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Latest topics 近況報告

たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。

萌えるふぉくす子さんだば子本制作プロジェクトの動向はもえじら組ブログで。

宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。 以下の特設サイトにて、単行本まんがでわかるLinux シス管系女子の試し読みが可能! シス管系女子って何!? - 「シス管系女子」特設サイト

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五年生(木尾士目) - May 01, 2007

友人にずっと前から勧められてたので読んでみた。「四年生」の続編なんだそうだけど、こっちだけ読んじゃったよ……いや読み始めたら止まらなくなっちゃってね。

あらすじ。アキオと芳乃は同棲中の大学4年生カップル。しかし卒業を目前に控えてアキオの単位不足が発覚。同棲解消して、芳乃は東京で社会人一年生に、アキオは大学五年生に。遠距離でやっていくものかと思いきや、アキオはドロドロの四角関係に巻き込まれたり、芳乃はナイスミドルな妻子持ちに一目惚れしたりで、あっちこっちで別れたりひっついたりと泥沼な恋愛模様を描きまくる……という感じ。「げんしけん」で爽やかな青春オタクライフを描いた木尾士目のダークサイド全開です。

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精神的ポルノ - Mar 18, 2007

リアルな女の裸や、性行為って、まあ風俗とかアダルトビデオとかを抜きにして、普通の人が普通に生活してる限りにおいては、そう易々と拝めるものではないと思う。どういう場合に見れる・体験できるかというと、どういう関係なら見えるかというと、恋人か夫婦(かセフレ)の関係にある場合くらいのものだろう。つまり、レアものだ。そういう本来(?)レアであるはずの物を、2次元平面という形だったり、モザイクかかってたり、という風にいくぶん劣化した形ではあれ容易に手に入れることができるから、アダルトビデオや写真集といったものには価値が生ずるのだと思う。また、行ったことないから詳しいところは知らないけれども、本来レアであるはずの物だからこそ、風俗は吉野家やマクドナルドに比べて高い料金を要求されるんじゃなかろうか、と思う。

「愛してる」という風な言葉だとか、もっと言えば「愛されてる」感覚とか、特別な信頼を寄せられる感覚とか、素直になんでも相談されるとか、そういうものも、やはり、普通の人が普通に生活してる限りにおいては「レアもの」の体験だと思う。恋人か夫婦でもない限り、リアルにそういうものに触れられる機会はそうそう無いと思う。

にもかかわらずそれを欲しがっているから、僕らは、恋愛ストーリーの漫画を読んで主人公に感情移入したり、あるいはもっと直接的に、ギャルゲーの主人公に自分の名前を付けてゲームのキャラとの「恋愛体験」を楽しんだり、あるいはもっとリアルに、安くないお金を払ってメイド喫茶でケチャップで名前を書いてもらったり熱い食べ物をふーふーしてもらったり、したくなるんだろうと思う。

精神的ポルノ。本来恋人や夫婦でなければお目にかかれないもの、体験できないものを、容易に手に入れられる手段。オタク文化の中でも萌え系の物は、そういう側面があると思う。

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赤松健 - Feb 09, 2007

赤松健、ヤクザファッションで奥さんとアキバデート……そんなに言う程ひどいと感じなかった自分はファッションセンス無さ過ぎですね。

何度か書いてると思うけど、僕はこの人のマンガが好きだったのが、後に嫌いになってしまった。その作品に描かれてる世界を素直に見てる間は、幸せだった。でも、一歩引いた所から自分を見るようになって……この人の作品を楽しんでいる、いや、この人の作品に描かれるような世界を求めている自分に気がついて、反吐が出そうになった。

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そして僕らは恋を知る(雪森さくら) - Jan 21, 2007

マーガレット2月5日号(20日発売)掲載の読み切り漫画。知人の雪森さくら先生が描かれたので近所の本屋でカード一括払いでマーガレットだけ買ってきました。何この羞恥プレイ。

せっかくお金払って買ったンだし、他の掲載作にも目を通してみる。

  • がっこうのお時間。話はよく分からんが、なんだこの甘々展開は。1週間会えないから1週間分7回キスってなんだお前は。くそうたまんねえ。羨ましすぎる。
  • 悪魔とラブソング。可愛マリアこええ……でも、こういう生き方ができたらなあと少し憧れる。退かぬ!媚びぬ!みたいな。
  • 水泳のやつは、この1回だけ見ると割とありがちな展開かなと思うけど、まとめ読みしたらそれなりに楽しめるかな……
  • モデルの人のシンデレラストーリーは、事実ベースだからまあしょうがないけど、話に盛り上がりとかも特になくってただの体験レポ漫画という印象。
  • 仮スマはちょっと面白かった。

他にも色々あったけど、なんというか、こう、慣れない物を通しで読むと、あてられるっていうか結構疲れた…… あと、さらっと「ラブホ」とかそういう単語が出てきてたりっていうか普通にラブホ入ったりとかしてて、ああ、女の子って男の子よりずっとオトナな漫画読んでる物なのね……とかそういうことを思って切なくなったりした。

