高橋メソッド in XULの後継バージョンであるもんたメソッド in XULに手を加えていったらだんだんもんたから離れていってしまったので、敢えて原点に回帰して「高橋メソッドなプレゼンツール in XUL リターンズ」としました。高橋メソッドをベースとして、もんたメソッドその他の機能に対応した、XUL製の簡易プレゼン作成&実行ツールです。
このツールは以下のファイル単体で構成されています(本体、表示設定、ラベル用画像全部埋め込んであります)。
Mozilla Suite/Mozilla Firefox、Netscape 7以降など、レンダリングにGeckoエンジンを使用するブラウザで利用できます。
むやみに大きな字が特徴的なプレゼン手法です。後ろの席でも見やすい、ボーッと見ていても分かりやすい、作りやすい、発表しやすい、などの特長があります。詳しくは提唱者の高橋征義氏による解説をご覧下さい。
午後は○○おもいッきりテレビにおける、みのもんたのプレゼン手法です。要所要所のキーワードをラベルで隠すことにより、要点への注目度を高める、観客に考えさせる、観客いじりに活用する、などの効果が得られると言われています。詳しくは提唱者の大庭慎一郎氏による解説をご覧下さい。
ローカルで使用する場合、構成ファイル群をダウンロードして同じフォルダに置いて、takahashi.xulをブラウザウィンドウにドラッグ&ドロップしてください。リモートで使用する場合、前述のファイル群をどこか適当なところにアップロードして、takahashi.xulにアクセスしてください。発表時には、ブラウザを全画面表示にしておくと、まるで普通のプレゼンツールのように見えることでしょう。
より一層楽しむために、極太系ゴシック体のフォントをインストールしておくことをお勧めします。とりあえず、以下のフォントに対応しているつもりです。上の方にあるものほど優先的に使用します。
また、以下のフォントがインストールされていると、エヴァモード(白黒反転・明朝体表示)をより一層楽しめるでしょう。
画面上部に表示されるツールバーで操作できます。ツールバーは普段は隠れていますが、画面の上の方にポインタをもっていくと表示されます。
プレゼンテーション領域を左クリックすると、次のページに進みます。右クリックすると、前のページに戻ります。Enterキーなどでも操作できます。その他の操作については実演をご覧下さい(操作説明用のプレゼンテーションです)。
キーワードが隠されている部分は、クリックすることによってラベルをめくることができます。
画面下部のステータスバーには、次のページの内容がプレビューされます。また、プレゼンの現在の進行状況をプログレスバーで表示します。
画面上でドラッグするとペン描画モードになり、自由に線を引けるようになります。この時は、ページを移動すると自動的にペン描画モードが解除されます。ツールバー上の「Pen」ボタンを押すと、もう一度ボタンを押すまでペン描画モードは解除されません。
「Function」→「Start Auto-Cruise」を選択すると、一定時間で自動的にページが切り替わるオートクルーズモードになります。もう一度押すとオートクルーズを解除します。
「Function」→「Set Timer」を選択すると、分単位でタイマーをセットできます。タイマーをセットすると、画面下のステータスバーが、上半分が現在の進行状況・下半分が残り時間を示す二つのプログレスバーに切り替わります。
「Function」→「Print」を選択すると、プレゼン資料の印刷用ドキュメントを生成できます(Firefox 2以降では、印刷用ドキュメントの保存もできます)。実行には特権が必要なので、特権取得のための問い合わせダイアログが表示された場合、「今後も同様に処理する」にチェックを入れて「許可」を選択してください。なお、ここで与えた特権は「高橋メソッド in XUL」を読み込みなおした際に失われますので、他のサイトのスクリプトなどによって特権を悪用される危険性はありません。
編集画面では、以下の編集記号を使ってプレゼンテーションを編集できます。
<description
class="クラス名"
value="文字列"/>
複数行に渡るテキストも含むことができます。
<vbox class="クラス名 block">
<description value="1行目"/>
<description value="2行目"/>
</vbox>
スタイルシートに専用の記述を追加して使ってください。
[[#{font-size:0.5em;color:gray;}:ほげほげ]]
初期状態での全体の文字サイズを0(最小)以上の数値で設定します。10で画面全体の表示になり、それ以上だと画面からはみ出すようになります。初期値は9です。
一度指定すると、次に新しい値を指定し直すまでの間のすべてのページで有効になります。そのページでだけ一時的に文字サイズを変更したい場合、SIZE::
を使います。
なお、この定義行はプレゼン実行時には表示されません。
初期状態での全体の、内容の水平配置を変更します。leftまたはstartで左寄せ、rightまたはendで右寄せになります。初期値はcenter(中央寄せ)です。
一度指定すると、次に新しい値を指定し直すまでの間のすべてのページで有効になります。そのページでだけ一時的に水平配置を変更したい場合、ALIGN::
を使います。
なお、この定義行はプレゼン実行時には表示されません。
takahashi.xulにアクセスする際、「takahashi.xul?オプション」という形で以下のオプションを指定することができます。また、オプションは「&」または「;」でいくつも記述することができます。
また、「takahashi.xul#ハッシュ」という形でも読み込み時の状態を指定できます。状態を示すフラグはカンマ区切りで指定します。
編集モードの状態、エヴァモードの状態、およびページ番号は、ハッシュによる指定があれば、起動オプションよりもそちらを優先します。
MPL 1.1とします。ライセンスの許容する範囲内で、改変・再配布等ご自由にどうぞ。