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タブからプレースホルダーがゴッソリ消えた件についての憤り - Dec 01, 2007

タブのバインディングやスタイル指定のためのコードの削減のせいで、Firefoxのタブの拡張性は深刻なまでに低下した。ツリー型タブ情報化タブも動かなくなったし、Alice0775氏のスクリプトなども被害を被っているし、他にも被害を受けている拡張機能はあるんじゃないかと思う。

拡張機能がたくさんあるから云々ということを売り文句にしておきながら、このように拡張機能作者をいじめることにしかならないような変更を軽々しく入れてくる連中には、本当に腹が立つ。この詐欺的行為にあまりに腹が立ったので、自分でバグを立ててみた

バグの報告文に書いたけど、この問題の要点は「拡張するためのあそびが全くなくなってしまった」という一言に尽きる。現行のFirefoxでは、スタイル指定のために用意された匿名要素のボックスや、そもそも今のFirefoxでは使われていないけれども今後実装されるかもしれない何らかの機能のために用意されていた(と僕は思っているけど確証はない)プレースホルダーがあって、それらの中に色々な要素を追加することができた。そのお陰で、タブの中にサムネイルを出したり、タブのロック状態などをアイコンで表示したりということが可能になっていた。ところが前述のバグで提出されたパッチによって、現在Firefoxの標準的な機能で使われている物以外の「あそび」は一掃されてしまった。

今の構造でも、バインディングを使えば要素を追加することはできるけれども、複数のアドオンでそれぞれ別々のバインディングを提供すればそれらは確実に衝突する。例えば、今までは情報化タブとツリー型タブを(それだけでなく、他のいろんなタブ系拡張機能を)好みに応じて組み合わせて使えていたのに、これからは、そのうちどれか一つしか使えなくなる、「組み合わせて使う自由」が失われるということだ。これでは、Firefox 1.5以前の暗黒時代に逆戻りだ。拡張性が高いことにFirefoxの価値を見出している者にとっては、こういう愚行は決して容認できるものではない。

でも英語力に自信がないしBugzillaの流儀にも詳しくないので、invalidとかworksformeとかそういう処理をされて、結局何も変わらないままFirefox 3正式リリースまでこの問題は解決されないまま放置されてしまいそうな気がする。誰か援護射撃してくれると嬉しいんだけれど……

分類:Mozilla > その他, , , , 時刻:05:13 | Comments/Trackbacks (1) | Edit

Comments/Trackbacks

続・ブラウザライフハック

Twitterで「Firefoxでタブを縦置きするためにTree Style Tab使っている」という話を聞いて試してみたら、Firefoxがまた一歩最強の道を進んでしまった。 XUL Apps:Tree Style Tab この存在は知ってたけど、TabMix PLUSとかとの競合を恐れたり、イマイチツリー化するメリット

Trackback from 自分、無粋ですから at 2007/12/10 (Mon) 12:38:03

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