2003/06の Past topics

1st day

住基ネットとインターネットが物理的に繋がっていたという話。この不祥事ニュースに対する総務省畠中誠二郎自治行政局長のコメントは、いたずらに不安をあおることは極めて遺憾だ。住基ネットは極めて安全なシステムであり、これまでも何も問題は生じていない、だそうで。日本ってほんと平和ですね。

WYSIWYG タイプの Web ページオーサリングツールって、なにも、画面上の表示順序にこだわってコードを出力する必要はないんですよね。例えば、画面上にスタイルシートの機能で配置したオブジェクト(ここまでは「どこでも配置モード」そのものですな)に対して「見出し」なり「本文」なり「コンテンツリスト」なりの属性を与えて(ここがポイント)、保存時にはそれらを解釈して並べ替え(コンテンツリストは本文の後に置くとか)てコードを出力する、という形式なら、 WYSIWYG でもコードは滅茶苦茶にはならないはず。どうせ Web ページの内容なんてほとんど定型化されてんだから、「ホームページを作る」というような一般的なニーズに対してはこれで十分対応できるんじゃないでしょうか。 Word のアウトラインモードちっくな機能や複数ページを関連付けてサイトとして管理する機能と絡めたりなんかすれば、もしかしたら商売になるかもしれない。ということを shelarcy 氏の文章を読んでいて考えた。

父の畑のタマネギの収穫をしていて思ったんですけどね。今農業教育の最前線がどうなってるのかはよく知らんのですけど、もし試してないのなら、種まきではなく収穫から始めてみるのもいいんじゃないかと。農業やってて一番楽しいのは多くの場合は収穫です。楽しい要素で客を引きつけてのめり込ませるというのは商売の常套です。そういうことで。

アタックナンバーハーフを観た。ネタは面白いんだけど、映画としてはフツー……と思った。カタルシスがいまいち弱い。

Netscape/Mozilla が名実ともに終焉を迎える日

Mozilla 用の拡張機能を作ったり XUL にトキメいたりという自分ですが、 AOL と MS が和解したというニュースには素直に Mozilla の終焉を感じました。 Mozilla の存在意義はもう痛いほどわかっていますが、アレだ、その、現実はそれほど甘くないってことで。

僕には言葉ではこの心配の内容をうまく表現できませんでしたが、 DAC 氏の危惧するところがちょうどそんな感じです。

何事についてもそうなんですが、「この期に及んで楽観視してるのが実は一番危険なんじゃないか」、と。元来悲観的な人間なもんで。もちろん、 Mozilla がただ手をこまねいて見ているだけではないというのは知ってます。先日の Mozilla.Party.JP 4.0 での桃井氏の講演「 Gecko/Mozilla が組織レベルで採択されるには」とか。でも、相当ヤバい状況に追い込まれてるというか、正攻法(優れたアプリが劣ったアプリを駆逐していくという類のプロセス。こういうのは、その分野が未開拓の場合にしか通用しないと思う。)だと勝ち目――シェアの奪取ではなく、 Web に公正さを取り戻すという意味で――は絶対にないというか、そういう気がして。

タブブラウザの意義と、 Mozilla の生き残る道

IE は6で終わる。この決定が次期 Windows をどういう物にするかというと、誰かが書いてたけど、今の Windows におけるメモ帳や電卓のような位置に IE が置かれた状態のような感じが一番近いのかもしれない。もしかしたら、またアクティブデスクトップに戻るのかもしれない。どちらにせよ、 Web ブラウズは Windows の一機能あるいはアクセサリという感じになるんだろう。っていうか今でもそんな感じか。

これを Mozilla のチャンスと捉えることに異論はないです。 Windows にはメモ帳が付属しているにもかかわらず、秀丸や EmEditor や WZ や xyzzy や Meadow が普及している、という例がありますから。でも、悲観的な見方ですが、それ以上にはなり得ないでしょう。彼らは Word の知名度には敵えません。「文章を入力するのなら(例えプレーンテキストで済む場合でも) Word を使え」という固定観念には勝てません。だから、そういう「高機能なテキストエディタ」は中・上級者しか使わない。そして Windows のユーザーの圧倒的多数は初心者。高機能なテキストエディタのユーザーは、つまり、ごく小数ということになります。通だけが Opera や Mozilla を使うというのだったら、それは、状況としては今とあまり変わりません。(それで十分結構だ、と言われればそれまでなんですが。)いち W3C 信者としては、結局、 Microsoft がより Web 標準を考慮してくれることに期待するしかないですなあ。……閑話休題。

