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基本的なオシャレ - May 15, 2006

基本的なオシャレオフに行ってきた。

脱オタ界での有名人である2大イケメンのMasao氏天馬氏が、ユニクロや無印などで手に入る「安物」ばかりでコーディネートした姿で登場し、そのあと「普段の格好」=1アイテム2万とか3万とかのコーディネートで再登場し、そのギャップが小さかった方――つまり「金かけようがかけまいが結局オシャレ度として大した差は無いんじゃね?」「金かけずにオシャレするのが上手いんじゃね?」な方を投票で決定する、という内容。

もう一つの目的として、ユニクロや無印良品などの比較的オシャレオシャレしてない空気の場所、ファッション初心者でもあまり抵抗無く足を踏み入れられる場所ででも、良いコーディネートはできるのだということを示す、ユニクロや無印良品は決して「ダサイ安物」ではないことを示す、というのもあったようだ。

ユニクロ・無印縛りのコーディネートは「おしゃれな人の家を訪ねたときにしてそうな格好」という印象を受けた。いや、そういう人が実際に家でどんな格好で暮らしてるのかは知らんけど、ただのイメージで。室内では邪魔だからアクセサリを付けないんじゃなかろうか(無印・ユニクロ縛りではアクセサリ類がなかった)、という単純な思い込みによる妄想です。

そういう意味では、「基本的なオシャレ」という言葉に即したコーディネートの実践として良い例だったのではないかと思う。

結果は多分お二方のどちらかのサイトで書かれると思うので省略するけれども、正直に思ったところを言ってみると、お二方とも、前後での違いが大して分からなかった。なんていうか……自分の審美眼があまりになさ過ぎて、一定以上の水準を超えてしまうと、見分けが付かんのですよね。こういうのはオシャレに詳しい人が投票するべきなんじゃないだろうかと思った。

……というのがメインイベントのはずだったんだけどみんな結構そっちのけで勝手に話してた。

一次会・二次会を通じて憶えてる限りのことを書いてみる。

  • 加野瀬氏に「君は何でもレポしすぎ」「ラジオクリルタイ2次会で喋ってた人はSNMRさんだよ」と言われた。すみません英語4文字は覚えられないんです。ISDNとかMSDNとかNSPRとか見当違いな名前で検索してしまっていました。
  • シロクマ氏がファッションセンターしまむらの服とオサレ服とを着替えて違いがあるかどうかを実験していた。その後無印良品のボーダーのTシャツに着替えて、シマウマ氏になっていた。
  • シロクマ氏が語っていた、2年後・3年後を見据えてファッションセンスを磨くことを考えるという話。僕には今現在だけで手一杯です。
  • オフ会というもの自体が初参加という人が数名おられた。初めて会った人とどうやってそれっぽくコミュニケーションを取ればいいのかという話で、テーブルの端っこで盛り上がる。僕の結論は「自分に自信があるなら、旅の恥はかき捨てで、物怖じせずに話に加わる」「どんな話題を出せばいいか分からなければ、相手にとりあえず喋らせて、それでこっちの喋る内容を決める」という感じか。
  • 天馬氏と買い物に行ったことがあるという方の前に座っていたのだけれども、居心地悪そうにしておられて、いたたまれなかった。
  • いたたまれなかったのは、その人に同情するのよりも多分、「そういう人と上手くコミュニケーションを取れない薄情な自分」に対してなのだろう。どこまでも自分のことしか考えてない、僕という人間なのでした。

  • 普段自粛している、彼女に関する話題で下向き氏と少し話した。

  • ていうかべつに彼女がいること自体は秘密にしてるつもりはなかったんだけどなあ。
  • 彼女ができたくらいで非モテマインドが無くなるくらいだったら世話はないです!(血の涙) と、どっかのえらい人も言っていました。
  • 「非モテ」って結局「童貞」と言いたくても言えない恥ずかしがり屋が使ってる自称なんじゃねえのという話が聞こえてきた気がしたけれども、非童貞の非モテは少なくないようなので、「童貞」というよりは「DT」なのではないかと思う。

  • 天馬氏の視界にはやはり、切羽詰まって脱オタに走る人の視点が無いのだと思う。そしてそれは誰が悪いわけでもなく至極当たり前のことだと思う。氏自身は、切羽詰まって脱オタしたわけでもなければ、切羽詰まって脱オタしたくなる状況にも置かれていないのだから。

