム4thシングルをAmazonでぽちっとなしてしまったわけですが。

「このCDを買った人はこんなCDも買っています」リストを見て、このMADのせいでアイマス→Perfumeと流れた人が他にも少なからずいることが窺えてワロタ。

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