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以下、ネタバレ感想です。未視聴の方は読まないことを強く強くお勧めします。
アニメ制作スタジオの日常を描くアニメ、というメタな作品のSHIROBAKO。最初は「え、何? ネタの自主制作アニメ企画か何か?」って認識してたり、主人公達のキャラクターデザインがいまいち好みから外れてたというのもあって、放送時は完全スルーだったんだけど、評判がやたらいいので、ニコニコ動画の公式で無料で見れる1話目を見てみた。そしたら結構印象が良かったので、諸々片付いて時間ができた段階で残りの全話も一気見した。
結論から言うと、ちゃんと物語してて面白かった。仕事論とか社会人としてとかそういう意味で新人の人達に見てもらいたい、と言う人がいるのも分かる(どっちかというと、連絡をちゃんとしないとか、後工程に迷惑をかける人とか、そういう反面教師がたくさん出てきてて「ああ、こういう事をするとスケジュールが破綻するんだなあ……」と思わされる場面の方が多い)んだけど、僕はただただ単純に主人公達5人の成長物語として面白いと思った。
高校時代に1つのアニメを作ったかつての仲間達5人が、いつか再集合することを誓いながら、巣立った後それぞれの現場で一人前になろうと足掻いていて、1人また1人と少しずつ自分の夢に近づいていく中で、1人だけがその中で出遅れてしまう。それぞれバラバラに闘っていた彼女らだけれども、終盤、1つの共通の仕事に各分野のプロとして関わることになっていく、それでもまだ1人だけ出遅れたまま。でも最後の最後に、その1人も思わぬ形での合流を果たす。成長と成功の物語として見事にまとまっていて、2クール分かけてやるだけの事はあったなと思えた。
アニメ制作の現場を描いた作品というと、自分が過去に見かけたことがあるのは動画・原画などの絵描きの人達がメインだった「アニメがお仕事!」と、あとは声優が主人公クラスの作品がいくつかあったかなあというくらいで、「制作進行」という役割の人は口うるさいマネージャーとかそんなくらいのちょい役扱いだったような気がする。やっぱり普通に考えて、抜群に絵が上手い人とか、抜群に演技が上手い人とか、そういう感じで、スター性のある強いキャラクターの方が主役にしやすいんだろうと思う。
今作はその「制作進行」のチームに属する人が主人公で、最初は、なんでまたそんな地味な立ち位置の人を?と思ってしまった。でも考えてみたら、アニメ制作の現場全体を俯瞰しようと思ったら、絵を描く人や演技する人みたいな「そのセクションの中でやってる人」よりは、全体の調整役として動いてる人の視点の方が適してるんだろうな。スター選手ではないし、絵も描いてなければ演じてもいない、音楽もシナリオも作らないけれども、確かに彼女は「アニメを作ってる」人だ。むしろ、そういう各セクションの「絵を描く人」みたいな余計な属性が付かないから、制作進行という立場の彼女こそが主人公に相応しいのかもしれない。
アニメが好きで、アニメ誌とか見てて、あの作品にはこんな人が関わってるんだ、みたいな感じでちょっと制作側のことも垣間見ていて……という人は、大いに楽しめると思う。有名な作品やアニメ関係者のパロディがたくさん出てくるし。
ShowTimeで6話まで無料で見れた(※5月22日まで)ので見たら案外良さそうな感じだった。ということで続きも全部見た。
イイネ!
1話とかでバイクのシーンが全部3Dで、ライダースーツ着た人達の動きが何だか変に見えてキモかったけど、途中から気にならなくなった。不自然さが目立つそういうシーンが減って、純粋なメカとか人間じゃないキャラとかの戦闘が増えたからだろうか?
作中、異民(移民)と呼ばれる人達が謂われのない迫害を受けているシーンが多くあって、ストーリー上も重要な点なんだけど、外国人に参政権を云々の話を痛いニュースとかがとりあげてたりする昨今の日本の情勢にちょっと照らし合わせて考えてしまった(単純に「だから全面的に受け入れるべきだ」とかそういう話ではない)。
悲劇の変身ヒーロー好きの人は見て損はないと思った。オススメ。
2巻と3巻も買ってしまった。ブルーレイは(というかHDは)高画質でいいなあ。
前に「なんでマクロス見てんの」的な事を訊かれて「美男美女が動いてるから(あとメカ)」的な事を答えたら「キモイ」と言われたけど、やはり、綺麗な映像にはそれだけで充分に価値があると思うんだ。それに各巻ちゃんと見せ場があって、「損した」感が全然無い。2巻は2話の、宇宙空間に吸い出されたランカをギリギリで救助するシーンが好き。4話のランカの歌とダンスも可愛くて良い。3巻は5話のランカゲリラライブが見所だし、7話は総力戦な派手さがたまらん。
というわけで4巻5巻もポチった。
まあ正直、買ったからって何度も見返すか?っていうと、疑問なんだけれども。イイ物にはちゃんとお金を払いたい。それを作った人達が報われて欲しい。
DVD全9巻買ったのを死蔵できるほどコレクター精神には溢れてない訳で。開封しちゃいました。で、数日かけて最後まで見た。
前のエントリで「全部初回版だったので吹いた」と書いたけど、良く見てみたら初回版なのは1~7巻で、8と9は再版分でした。再版がかかる程度には売れてたみたいです。良かったね!(後半だから前半分の売り上げ低迷を受けて最初から生産数が少なかった、という可能性もありますが!)
