P-0007 主線を細くする

取り込んだ線画の線が太すぎる! という際に使えるかもしれない対処法を考えてみました。どこまで使えるかはあまりアテになりませんが……

アルファチャネル機能を備えたツール(ウルトラキッド、HYPER KiD、PaintShopProなど)をお使いの場合、アルファチャネルを用いた細線化も参考にしてみてください。

2値化を使う方法

  1. 画像全体を125%程度に拡大する
  2. 「フィルタ」→「階調補正」→「2値化」で、しきい値に低い値を設定する(90など)
  3. 画像全体を80%程度に縮小する

2の段階で、線の太さが好みの太さになるよう調整してみましょう。

2値化を使う方法・発展

  1. 2値化した段階で、「選択範囲」→「指定した色域を選択範囲にする」で白い部分だけを選択する
  2. 「選択範囲」→「選択範囲を新規レイヤにする」で白い部分だけのレイヤを作る
  3. 白い部分だけのレイヤに、「フィルタ」→「ぼかし」→「ガウス」で1〜 3 程度の極めて低い値を指定し、実行する

    ここで指定した値が大きいほど、線が細くなります。

  4. 「白い部分だけのレイヤ」を複製する

    複製して重ねるレイヤの数を増やせば増やすほど、線は細くなる。「レイヤ複製」→「レイヤ結合」→「レイヤ複製」とすれば、2× 2 ×2× 2 ×……の原理で手早く作業を行えます。

  5. 主線が適当な細さになったところで、「画像の統合」か「レイヤの結合」で全てのレイヤを一つにまとめる

注意

こういった機械的な方法で線を細くしようとすると、どうしても、細かい部分が消えてしまったり線がガタガタになってしまったりします。拡大して消しゴムで地道に削ったり、最初から細い線で描くようにするのが、一番綺麗になりますので、なるべくはこういった方法は使わないのがベターでしょう。