いわゆるタブブラウザというものは、立ち位置的にはそういった「高機能なテキストエディタ」と似たような所にいるのでしょう。 IE のウィンドウをタスクバー上で切り替えていくだけで満足できる人に、タブブラウザは無用です。でもそれでは満足できない人もいる。「あまりに汎用的で Web ブラウズに関してはあまりに貧弱な」 Windows のタスクバーでは満足できない人が、 Web ブラウズに特化した GUI (タブ)を持つタブブラウザを利用する。それは、 64KB の制限や Ctrl+S のショートカットが効かない Win9x のメモ帳に我慢できない人が他のテキストエディタを使うのと同じことなのでしょう。

でも、 Win2k のメモ帳くらいになってくると、他のテキストエディタを使うまでもないかなと思えてくる。そういう例の最たる物のひとつが、フリーのファイラを駆逐した「エクスプローラ」ではないでしょうか。願わくば、 Mozilla や Opera は、ファイラのように消え去ってしまわず、せめて高機能なテキストエディタ程度にでも、生き残って欲しいものです。

……っと、見落としてました。ちょっと考えてみれば、全員が全員次期 Windows に移行するとは限りませんね。現在の環境を維持し続ける人達という市場は依然として残ります。先細りの(でも、消えることはない)市場ですが、そこに活路を見いだすのもそれはそれでアリですな。

4th day

課題で制作した Flash ( Flash5 )。ダンス内容は語感から勝手に妄想したものです。ホントはどんな動きなんでしょね。

Web ブラウザについては、「公正な競争が行われていない」のではなく、「競争が無くなった」「競争の余地が無くなった」と見るのが妥当でしょう。競争が可能な限界点はとうの昔に超えてしまっています。公正だろうが不正だろうが、競争は行われ、勝負は付いたのです。そういう理由で僕は、「公正な競争が」云々いう発言に対して、現実を見ていないなあという感想を抱く次第です。

MS は何故勝てたのか。他のベンダは何故破れたのか。僕は、それは MS が他の誰より貪欲だからだろうと思っています。強烈な貪欲さが、 MS の手段を選ばぬ強さを生んだのだろうと思っています。ですから、 Mozilla が勝つにも貪欲さが必要だと思っています。シェア奪取というポジティブな勝利、あるいは、 MS を引きずりおろすというネガティブな勝利に対する貪欲さが。無欲で勝てるとは僕は思いません。無欲とはすなわち「本気でない」ということですから。 mozilla.org は、良い Mozilla を作ることにかけては貪欲だと思いますが、シェア奪取についてはそうでもないでしょう。

C64 当選しますた。日曜日 東地区 ニ 45a だそうです(堕)。

そう。みんな忘れてるかも知らんけど、 MS は、 Netscape が80%のシェアを占めていたという当時の状況を覆したんですよね。その時彼らがどういう手段を使ったのかを思いだしてみれば、 Mozilla では何故シェアを奪い返せないかがよく分かります。

HDD の肥やしになっていたフリーウェアなどを色々消した。

今日の勉強会の出席者は3年だけだった。……いよいよ新入生達に見限られたということだろうか。

シェアと性能

MS と AOL の和解、 IE スタンドアロン版の開発終了、 Netscape の完全なる終焉、についてのまとめとも言える記事。

mozilla.org は確かに「優れた XPCOM 」「優れたブラウザ」を作ることに尽力していると思うけれど、それだけで本当に良い物ができるのか? 良い結果が出せるのか? という疑問が僕にはあります。シェアが低いことが Mozilla を駄目にするということはないか、と。

  • 発展が阻害される例
    1. 先進的な機能( CSS3 など)のサポートを検討
    2. シェア一位の IE が対応していないので、先進的な機能を誰も使っていない
    3. 誰も使っていないので、サポートのための労力が無駄になる
    4. サポートを断念
  • 機能が低下する例
    1. 先進的な機能( MNG など)をサポート
    2. シェア一位の IE が対応していないので、先進的な機能を誰も使わない
    3. 誰も使わないので、サポートのためのコードが無駄になる
    4. 容量削減のためにサポートを外す
  • 出来の悪いアプリになる例
    • シェア一位の IE の動作に合わせて、悪いところまで真似る(履歴が初期状態では日付ごとに表示する形式になっている、など)

新技術・先進的な機能のサポートが何故、無駄になる・誰にも使われずに終わってしまうかというと、確かにそういう改善は新技術の利用者数を増やす一助になり得ますが、なにぶん現状の Mozilla のシェアが低すぎるために、その程度ではブレイクスルーにならないわけです。

Mozilla がその技術に対応したところで、シェアが低すぎて(圧倒的シェアの IE が対応していないので)誰もその技術を使わない。誰も使わないから、その技術をサポートしない。対応するブラウザが無くなるから、ますます誰もその技術を使わなく・使えなくなる。そういう悪循環の結果、 Mozilla が IE に対して毛の生えた程度の優位性しかアピールできなくなる。差がなくなると、多くの人の「だったら IE でいいや」という判断に拍車がかかる。結果、 Mozilla のユーザーはこれ以上増えない。あるいは減っていく。そういうサイクルがすっかり定着したという気がしてなりません。

