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「JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた」
ということを実際に曲を演奏しながら検証する動画と、JPOPのみならずヲタ好みの曲までもが同じ法則に則っていたことを証明する動画が、紹介されている。
王道進行に則ってさえいれば売れる、ということで下らない曲を粗造乱造する日本の音楽業界の人間を批判しつつ、そのような下らない曲までも名曲と区別が付かずにありがたがって買い求める馬鹿な消費者をも、言外に批判しているわけだ。(買う馬鹿がいなきゃ、駄目な物が売れるわけがないからね。)
音楽の分野に限らずこういう話はよく出てくる(ユニクロとか)と思うけど、そういうのを見る度にいつも思うことがある。
この人のように音楽の専門家には「王道進行に則っていようがいまいが、本質的に名曲かどうかが分かる」のだろう。でも僕のように音楽の才能がない凡人には、「名曲であろうがあるまいが、王道進行に則っているかどうかしか分からない」んだよね。服に至っては、「流行に則っていようがいまいが、本質的にカッコイイかどうかが分かる」プロのファッション専門家や、「本質的に格好良かろうが悪かろうが、流行かどうかは分かる」一般人にすらも劣る、「本質的な良し悪しも流行かどうかすらも分からない」という有り様だ。
そういえば現代芸術というのは、いかにして価値観をひっくり返すかの優越感ゲームになっている、とどっかで言われているのを見た記憶がある。既製の便器に署名したり、演奏しないでピアノの前に4分半座ったりして、それを芸術と言い張った人達の話は知ってる人もそれなりにいるんじゃないだろうか。こういう人達の言う所の「一般人には違いが分からないだろうが、俺達には理解できる芸術性があるのだ。本質的にそれが名作かどうかが俺達には分かるのだ。」っていう話は、凡人の僕にはなかなか理解できない……真の意味を知ることができないのはもちろんのこと、概要すらも分からない。
僕が僕の耳で聞いて「いいな」と思った曲が音楽の専門家から「王道進行に則っていること以外に何もいい所がないクズ」と言われ、同時に、専門家が「これは名作だ」と褒めそやしている物と「クズ」との違いが僕には分からない。「いいな」と思った曲の中に、専門家が良いと言う物と悪いと言う物とが混在している。
彼ら専門家が物を選ぶ時と同じ基準で僕は物を選べていない。彼ら専門家が見ている所とは違う所しか見ないで物を選んでいる。権威たる彼ら専門家が「そこを見て物を選ぶべき」と言っているポイントで判断することができなくて、彼らが「そこで選ぶべきでない」と言っているポイントでしか物を判断できない。自分の素直な判断を信じると非難され、馬鹿にされる。
なのにその一方で、「人の言うことを気にせず自分の素直な判断を信じればいい」と、その専門家の人は言うのですよ。うん、たしかにあんたはあんたの「素直な感性」に従って物を選べば難なく「正解」できるんだろうよ。でもね、僕のような人間が自分の「素直な感性」に従って物を選んだら、「失敗」してしまうんだよ。あんたの言うことに従って行動したら、あんたに「ダメ」って言われるんだよ。訳わかんない。学習される無気力、って言葉をあんたは知ってるかい?
という風に事あるごとに考えるので、僕はその度に、何とも言えないイライラを感じる。
音楽とか絵って、聞いたり見たりしてもらって始めて伝わるものなんだから、
王道進行とかはおいといて、良い、好きと感じたらそれがその人にとっての名曲でいいのでは
ないでしょうか。「専門家にしか伝わらない名曲」の、なんと独りよがりなこと。
最終的な価値判断を所謂「偉い人」に委ねる必要性は無いよ。専門家上等くらいのほうが
色々楽しめるし、良いのではないかなと個人的に思っとりますハイw
ま、いいかそれは。飲み代返さないといかんし、またメールするよー(゚∀゚)ノ
単に専門家の言葉を気にしなければいい、と思うんですが。芸術の場合「正解」は無いわけですから、自分がいいと思うものを楽しんで別に問題ないのでは? 誰かに迷惑をかけるというわけでもありませんし。
それに、例えば夏目漱石の良さは年を取らないとわからないとか言うように、「優れてる」とされてるものが、万人にとっていいものというわけではないと思います。
昔、金をあつかう商人は、弟子に純金とまじりものの見分け方
を伝授する際、こういったそうです。
「偽物はみる必要がない。」
「本物だけを手にとって、よくみてみろ。」
この場合はなにが本物であるかの基準が問題になるんですけどね。
昔、金をあつかう商人は、弟子に純金とまじりものの見分け方
を伝授する際、こういったそうです。
「偽物はみる必要がない。」
「本物だけを手にとって、よくみてみろ。」
この場合はなにが本物であるかの基準が問題になるんですけどね。
Latest topics > JPOP王道進行とウンコ曲と「違いが分かる人」 - outsider reflex なのにその一方で、「人の言うことを気にせず自分の素直な判断を信じればいい」と、その専門家の人は言うのですよ。うん、たしかにあんたはあんたの「素直な感性」に従って物を選べば難
検証動画では王道進行については丁寧に説明しているのに
結局「名曲」と「駄曲」の区別については、論理的な根拠を示さず
主観的にいい・悪いと言っているだけなのはちょっと問題な気もしますね。
ただ、特定のアーティストのシングル曲が2作続けて同じコード進行というのは
いいメロディを追い求めた結果たまたま同じになった、というのではなく
初めからコード進行ありきで機械的に曲を作っている一つの証左と言えるので
曲の良し悪しに関わらず、そういう創作姿勢が非難されるのは
やむを得ないような気がします。
CDの売り上げが年々低迷している=一般消費者にそっぽ向かれ始めている中で
数打ちゃ当たる戦法で取り敢えず耳あたりのいい曲を機械的に粗製濫造している、というのが
検証動画の人が指摘する「悲惨な状況」なのではないでしょうか。
リスナーの側の姿勢や感性まではとくに非難はしていないと思いますよ。
所詮は商業音楽・大衆音楽なのですから、一部の分かる人にだけ分かる曲が名曲なのではなく
一般に広く受け入れられてこそ名曲なのは間違いないと思いますし……。
コード進行を固定化しては駄目と言うなら、ブルースと演歌は全部批判されるべきということになる
広く受け入れられてこそ名曲という考えにも賛同できない
広く受け入れられるためには、その前に広く聴いてもらわなければならない
それをしてもらえるのは、一部のトップだけだ
有名じゃなくても曲が良ければなんとかなる、なんて考えは、幾らなんでも楽観的にすぎる
アメリカ、イギリス、日本、スウェーデン……
どんな国でも、有名になるには一つの要素だけでは足りない
環境、時代、金、楽曲、才能、イメージ、権威、複数の要素が噛みあって、初めて有名になることが出来る
噛み合わなければ、どうしようもない
The Velvet Undergroundみたいにチャート二百位ぐらいで埋もれることになる
ばかかよ
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2008-10-19_jpop.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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