こうして見るとDVDって結構画質低いんだなあ。オンデマンド配信とビックリするほど差があるか?っていうと……ねえ。ブルーレイを希望する人がいるのも分かるわ。
いやーしかし熱いわ。南舞浜高校の校庭で生徒達の前にアルティールが降り立ってBGMが変わるとことか、カタルシスの塊ですな。初見(それでもWikipediaで予習済み)ではイマイチ分からなかったセリフの意味とか、ちゃんと分かるようになったし。2回見て損はなかった。
番組改編期一斉スタートで週1回のリアルタイム視聴じゃ興味が続かなかったかもしれない、見たい時に見れる環境が整ってたから最後まで通して見れて絶讃できてるのかもしれないという話を見て、確かにそうかもなあと思った。特にゼーガペインでは5話6話くらいになってやっと特徴が出てくる感じだから……
2006年の作品なんだけど、今頃になってバンダイチャンネルで見た。
うわあああ何でこれリアルタイムで見なかったんだ自分!!! 後悔した。アルティールのプラモ欲しくなってきた。(でもまだVF-25が未着手のまま……)
表題の通りで、ディアスポラや順列都市の世界観や設定にハマってしまった僕には、実にたまりませんでした。という時点でもうネタバレなんだけど、話の筋はこんな感じ。「平和な日常は実は全部仮想空間の出来事だった。本当は人類はもう絶滅してて、記憶や人格なども含めて全部をデータ化できたほんのわずかな人々が、世界中に点在しているサーバの中で、『事実』を知らず(忘れて)に『生活』している。世界の真実に気付いてしまった一部の人間は、ホロニックローダーと呼ばれる人型兵器を駆って、人類を滅ぼした敵と戦い続けている……」まあ、巨大ロボット物としては前例がなかったかもだけど、SFとしてはありふれたストーリーではある。分かりやすい所ではMATRIXとかね。
ゼーガペインが面白いのは、例えばMATRIXでは「現実」と「仮想世界」はキッチリ別れてるし、ディアスポラでも「物理現実」と「観境」はキッチリ別れてる(物理現実の中に出現するにはグレイズナーロボットという入れ物を使わないといけない)、それぞれが混じり合う事は基本的に無いんだけど、本作では「物理現実」の中を「仮想の人間」が普通に歩き回ってるっていう所。「遠くにあって絶対に触れられない」のではなく「すぐ目の前に見えていて、こうして両手の間にすらあるのに、相互に干渉し得ない」ものとして、「現実」が描かれている所。前述の小説での詳細な描写を思い出してついつい、実体のある舟の中を歩いてコツコツと靴音がしてるけど実際には物理的には無人かつ無音なわけで単に彼らの聴覚にそう聞こえるようシミュレーションしてるだけなのだろうか、とか、「ホログラムとして投影されてる位置から見た視点」からの視界をどうやって再現してるんだろう? とか、「人間が操縦してる」ように描かれてるけど現実にはホロニックローダーは無人の自動操縦で動いてるようなもんなんだよなあ、とか、そういう舞台裏?的な所についつい思いを馳せてしまう。
しかしカミナギはいいなあ……衣装をエロいと言われて「ありがとう」とか、いたずらっぽく「(キスしても)べつにいいのにー」と笑うとか、なかなか会えないカップルのように(ように?)別れを惜しむとか、つかず離れずで甘酸っぱすぎて萌えすぎる。なんという青春だ。なんだか泣けてくるよ……
ファンサイト(まとめWiki)とかついつい読みふけってしまいます。
10話まで見た。絵は綺麗だし、よく動くし、見てて気持ちいい(グロいけど)アニメだと思う。アクションシーンもっと見たいなあ。主役陣が揃って棒読みなのは……何も言うまい。
主人公?ヒロイン?が登場時点でもう死体ってことで、どんなにがんばっても絶対にある程度以上は幸せになれませんということが確定されてる、っていうのがなんとも切ない……特に水薙生(ライダースーツの人)の話、逮捕された不良に殴りかかっていこうとしたオーリの気持ちがホントよく分かって辛い。
Wikipediaによると原作とはだいぶ話が違うみたいなので、もうちょっと見続けてみようか。
ところで最近は、VIDEO COMPLEX@ShowTimeで商業作品の動画をちょくちょく見てます。ヤフオクのためにYahoo!プレミアムのアカウントを生かしてあるんだけど、そんなにしょっちゅう利用するわけでもないんで毎月無駄に会費が引き落とされるのが「なんだかなー」という感じだったんですが、Yahoo!プレミアムのユーザだとShowTimeの月の会費が294円から105円になると書いてあったので、じゃあ入ってみるか……と。