このサイクルを絶つには、一番効果的なのはもちろん IE を変えていくということなのですが、それはどうあがいても不可能ですから、他の部分で何とかするしかないでしょう。僕の作っている拡張機能が、 IE に対して機能上優位に立つ(せめて、不利なところを取り除く)という部分で何らかの役に立てているなら、幸いなんですが。

6th day

Web 標準の技術で作られたゲーム「時の封土」(の技術的な話)。会長、作ろうとしてるゲームのレベルによっては NScripter 勉強せんでもええんでないの?

まだ HDD には余裕があるはずなのにどうして「空き容量が足りない」と言われるのか不思議に思ってスキャンディスクをかけたら 1.6GB 分もの破損ファイルが出てきた。

7th day

そうそう。昨日、初めて具多Goota食ったんですよ。アレはなかなかのものですね。たかがカップ麺じゃねえかと思ってたら、具がまんまレトルト食品だったりするので。

「ウェブ日記」同士の「コミュニケーション」は、ギャラリーの存在する事を意識して行はれるものであり、多分にショー的な要素を含むから、純粋なコミュニケーションではあり得ない――ギャラリーの存在を意識して行う議論といえば、ディベートという気がする。あれは審査員が存在するから。 Web 日記で交わされる議論の多くが下らなくてつまらなくていつまでもダラダラ続いて時にはどっちかがベソかいて顔真っ赤にしてサイト閉鎖(言うなれば勝手な退場)で終わるというのは、壊滅的に駄目なディベートの例ですな。でも、まあ、そういうのを通じて日本人の議論力相手を口八丁で叩きのめす力を養えるのなら、それはそれで良いことなのかもしれない。政府は国民の議論力を養うために Weblog を推奨するべきですよ。なんちて。

知らん間に改正されてる(た)著作権法。タク野郎としては敏感にならざるを得ない話題ですな。

先日伝え聞いた当学科4年次生の現在の就職状況は、在籍者数200人に対し内定わずか一ケタだそうだ。あと、同学科の同年次の人がマルチメディア検定1級を取ったという記事が学報に載ってた( Web デザイナー志望らしい)。技能も無い、内定も多分無い、先は暗い……

全然βじゃないβ

Mozilla について、改良のための仕様変更は良いことであり、問題なのは互換性であるとする見方。開発者向けのものだから仕様がコロコロ変わるのは致し方ないが、エンドユーザーに対しては仕様の変更を意識しないで済むような優れた変換機構があれば良いという話。

そりゃあ僕だって真似事とはいえプログラミングを趣味の一つにしている人間ですから、駄目な物よりは良い物の方が良いと思います。しかし、 Mozilla 2.0 まで互換性を保つと聞いていた XUL ・ XPCOM の仕様まで変わるのは「聞いてないよー(古)」感がモリモリ。例えば自分が躓いたものでいえば nsIIOService とか nsILocalFile とか

1.5以降で変わるといいのだけれど、とりあえず、βを冠しておきながら新機能を突っ込むようなのはどうにかして欲しいところです。いやマジで。

8th day

近いうちに Win2k に入れ換えようと思ってる(こないだデンドロと一緒に買ってきた)ので、身辺整理( HDD の肥やしの CD-R への追放)を進めています。こういう機会でもなければバックアップもできないほどに放置してしまうでしょうから……

著作権法改正の話の続き。企業が個人を訴え放題になるようです(歪んだ要約)。オーノーズラ。もうお終いズラ。

開発者向けだから……とは言っていられないかもしれない状況

Mozilla は開発者向けである、故に「 Mozilla Browser でシェアを取りに行く必要はない」「 Mozilla のシェアの話をするのはナンセンス」。理屈ではそうなのだけれど、 Linux のディストリビューションには Mozilla がデフォルトのブラウザという物もあるとか、超漢字で最近の Web の技術にまともに対応しているブラウザは Mozilla だけとか、本来「開発者」向けのものであったはずの Mozilla を「単なるユーザー」として使う・使わざるを得ない状況は実際に存在しています。また、 AOL が(実質的にはエンドユーザー向けの Mozilla と言える) Netscape に価値を見いださなくなってリリースをやめれば、開発者向けの Mozilla をそのままエンドユーザーが使う・使わざるを得ないケースもグンと増えることでしょう。

もちろん、だからって mozilla.org が Mozilla をエンドユーザー向けに改良する必要はないです。それを受け持つサードパーティーがいるなら(現在はその役目を AOLNetscapeが果たしている)、任せるのが得策です。しかし、そのためには、 Mozilla の( API の)仕様が安定している必要があります。

