高橋メソッドなプレゼンツール in XUL

高橋メソッド in XULの開発は一旦終了とします。今後は、もんたメソッドに対応した後継バージョンのもんたメソッド in XUL(高橋メソッド in XUL featuring もんた)として開発を継続します。

これは何?

高橋メソッドなプレゼンテーションを作成したり再生したりするツールです。Mozilla.Party.JP 6.0のXULセッションにおいて使用しました。まあ実際に見てみて下さいな。

このツールは以下の2ファイルから構成されています。

mala氏による高橋メソッドなプレゼン作成ツール ver.2をベースにXULへ移植し、機能を強化しています。Mozilla Suite/Mozilla Firefox、Netscape 7以降など、レンダリングにGeckoエンジンを使用するブラウザで利用できます。

高橋メソッドって何?

むやみに大きな字が特徴的なプレゼン手法です。後ろの席でも見やすい、ボーッと見ていても分かりやすい、作りやすい、発表しやすい、などの特長があります。詳しくは提唱者の高橋征義氏による解説をご覧下さい。

これを使うと何がうれしい?

  • 高橋メソッドなプレゼンを簡単に作れる。フォント選択やサイズ調整は全自動なので、煩わしい作業は一切不要。
  • 高橋メソッドなプレゼンを、環境を選ばずに実行できる(Mozilla/Firefoxがインストールされていれば)。
  • 高橋メソッドなプレゼンを、Web上でそのまま資料として公開できる。PowerPointのようにいちいちHTMLなどに変換しなくてもよい。
  • 高橋メソッドにもかかわらず、インライン画像を埋め込むことができる。工夫の幅が広がる。
  • リンクを埋め込むことができ、また、プレゼン自体がWebブラウザ上で動作するので、プレゼンの中に「参考リンク」をたくさん埋め込んでおいて、プレゼン実行中にガンガンそれらを開くことができる。

どうやって使うの?

インストール・設置

ローカルで使用する場合、takahashi.xul(本体)takahashi.css(表示設定)をダウンロードして同じフォルダに置いて、takahashi.xulをブラウザウィンドウにドラッグ&ドロップしてください。リモートで使用する場合、前述の2ファイルをどこか適当なところにアップロードして、takahashi.xulにアクセスしてください。発表時には、ブラウザを全画面表示にしておくと、まるで普通のプレゼンツールのように見えることでしょう。

より一層楽しむために、極太系ゴシック体のフォントをインストールしておくことをお勧めします。とりあえず、以下のフォントに対応しているつもりです。上の方にあるものほど優先的に使用します。

  • ゴシックMB101U
  • ニューセザンヌ-EB
  • セザンヌ-EB
  • DHP極太ゴシック体
  • DFP極太ゴシック体
  • DHP特太ゴシック体
  • DFP特太ゴシック体
  • セイビイサラゴUB-P
  • AR Pゴシック体 S
  • DF特太ゴシック体
  • セイビイサラゴUB
  • AR ゴシック体 S
  • HGP創英角ゴシックUB
  • HGS創英角ゴシックUB
  • HG創英角ゴシックUB
  • 小塚ゴシック Std H
  • モトヤゴシック 6

また、以下のフォントがインストールされていると、エヴァモード(白黒反転・明朝体表示)をより一層楽しめるでしょう。

  • リュウミンU-KL
  • リュウミンH-KL
  • マティス-EB
  • RFファイン-ME
  • DHP極太明朝体
  • DFP極太明朝体
  • AR P明朝体U
  • AR明朝体U
  • HGP平成明朝体W9
  • HGS平成明朝体W9
  • HG平成明朝体W9

操作方法

画面上部に表示されるツールバーで操作できます。ツールバーは普段は隠れていますが、画面の上の方にポインタをもっていくと表示されます。 (画像による解説)

プレゼンテーション領域を左クリックすると、次のページに進みます。右クリックすると、前のページに戻ります。Enterキーなどでも操作できます。その他の操作については実演をご覧下さい(操作説明用のプレゼンテーションです)。

構文

  • ページの内容は、表示領域にページ内容が収まりきる最大の文字サイズで自動的に表示されます。
  • ページ内容の最初と最後の連続する改行や空白文字列は、無視されます。

編集画面では、以下の編集記号を使ってプレゼンテーションを編集できます。

普通の改行
改行します。
----(半角ハイフン4つ)
改ページします。
[[リンク先URI]]
URIにリンクします。相対パスを指定した場合、外部データファイル(後述)もしくはtakahashi.xulの置かれたディレクトリを基準とした相対パスとして解釈します。
[[ラベル|リンク先URI]]
URIにリンクします。リンク文字列はラベルとして指定した文字列になります。相対パスを指定した場合、外部データファイル(後述)もしくはtakahashi.xulの置かれたディレクトリを基準とした相対パスとして解釈します。
[[image src="画像のパス" width="" height="高さ"]]
インラインで画像を表示します。相対パスを指定した場合、外部データファイル(後述)もしくはtakahashi.xulの置かれたディレクトリを基準とした相対パスとして解釈します。幅・高さの指定は必須で、パラメータ類は必ずこの順番で記述してください。

起動オプション

takahashi.xulにアクセスする際、「takahashi.xul?オプション」という形で以下のオプションを指定することができます。また、オプションは「&」または「;」でいくつも記述することができます。

data=パス
外部データファイルを読み込んで起動します。データファイルの形式は、エンコーディングがUTF-8のテキストファイルです(編集画面の構文で記述)。UTF-8でうまくいかない時は、UTF-16で試してみてください。相対パスを指定した場合、takahashi.xulの置かれたディレクトリを基準とした相対パスとして解釈します。
edit=true
編集モードで起動します。
eva=true
エヴァモード(白黒反転・明朝体表示)で起動します。
page=ページ番号
指定した番号のページを開いた状態で起動します(通常は1ページ目を表示して起動)。

高橋メソッドによるプレゼン作成のコツ

  • ページあたりの文は少なめに。
  • 話をしながらポンポン進めていく。1ページをじっくり「読ませる」ような作りにはしない。
  • 「文章」を書くのではなく、「フレーズ」を書くようにすると、テンポが良くなる。
  • 同じような文字数(=同じような文字サイズ)のページが続くとダレる。見出し(?)ページでは2~3文字だけ、それ以外では5文字以上、という風に字数(文字サイズ)にメリハリを付けて、流れに変化を持たせるといいかもしれない。

ライセンス

MPL 1.1とします。ライセンスの許容する範囲内で、改変・再配布等ご自由にどうぞ。

利用例

FirefoxとXULのセキュリティホール
Mozilla.Party.JP 6.0のXULセッションでの発表です。