で、本題の肉先生の読み切りですが。いろんな意味で予想以上でした。

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新聞とチケット - Dec 16, 2006

引っ越してからかれこれ8ヶ月か9ヶ月くらいですか。一覧性の高いプッシュ配信メディアということで新聞は取るつもりだったのですが、引っ越してから一度も新聞拡張団の皆様にお目にかかる機会がございませんで……

さっき来たので契約しました。

最初から、相手の態度がムカつくとかそういう問題がないなら普通に契約するつもりだったのですが、何となくノリで話をダラダラと引き延ばしてたら、商品券をいただいてしまいました。迷惑な客ですね。

こういう時に渡されるものの定番に商品券とか洗剤とか色々あるそうなのですが、遊園地のチケットというのもあるそうですね。という話を聞いて思いだしたのですが、3月頃に彼女と(確か1ヶ月か2ヶ月ぶりくらいに(どうでもいいですがそれまでも付き合い始めてからずっと月に1度会えるか会えないかといったところでした(さらにどうでもいいですがかれこれ半年は会ってませんし声も聞いておりません)))デートできた時に遊園地のスケートリンクへ行ったのですが、入場ゲートの前でチケットを買おうとしていたら、通りすがりの主婦らしき人に「新聞屋さんから貰ったけど枚数が多くて使い切れなくて困ってる」と言われてチケットを貰ってしまってタダで入場した、というエピソードがかつてありました。

スケートで! デート! 転びそうなフリをしておさわりするスレはここですか? あと、女子的には「手を握られちゃうかも……/// かわいいパンツはいていこうっと」の覚悟がいるという噂も聞きましたが本当ですか?

当日、彼女はジーンズでした。そしてスケートリンクは安全のため手袋着用必須でした。僕が売店で買った手袋は、スキー用の手袋みたいなごついやつで、何を触っているかも分からないような状態でした(触りませんでしたが)。

寒い時代ですね……

「本当に好きかどうか」を問うて自縄自縛に陥ることの無意味さを検証してみる - Nov 27, 2006

  1. 「誰か恋人が欲しい」とか言ってる人間ってホントに人と付き合う気があるの?という話
  2. 自分が惚れっぽいと自覚しているから「誰か恋人が」という風にならざるを得ないのだ、という言及

僕ら非モテは、女性とコミュニケーションを取る機会が非常に少ない。男だらけの職場であるとか、その趣味のオフ会に行って喪男しか集まらないとか。にもかかわらず、いっちょ前に恋愛への渇望だけはある。そのため、女性と接する機会がない現状に強い不満を感じ、飢餓状態にある。心のスポンジがカラッカラの乾燥状態にある。

だから何の偶然か女性と接する機会を得ると、その女性を求める感情が「単なる飢餓感からのもの」なのかそれとも「社会的にそうあるべきとされている恋愛感情」なのかを吟味する間もなく、その女性に飛びついてしまう。心のスポンジの奥底までその女性のことを染み渡らせていいのかどうかを考える余地もなく、毛細管現象で心のスポンジの奥底まで自動的にその女性のことが染み渡っていく。

つまり一言で言えば、非モテは惚れっぽい。

そして非モテの中には、自身がそういう性質を持っているということをはっきりと自覚している、言うなれば過剰自己分析型の人が少なからずいる。僕自身もそういう人間だと思う。

そういう人間は、ある女性に対してときめいた時に「これは、恋……? いや違う、単に飢えてるから誰にでも反応してるだけなんだ、その人個人のことを想ってドキドキしてるわけじゃないんだ。これは、その人のことを好きだからドキドキしてるんじゃないんだ。」と自分で自分の感情を分析して、「そんな下らない感情で他人に迷惑をかけてはいけない」と自分にブレーキをかける。その結果として、誰に対しても一定のライン以上好きになることはなく、誰か女性個人を好きになることができず、にもかかわらず渇きと飢えはなくなることはない。そうして、「あの人を彼女にしたい」ではなく「誰でもいいから彼女が欲しい」という考えだけが継続して存在し続けることになる。

この事に対して、「本当に好きかどうか」なんかを気にする事に意味があるのか?と、シロクマ氏は問うている。そこでここでは、「本当に好きかどうか」を気にすることの無意味さを検証してみようと想う。

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電車宦官 - Nov 01, 2006

「電車男」という単語自体がもう懐かしの物となっている今日この頃だけれども。

天馬唯氏は「『変わる』事を過剰に賛美する風潮が気にくわない、世間の価値観に迎合することを自ら選んだ『電車<ruby><rb>宦官</rb><rp>(</rp><rt class="読み">かんがん</rt><rp>)</rp></ruby>』連中は軽蔑の対象でしかない。自分の持って生まれた特性を引き立てて魅力にすることにこそ励むべきだ」、という風なことをよく書いておられる(た)。

確かに「電車男」と同じ道を歩むことにした人というのは、「世間の価値観に迎合」して魂を売り渡した人である、と、言うこともできる。しかし、それは特定の価値観だけに基づいて述べた一方的な見方であるように思う。