「安定版」になるはずだった 1.0.x 系列のアップデートが半年前の1.0.2で止まっている現在、セキュリティの問題等を考慮すれば、サードパーティーも「開発版」の 1.x 系列に手を出さざるを得ません。でも 1.x 系列は仕様が流動的で(1.0以前と比べれば落ち着いてはいますが)、追従に余計な労力を要しかねません。そうなると、サードパーティーとしては、 Mozilla をベースにしたアプリケーションの開発に手を出しづらくなるのではないでしょうか。

  • mozilla.org 自身で、エンドユーザー向けに Mozilla を改良し、マーケティングも行う。
  • 安定版と開発版の開発をきちんと並行して進め、サードパーティーがエンドユーザー向けのアプリケーションを作りやすい状況を作る。

Mozilla の発展を望むならこの二つの道しかない……と僕は思うのですが、どうでしょうか。(誰とも無く)

9th day

window.open()のリクエストが行き着く先は分かったのだけれど、これ、 XUL のレイヤから手出しできるんか?  domwindowopened を受信してウィンドウを自動で閉じるところだけは楽勝でできるんだけど、読み込む URI ・リファラなどの情報を DocShell から拾い出す方法が無いような気が……

nsContextMenu.js の中の記述を流用して、 DocShell にまで辿り着けた。 setTimeout()で処理を2回送らせる必要があったようだ。

日本橋はまだ電気の街と言えるか

512MB DDR SDRAM (約10000円)と 120GB HDD (約12000円)と B-CLUB 製の1/144 GP-03用ハイディティールマニピュレーター(ゲマズ15%割引で1105円)を買った。

メモリは一応チップも基盤も良い物を選んだはず……だったのだけれど、現行メモリの隣に挿したら見事に動かなかった。元から挿してあったやつが悪いということだろうか。まあ、一つ空けて1番目と3番目のスロットに挿したらちゃんと認識されたので、銭失いにならずに済んで良かったね、と。

HDD は難なく認識できたので、半分くらいでパーティションを切って前をシステム( Win2k )後ろをデータ貯蔵庫として使うことにした。 Win98 に上書きしてアップグレードするなどという愚は犯さないのだ。そんなことをしてできあがった Win2k 環境が不安定極まりないものだったら、何のために XP を蹴ってまで 2k にしたのかわからん。

10th day

Win98 環境と Win2k 環境とを行き来しながら環境を整える日。だが、なかなか思うように進まない。というか、いらんことをしすぎだからか。

待ち時間を使って(といっても徹夜の朝方なんだけど)ブリーチなどしてみた。自分でやるとうまくいかない。モミアゲを筆頭に黒く残ってしまった。これじゃ逆プリンだよ。といってもブリーチ剤(過酸化水素なんですってね。道理で臭いわけだ。)の付け方が甘かったのか元の黒が濃すぎたのか、所詮はよく見ないと分からん程度の茶色なのだけれど。

11th day

ようやく Win2k 環境ができあがってきて、日記を更新できる状態になった。しかし、こないだ作ったばっかりの Win98 環境用 xpi パッケージ自動生成バッチファイルが役立たずになってしまい、 XUL 関係の更新はまだできない。お絵描き環境も全然着手していない。っていうか FAVO の Win2k 用ドライバの設定画面は何故こんなにあっさりしているのか。全然カスタマイズできんではないか。なめとんかい。

WindowsUpdate であてたパッチのせいか何のせいなのか、エクスプローラのツリーペインが機能しなくなってしまった。あと「アプリケーションの追加と削除」も開けねえし。まだ環境もできあがってないのに何ですかこの酷い有り様は。引き返せないところまでやっと来て、これだもんなあ。やってらんねえです。素の IE6SP1 の上書きインストールでどうにか復旧できた。やはり IE の最新パッチが原因だったか……

MNG デコーダ for Mozilla  最近の Nightly を使ってる人向け。

初献血しました。僕の血液型は A 型らしいです。

12th day

最新の Nightly にした途端、 tabextensions でエラー出まくりで動かなくなってしまった。タブセットごと「戻る」機能が原因らしい。面白い機能だと思うけど、衝突しちまってるのは困るなあ。さてどうしたものか……これは13日の版で修正した。

13th day

  • 別のホストへリンクしている場合、自動的に新しいタブで開く
  • リンク先 URI が現在の URI と半分以上違う場合、自動的に新しいタブで開く
  • ……という機能の案。

どうも、他のバグを後回しにしてどーにもならない所をどうにかしようとしたせいで無駄に時間を潰してしまったような気がする。ああ、時間の無駄遣い……

ほっしー氏による、スタイルシート切り替えスクリプト in PHP 。 Perl (しかも4の書式)なんて嫌いじゃ!という方や PHP ラヴな方などにオススメ。書式が JS にちょっと近いように思えたのでこれを機に勉強しようかとか思ったけど、そもそもさくらウェブでは PHP は使えないのでした