「会員なら何話まで追加購入無しで見放題」という企画をわりとよくやってるみたいで、それで5話くらいまで見て続きが気になったら続きを購入して見る、てな感じで利用してます。この屍姫 赫は今なら配信されてる分(10話まで)は全話無料で見れますね(会員のみ)。
見放題企画の物以外は、TSUTAYAで当日返却でDVD借りて見るのに比べると割高な気もするけど……ものぐさすぎてそれすらも面倒なんですよね。放送予定を事前にチェックして録画すればいいじゃんという話もあるけど、CPUパワーが足りんくてまともな品質で録画できないし、そもそもやっぱりものぐさすぎてそんなマメな事やってらんないし。そんな感じなので、手元に何も溜め込まず、準備も何もせず、「あーなんか見たいかも」っていう気分の時にフラッと覗いてストレス無く見れるオンデマンド視聴は僕のような性格の人のためにはありがたいなあと思いました。
あ。言うまでもないけど、やっぱりこの手のサービスはFTTHとか高速な回線じゃないとありがたみが薄いと思います。
6話まで見た。
原作1巻までしか読んでない状態なのでひょっとしたら外してるかもだけど、原作のエピソードをきっかけにさらに自然な形で発展させているような印象を受けた。これが本当にアニメオリジナルなんだったら、本当に、見事な「アニメ化」だと思う。あれだけハマってたAIR(Adobeのアレじゃないよ)のBS-iアニメ化の時にもぐうの音も出ない見事な「アニメ化」を見せてくれた京都アニメーションだけの事はある、ということだろうか。
そのアニメなんだけど、なかなか面白い。時間取ってガッツリ見るほどとはあんまり思わないけど、無限ループで環境ビデオとして流してたいような感じ。(ってこれ誉めてんのか?)
しかし、面白いんだけど、それだけに、見てて辛い。無邪気に楽しめない事が辛い。これを面白いと思える事が辛い。これ「ならば」面白く思えてしまう、ことが辛い。
素直に「面白い」と思う中で時々、かわいらしい美少女・女子高生として描かれているこなたやかがみの言動が、あくまで我ら醜いヲタの醜い姿の投影にすぎないと気付いてしまう。すると、彼女らの姿は微笑ましく見えるのに、方や、その投影元である自分の姿はとても格好悪くだらしなく他人様に見せられたもんじゃない、という事を意識してしまう。「ただしイケメンに限る」という言葉があるけれど、それと同じだ。「ただし美少女に限る」。彼女らがする姿なら、許せるし笑えるし微笑ましい。自分がする姿は、とても許せないし笑えないし痛々しい。
「げんしけん」の男性陣(除・コーサカ)なんかがそうなんだけど、やっぱ、見てて耐えられないんですよ。うっわぁ痛々しい……って。自虐的な笑いになってしまう。なのに、こなたやかがみだったら、同じ事をしててもそうはならない。その事が、とても辛い。なんで自分はこなたやかがみじゃないの? どうして自分は、この痛々しい姿を第三者から見て微笑ましいと思えるような人物像じゃないの? どうして自分はクッチーだったり久我山だったり斑目だったりの方なの? って。ぶっちゃけそんな風に思ってしまう。
そんな風に思ってしまうから、この作品自体も、「自分達のヲタ言動を美少女に投影する事で微笑ましいゆるゆる日常ギャグに見せて、本質的なキモさだとか痛々しさだとかをごまかして、目をそらさせる、そのために書かれて(描かれて)いる」、歪んだ自己弁護のように見えてしまって、素直に楽しめなくなってしまう。穿った見方に囚われてしまって、素直に楽しめなくなってしまう。
まあそれでも、ヲタである事をやめられはしないし、やめたいと心底思う事も多分無いし、この作品そのものを面白いと感じるのは変わらないんですけど。
他人の目を気にしすぎ? その通りですね。
今頃になってVガンダムを見てみている。まだ頭の方だけど、こうして今見てみると、ウッソがどういう人物なのかとか、カテジナがどういう人物なのかとかがよく分かる。しかしどう考えても子供向けアニメじゃないよなあこれは。
事前に出てた絵からは話の中身が想像付かなくて、いわゆるディズニーディズニーした感じのやつなのかなあと思ってたんだけど、たまごまごごはんのレビューで「えぇぇぇぇ?!」と思って実際見てみたら案外ワロタ。
1話2分のショートアニメなので、気軽に見れる。