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「こういう人に惚れるべき」という無意識下の刷り込み - Oct 09, 2006

「二丁目に捨てる物無し」

同性愛者のコミュニティでは異性愛者のコミュニティに比べて恋愛対象として選ぶ相手の許容範囲が広い傾向にある、という話。リンク先ではその原因を、商業的圧力の有無によるものではないかと述べている。この指摘を読むと、自分がいかに無意識下の部分で「洗脳」されきってしまっているのかを改めて認識させられる。

ただ、だからといって、そんな現在の自分や他の人の考えを「偽りのもの、騙されているだけのものであって、自然状態ではもっと違うものになっていたはず」と否定するのは、何か違うと思う。そうして後天的に植え付けられたものまで含めて、その人の「アイデンティティ」なのではないかと僕は思っている。

……という風に呑気に思えるのは、現在の自分がその価値観の中で「完全な敗者」ではないからに過ぎないのだろうか。

感情が欠落している - Sep 14, 2006

こんな風にグダグダ言ってるうちは結局本気じゃないんだよ、という風に言われる。そんなの「本気」の恋愛じゃなくてただのおままごとだろ、と。「本気」になったらそんな自分のこと冷笑的にあれこれ言ってる暇ないだろ、と。理屈に頼ってないで「本気」になれよ、と。

「本気」って何だ。「感情」のことか。食欲や性欲や睡眠欲程度でコロコロ変わるそれのことか。そんなものに頼れるわけなかろう。

そりゃ、普通に生きてきた人の「本気」はそんなもんじゃなかろうよ。そんなしょうもない生理的欲求程度に左右されるようなもんじゃなかろうよ。子供の頃から栄養与えて育ててきた豊かな感情ってのは、そりゃ、強かろうよ。もっとしっかりしてて、下らない生理的欲求なんかに左右されたりはしないんだろうよ。

でもね、僕の感情は薄っぺらいんだよ。1年ちょい前に彼女ができてやっと芽生え始めたものなんだよ。根っこすら張れていない薄っぺらで頼りなくて脆くて弱いものでしかないんだよ。23年間栄養も何も与えられず発芽すらできなかったんだよ。普通の人が小学生のうちに通過してしまったところを、僕は今やっと通ろうとしてるんだよ。しかもその種はもう半分腐ってて、まともに育たん訳よ。小学生のうちからちゃんと芽吹かせて10年以上栄養やり続けて育ててきた24歳の人の感情と、23になる直前にやっと芽が出てしかも栄養が圧倒的に不足して育てようにも育ってくれない感情と、比較になんてならんだろうよ。そんな薄っぺらい「本気」をどうやって信じろと言うのかね。

そして「本気」が無いようじゃあおままごとだ、と世間は言うわけだな。「本気」が薄っぺらければ、そいつは「本気」が「無い」事になるわけだな。

なんだ、大人になるまで「本気」を育てられなかった時点で、もう負け確定じゃないか。負け組人生確定じゃないか。もうやり直しなんかできないじゃないか。今から育てることなんてできないじゃないか。もう「それがないのが通常」という内容で人格が形成されてしまってるんだから。流動的なうちに望ましい形に人格を形成できなくて、望ましくない形に固着してしまったんだから。もうこれ以上の成長も見込めないんだから。

非モテロリストの人の感情がやっと分かったような気がするよ。そりゃ絶望するしかないよな、と。そりゃあもう残された道はテロに走るしかないよな。と。

赤ちゃん返り - Aug 27, 2006

驚異の小宇宙・人体Ⅱ 脳と心 第4集「人はなぜ愛するか」を見ていたら、4歳で養子として迎え入れられた女児が、7歳になった当時でも哺乳瓶を吸ったり赤ちゃん言葉を使ったりといった「赤ちゃん返り」と云う現象を起こす、という話が紹介されていた。養母は嬉しいと感じる反面、養女が自分に対して向ける熱烈な愛情表現に戸惑いを覚える、とも語っていた。

あの手この手で必死になって、愛の出発点を探す少女。養母を困らせることをわざとやって養母を試し、無償の愛を確認しようとする。この激しいコミュニケーションが、血の繋がらない二人が真の親子となるためには避けられない通過儀礼なのだという。

その様子が、人生で初めての「彼女」という存在ができて、多くを求めすぎようとしている、妄想を膨らませすぎている自分の姿に、重なって見えた。僕は23、4にもなって「赤ちゃん返り」を起こしてしまっているのだろうか。

これは非モテの宿命なのだろうか。

でも、「彼女」は決して「母親」ではない。そこを忘れてはいけない。忘れそうになるし、忘れたくなるんだけど。

番組で採り上げられた少女はやがて、「赤ちゃんはもうやめました!」と言って、哺乳瓶を自ら拒否するようになった。愛情に十分満たされたことで、赤ちゃん返りの必要がなくなったから。

僕らは赤ちゃん返りを自ら止められることが、果たしてあるのだろうか?

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