さて、企業が個人を訴えて賠償金取れまくりでウハウハな改正著作権法が衆院全会一致で成立したわけですが。

まぁそんなわけで15日まで留守にします。

16th day

解決策は LiveHTTPHeaders のコードの中にあった。 scriptableStream.read(scriptableStream.available())で一気に読み込むとエラーになるところを、 for (var i = 0, content = '', size = scriptableStream.available(); i < size; i++) content += scriptableStream.read(1);で 1byte ずつ読み込めばエラーにならないらしい。こんなの気付かねえですよ……

17th day

POST 関連の諸問題、ストリームを clone できさえすれば話は早かったんだけどなあ。そういうのってプログラミングの世界ではやっぱりナシなんですか(誰とも無く)。

なんだかんだ言ってても、 Word2002 ( Office XP )を一度使ったら Word2000 ( Office 2000 )が不便というか微妙に使いづらく感じる。ノセられてるなあ自分。

渡辺やよい他の生原稿がまんだらけで無断で売っ払われてました事件。事件の概要は氏の日記2003/6/6から読めます。怖いですねえ。恐ろしいですねえ。

就職はもう明日でも今日でもなく昨日の問題

「バブル入社組はええよな〜」と僕が述べる場合、それは「無能でも就職できてええよな〜」という意味よりも、むしろ「社会に出てからでも勉強が間に合ってええよな〜」という意味。例えば、二人のデザイナー志望の若者がいて、デザインの上手い方を A 君、下手な方を B 君と呼ぶとして。二人ともデザイン業界への就職を希望するけれど、企業は即戦力を求めているから、当然就職できるのは A 君の方ですわな。 B 君のような人間は即戦力にならないから就職できず、仕方がないからコンビニレジ打ち等の全然関係ない業種のバイトで生活費を稼ぐことになる。 A 君は仕事を通じて技能をますます伸ばすけれど、 B 君は時間がなくて技能を伸ばせない。 A 君と B 君の差は広がるばかりで、 B 君には A 君の働くような世界に入る機会は訪れない。つまり、十代が終わるまでの間に目指す世界で即戦力になれるだけの技能を身につけられなかった人は、その時点でもう夢は潰えてるんですよってことですな。もうチャンスはないんだから、とっとと諦めて、いつか自動化の波や安い労働力に仕事を奪われることに怯えながら単純労働に従事しなさいってことですな。僕はバブルの頃の就職戦線を知らないので想像で物を言いますけど、バブル当時は多分そこまでシビアじゃなかったでしょう。それを指して、「うらやましいな〜」と。

しかし実際世の中はうらやましがられるような職業の人だけで成り立っているのではなく、誰にもうらやましがられないような職業(先の例なら、レジ打ち(うらやましい人もいるかもしれないけど、それはさておき))にだって誰かが就かなければならないわけで。そういう所にいるべき or そういう所でしか活かせない人間、自分に何もないくせに上ばかり見ている身の程知らずドリーマーをふるい落とすのも「就職」の一つの面なんだろうなあと。

もっと早い段階で自分がただのドリーマーだと気づけていれば、借金までして払った高い学費を全て無駄にするなんていうこともなかっただろうに……

18th day

闇雲に選択肢を増やすのは宜しくないことだとは知りつつも、 DDE の有効無効を切り替えるか否かをユーザーに選ばせる方法をとることにする。 DDE メッセージを受け取るような機能が XPCOM にない(そりゃ当然だ…… Win32 限定なんだから)のが残念だ。というか、自分、いいかげん、無い機能を探すのはやめなさい。インタラプトする方法を探して DDE 関係の処理のソースコードを眺めるのはこれで一体何度目ですか。(さぁ?)

デザイン業界なんてよく言えばクリエイティヴな、悪く言えばヤクザな業界なんか大学の新卒で普通の就職活動で就職できるわけがない。
まあデザイナー志望はあくまで職種の一例ですから。(例の選び方が不適当だと言われれば、まあ、そうなんでしょう)
安易に即戦力をほしがる会社にろくな会社はない。
これを見てフと思ったけど、現状で、新人教育で人柄と向上心が取り柄だった人間が実戦投入可なレベルにまで育つのを待てるだけの余裕のある企業とそうじゃない企業って単純にどっちが多いんでしょうか。教えて偉い人。
仕方がないからというのも単なる言い訳でしょ。就職できないのは即戦力だからじゃなくて、そういう言い訳を常にしていて、これからもするだろうから
その通り。それがドリーマーというものです。そういう救いようのない人の話です。
むしろ上ばかり見ている身の程知らず(ドリーマー)なぐらいの方がいいんじゃないんですか?
ああ……言葉が足りませんでした。上ばかり見上げて、いつか奇跡が起こって星に手が届くと信じている、そのくせ自分では星に近付く努力をしない、身の程知らず。そういう意図です。青い鳥症候群だったっけ。ちょっと違うか。