  • 「脱オタクファッションマニュアル」が特定のスタイルだけを押していることは、何ら不自然ではない。なぜなら、追い詰められて脱オタクに走る人は、ある特定の「モテそうな格好」のイメージしか持っていない。SMAPで言うなら香取慎吾や草彅剛は視界に入っておらず、ただ木村拓哉しか見えていない。「こうすれば木村拓哉になれますよ」というのが件の本の内容であって、「自分に合ったスタイルを模索する」とかそういったことは扱っていない。
  • 「自分に合ったスタイル」を考えるためには「自分に何が似合うのか」「自分に何が似合わないのか」を知らなければならない。しかし追い詰められて脱オタする者は、そもそも自分一人の心の中だけで世界が完結しており、自分というものを客観視できない。だから、自分に似合うかどうかも考えずに丸井突撃して、木村拓哉になろうとするのではないか。
  • そういう人を相手に商売するのなら、この本の方向性は決して間違いではないだろう。ただ、問題は、「そうすれば必ずモテるようになりますよ」ということを臭わせて(実際には失敗だってあり得る。その可能性の方がむしろ高い)売りつけるやり方だろう。
  • 彼女を作りたくて脱オタに走る人は「彼女がいる」という状態が欲しいのであって、「具体的に誰某さんという現実の生身の女性と付き合いたい」という訳ではないのではないか。そこには「相手も人間である」「相手とコミュニケーションを取る必要がある」といった視点が根本的に欠けているのではないか。なぜなら、世界が自分一人の心の中だけで完結しているから。
  • 脱オタクの目的は「彼女が欲しい」「具体的な誰某さんと恋愛がしたい」「理想の自分になりたい」「木村拓哉になりたい」「セックスしたい」などなど人によって色々あるのだと思う。だから一概に「脱オタなんかするよりナンパした方が早いんじゃね?」「自分に合ったスタイルを考えなきゃいかんのでね?」といった風に一刀両断の「アドバイス」をしてしまうことはできないのではないか。
  • 脱オタしたい人や非モテは、他の人はみんな一度の失敗もなくストレートでかっこよくオシャレになっていると考えている。イケメンはどんな相手にもモテモテでフラれたことなんか無くて失敗したことなんか無いと考えている。失敗したら、そんな失敗をするのは自分だけだと考える。だから失敗を恐れて行動できないし、一度の失敗で死ぬほど凹む。「他の人達だってたくさん失敗しているし、イケメンだってフラれたり失敗してる」といったことを想像できない、その可能性に思い至ることすらできない。なぜなら世界が自分一人の心の中だけで完結していて、他の人の人生というものを知ろうとしたことがないから。……というのは僕自身がそうだったということなんだが、一般的に言えることだろうかどうだろうか?

  • 勝手に鬱になってるようだけどお前はずいぶん恵まれてるぞ、色々口出ししてくれるスタイリストな友人(しかも女性の)がいるのは普通そうそう無いぞ、みたいなことを何度か指摘された。

  • 自分でもだんだん、自分が置かれた状況の客観的評価ができるようになってきたかもしれない。スタンスを変えていく必要性をやっと認識した。
  • しかしいつまで経っても「自分はもう脱非モテできました。脱オタクに成功しました。自分は勝ち組です。勝利者です。」と宣言することはできないだろうという気がする。そのチキンさが、非モテマインドによるものだと自分は思っているのだけれども。

  • 僕は本心を何でもかんでも自分からさらけ出す。他の人に指摘されたら素直に認める。これはある種のノーガード戦法かもしれない。「隠す」ということは、「バレる」というリスクを背負い込むということでもあるから。最初から「隠して」いなければ、「バレて」も痛くもかゆくも何ともないだろう。

  • とかなんとかグダグダ話していたら、天馬氏にえらく感心されて、「俺が女だったら惚れるかも」とか言われてしまった。なんでこんなところでしかも男にモテるんですか僕は。ムキー!!
分類:イベント, , , , 時刻:04:13 | Comments/Trackbacks (3) | Edit

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なんか怒っているように読めるので補足

「何でもレポしすぎ」じゃまるで怒っているみたいだ!
イベントに参加したあと、よく書くなあ、と思って感心していたんですよ。
でも、アルファベット4文字が憶えられなかったのは本当に呆れてました(笑)。

Commented by 加野瀬 at 2006/05/15 (Mon) 17:45:58

これからは

「ソネムラ」と語呂合わせで憶えることにします。

Commented by Piro at 2006/05/15 (Mon) 17:55:57

ご挨拶が遅くなりましてすみませんです

事後処理に追われまくりで失礼致しましたm(_ _)m

自分の名誉の為に一箇所のみ反論させていただきますが
自分はブログには書けない事情で切羽詰った経験があります。
(その事を二次会で少し話しましたが、Piroさんに把握いただいたかどうか
自分も酔っておりましたので分かりませんが)
「脱オタ」や「スクールカースト」とは違う概念かもしれませんが
自分の過去(主に高校時代)は思い出したくもない
下手をすれば殺人沙汰もあり得た時代を経験しております。
別に、モデルやっててウハウハという訳ではなく
挫折まみれの人生を今ですら歩んでいる最中です。
だからこそ、自分は状況を打破する為の手段としては
ずるかろうが何であろうが、大きかろうが小さかろうが
「結果」を出す事がルサンチマン昇華の方法であると思っています。
何でも馬鹿正直に正面突撃していては救われるものも救われない。
能力が劣る人ほど、強者以上にずるく賢く狡く、強者のしない努力をしなければ
世の中カーストの底辺を強化するだけだと思います。
・・・これもあくまでひとつの選択肢であり、生き方に過ぎませんが。

そして、失敗で凹むというのであればなお更に
自分のフィールド(ホーム)に相手を誘い込んで
自分の有利な条件で勝負しなければ、恋愛も脱オタも成功はないと思います。

Commented by 天馬唯 at 2006/05/17 (Wed) 22:43:10

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