青い鳥症候群の意味を知りたくて検索したら、秘伝症候群というのが出てきた。一子相伝の秘伝を公開て。

タブブラウザ拡張のポーランド語パック( pl-PL )同梱版が公開されてるんですってよ、奥さん。

ちょっと前にメールで情報を頂いたのだけれど、 FAVO のドライバは初心者向けに敢えて単純な UI にしているそうで、リスク覚悟でなら intuos 用のドライバでも動くそうです。あと、 DVD ビデオのプレーヤーはちゃんと付属してました sotec 。インストール CD を弟が田舎に持ってってしまってたのでてっきりハナから無いものだと思いこんでましたよ。

というか、いくら僕でも、高校大学卒業レベルの学力が実戦のレベルとは思っておりません。 A 君の具体的イメージというかモデルは当学科現4年の某 Q 氏なのですが、この方は、派遣のバイトで2年の頃から(もしかしたらもっと前から……僕は2年以降のこの人しか知らないのでわからないけど)実務に携わってきた人で、数年来の実績があるわけです。僕は、こういう人が一人しかいない当学科のような例はむしろ希で、世の中の大学の多くはこういう学生をそれはもう山のように擁しているのではないのか、と妄想しています。そして、そういう人だけでもはや就職口は埋まってしまっているのだ、と妄想しています。それはやっぱりただの妄想で、日本の企業はそこまで鬼のようには厳しくなくて、日本の不況もそこまで深刻ではなくて、日本の平均的大学生は Q 氏ほど高レベルではなくて、それが現実なのだ、ということならば、僕は安心して、今更就職活動に臨めるのですが。

19th day

いつの頃からか、 event.preventDefault()他のメソッドが機能しなくなってる? それ、困る。というのは、勘違いでした。 Mail&News のメッセージペインでは onclick の他に addEventListener()でもイベントが発生(?)していたため、そちらをブロックできていなかっただけというのが真相。

他人からどう思われているのか知らないけれど、僕は、僕にできることなんてどぉーせ他の皆もできることだと心の底から信じているので、また、僕にできないことは僕は永遠にできないけれど皆はできるのだと信じているので、いつ周囲の皆が本気を出してはるか彼方にカッ飛んでいって僕のことを置き去りにするかと常に恐怖しているのであり、今僕が褒めそやされているのならば確かに最初は優越感を感じるものの、すぐにそれ(賞賛)は何かの間違いであるか又は「よくできまちたねェェェ〜」と幼児を誉めるのと同じ規準で誉められているのに過ぎないに決まっていると考えるのであり、もし本気で誉めているなら何故彼は僕を誉められるのか理解に苦しむのであって、だから僕は後輩がデッサンを取れずに苦しんでいるのもポーズあるいは本気を出していないだけとしか思えず、そこの所本質的に自己中心的なもんで、これは客観的に言うならつまり「自分が世界の中心・自分が一番トップ」という考えがそのまま反転して「自分が世界の最低・自分が一番ケツ」となったようなもので、前者が幼稚な思考ならば後者も同様に幼稚な思考なので、僕は本質的に幼稚なんだなと思った。今更直せませんが。

Gecko (ヤモリ)は辞書によると「ゲコゥ」と発音するのが正しいらしい。

どうでもいいことですが、先日開発体制を改善したのに伴って、ソースコードのディレクトリには常に最新というか開発環境のファイルがそのまま置かれています。

昨日買った RoadShow の付録(ニコール・キッドマン&キャサリン・ゼタ=ジョーンズ特集の小冊子)が抜けていたので買った店に行ったらやっぱりそこにあった。

20th day

さて、今から夏コミの準備を始めようかと。(死)

applyTabFlag()addTabWithTabInfo()は機能が似ているくせに受け取る情報の形式が全く異なるので、後者の形に統一することにした。しかし各所で複雑怪奇に処理が絡み合っているため泥沼に……数時間の格闘の末大体の置き換えは終わったと思うけれど、いつどこで問題が起こるか分からない。場当たりの実装は慎むべきだということを学んだ次第です。

自分で日記に書いておきながらすぐに忘れてしまうので、 RDF 操作の件を覚え書きとしてまとめてみました。

21st day

/.jp のコメントに触発されて、タブセットの保存・呼び出し機能を加えてみた。まあ処理それ自体はクラッシュ後の復帰等で使うために実装済みだったので、それに新しい UI を加えただけですが……

それから、ウィンドウをすべて閉じたら消えてしまうというお粗末なものではあるけれど、閉じたタブの履歴も参照できるようにしてみた。この制限はタブを閉じるのアンドゥ機能の実装をそのまま使ったせい。プニルは使ったことないんで知りませんが、閉じたタブの履歴もファイルに保存しておいた方がいいんですかね?

昨日は食後のデザートにライチを普通の果物と思って一缶食べたらお通じが良くなるを通り越して腹の中身が素通り状態になってしまいました。そういうことは先に言って下さい。夕食のメニューが全部出てしまいましたよ?

Y!BB を解約して他社に乗り換える手続きをした。まぁ、今から解約した所で24日の規約改定には間に合わないし、それ以前にどうせ今でも個人情報はダダ漏れだし、このタイミングで乗り換えることに意義はほとんど無いのだけれど……けじめの問題です。そういうわけで、新しい方の ISP のサービスが始まるまでしばらくネット難民になると思われます。

友達リスト・知り合いリストはリストに入れた「お友達」「お知り合い」から「お前なんぞ友達じゃねえ」「お前なんぞ知らん(これ以上関わるな)」と怒られるのが怖いので作りません。

22nd day

バイト先まで行く途中の書店にコピックがあることを発見。

コンテントホルダー

コンテントホルダー Ver.0.1.2003062301 である。ドキュメントはまだない。あのー( ̄△ ̄;氏のイメージしているであろうものよりは不便だけど。そしてこんな単純な物は激しく既出な予感。

―― Mozilla Firebird でサードパーティー製 Sidebar の代わりに使うという使い方があったようだ。うーん、作っておきながら思いつかなんだ。

できればもうちょっと高機能な感じにしたかったのだけれど、あまりやりすぎると「じゃあウィンドウ2個開けよ」って話になってくるので(ウィンドウを並べて配置する機能とか)、このくらいでちょうど良かったのかもしれない。テキストを選択できないとかの致命的な問題がまだあるけど。というわけで更新した。<xul:browser/>type="content"という記述を加えたところ、とりあえずテキストの選択はできるようになった。

ページホルダーとかドキュメントホルダーとかよく考えたら既存の機能の名前を使った方が良かったんだよなァ。「コンテントホルダー」なんて変な造語、なんで使っちまったのか……

配布ページを作った。半分寝てる状態で作ったのでトンでもない間違いがあるかもしれない。

24th day

「魔法少女」の資料ということで小麦を見てみたのだけれど、参考になったのかならなかったのか微妙な所だ……

近頃は「アンチスパムソフトを買え」というスパムが届く時代になったのか。

力無き正義は無力、正義無き力は暴力、だっけ。誰の言葉か。これはもっと一般的な形で言えば、実行力の伴わない知性も知性のない実行力も無意味だ、ということだと思う。コンテントホルダーは最近の例だし、それが顕著なのだけれど、僕の作る物はつくづく知性的でないなと思う。僕にはベイジアンフィルタ(統計的に SPAM を判別する機構)のような知的なツールは絶対に作れない。

25th day

セクハラ問題で昨日辞職を表明した筆坂議員は比例代表で当選した参議院議員なので、辞職しても党の議席数は減らない(次の人が繰り上がる)のだそうな。即辞職で好印象を与えつつ議席は減らさない――与党が考え与党が採用させた比例代表制の、与党も予想したであろう「有効な使い方」の一つということで

FOFAFoaF を利用すれば、趣味嗜好とメールアドレスがセットになった良質の名簿が得られそうですな。

「兎に角」のような当て字はあまり使いたくない。必要の無いものにまで漢字を使うのは、吐露非狩古鬱トロピカルフルーツと同じハッタリだと思うので。ハッタリが必要な場合なら迷わず使うだろうけどね。必要なんだもの。

ノッてみる(このために転送メアドまで取っちゃった YO !)。こんなんでええんかの?

奇跡の輝きWhat Dreams May Comeを見た( BS2 )。良かった。…… AIR ?

27th day

父がウィルスメールに引っかかった。本文無し、題名は英語一単語、添付ファイルは DOS ショートカット、送信者は同僚……本文無しって段階で即削除だろゴルァと思わずにはいられない。ここに来て一般人と逸般人の認識の差を感じさせられるとは。

まんだらけの件、全国紙に載りましたね。まぁ記事では島耕作の作者一人だけがという扱いだけれども。関連サイトは電気オタク商品研究所冒頭の時事リンクから辿れます。

28th day

父に任せたところ、店員のお薦めということで Norton Internet Security を買ってきたようだ。早速インストール、全ファイルチェック。あ、2件引っかかった。 Hybris (検疫)と、マクロウィルス(削除)だとさ。

リンク先 FoaF がないものが多すぎて役に立たない FoaF 。

法は弱者が強者に対抗するために使えるけれど、強者が弱者をやりこめるのにも使える。法は弱者のための物と言うよりも、誰でも使える物という気がする。つまり何が言いたいかというと、攻撃力+50のアイテムは攻撃力0の弱者を攻撃力50の強者と同レベルの強さにしてくれる(0+50=50)けれど、攻撃力50の強者にも等しく力を与えてくれる(50+50=100)から、差は縮まらない(0−50=50−100)なあ、と。思ったのはそれだけです。

次に契約する予定の ISP からの連絡がまだないので、とりあえず livedoor のアカウントを確保しておいた。

ふっかけられてもそれを放置してデバッグの方に注力する僕は不誠実な人間でしょうか。

匿名を記名で非難する人を非難する人は、例外なく匿名なのかなと思う今日この頃です。

靴を買った。普通の運動靴。それも二足(晴れ用・雨用)。近所の靴屋が売り場縮小のための5〜7割引セールをやっていたので。古い靴は捨ててきた。

pitONE のポイントサービス?は期間中の商品購入レシートが必要と言われたので、なんとなく USB ハブを買ってみた。1.1の4ポート。どうせ2.0の機器なんて持ってねぇーしポートもねぇーし。

げんしけん1(Amazon.co.jp)とベルセルク25(Amazon.co.jp)を買った。げんしけんは直視できませんでした痛すぎて(自分が)。

Content Holder

ありみかさんの疑問にお答えしてみる。

コンテントホルダー領域の幅はいちおう記憶してくれてるみたいなのだけど、一定の幅以下になるとなぜか覚えてくれないような。
もしかしたら、一定の幅以下になると勝手に閉じてしまうかもしれませんが、これは XUL の仕様のようです。
コンテントホルダーに入れたページを覚えていてホスィ。
終了時の保存に失敗しているものと思われます。次版で修正します。
複数のページをコンテントホルダーに「入れてある状態」にできて、プルダウンメニューかそういう系統の UI でページの切り替えができたらいいな。
検討してみます。
コンテントホルダーを簡単に出し入れ(表示・非表示)するトグルボタンみたいなのがホスィ。
これは、 Mozilla Firebird のデフォルトテーマでグリッピー(表示/非表示をトグルするボタン)の表示が未定義なせいだと思われます。 Suf テーマではちゃんと表示されてましたので。
コンテントホルダーへページを入れる操作は、右クリックメニューからだけでなくて、そういうボタンがホルダー側にホスィ。
次版で付けます。ただし、スプリッターの中になるのでだいぶ小さくなりますが。
横置きのときは左側にあったほうがやっぱしっくりくるんだよなぁ
次版で上下左右どこにでも置けるようにします。

……というわけで、できる範囲で改善してみた Ver.0.2.2003062801

29th day

XUL の splitter ウィジェットは面白いことに、 ordinal 属性で要素の表示順を変えた後も正しく動作する。 collapse="after"にしていたら、並べ替える前も後もちゃんと、スプリッターより後に表示されている部分が畳まれる。 ordinal 属性は見かけの順序を制御するだけじゃあないらしい。

すべては全体のためなんだという言葉を見てフと思ったけれど、 Mozilla の目的って何なんだろ。パッと思いつくのは「優れた Web ブラウザ」「クロスプラットフォームな XUL アプリ実行環境」「優れたレンダリングエンジンの開発」あたりか。これらは突き詰めれば、どれも「 Web の生産性の向上」という大目的に帰結する。でもその大目的も 「皆が Web の恩恵にあずかれるようにする」という超大目的の一部でしかないし、それもまた、「人類という種の繁栄と」いう超々大目的のための部分で、更にそれも「地球生命の繁栄」という超々々大目的の……でも、きっと mozilla.org はそこまで考えていやぁすまい。と、それだけの感想。

日刊恐怖新聞は何日読んだら死ぬのだろうか? 鬼形礼君の年齢を満15歳、寿命を満75歳と仮定してみると、残る命は60年=21915日。毎日読んだ場合、だいたい7ヶ月ちょいで死ぬことになりますな。仮に100歳まで寿命があったとしても、10ヶ月ちょいで死にます。うーん、やはり恐怖新聞は恐ろしい……

30th day

お絵描きに必要なのは財力よりも資源よりも忍耐力だと思う今日この頃。

さて、今日あたりから Y!BB に繋がらなくなる予定なのですが。

シアンとイエローではどちらが優れているのか。電子と陽子はどちらが優れているのか。

Mozilla ( XUL アプリ)関係だけで未返信のメールが99通になってしまいましたよ鬱。あと1通で3ケタの大台です鬱。

ドラッグ&ドロップでパネルを操作可能な Sidebar の前ではコンテントホルダーの存在意義が無いような気がする……

次の ISP からやっと連絡が来た。どーもまだ2〜3週間かかるらしい……