宣伝。日経LinuxにてLinuxの基礎?を紹介する漫画「シス管系女子」を連載させていただいています。
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手厚いサポートの恩恵をほとんど受けてないのでSoftbank MobileをやめてMVNOにしよう、ということで数ヶ月前から準備を進めてて、まずSIMロックのかかってない端末に機種変更した。そこそこ性能が良くてモバイルSuicaが使えること、を条件に検討した結果AQUOSブランドのSH-M03にした(既にこの次のモデルが出てたけど、次のモデルはコストダウンの方に舵を切った結果スペックが落ちてたので……)。
……んだけど、これが本体の内蔵ストレージがめっちゃ少なくて、この前に使ってた203SHは32GBあったのにこれは16GBだからアプリの自動更新が何度か降ってきたらもうそれだけでパンパン。microSDを外部ストレージとして使うようにはもちろんしてたんだけど、それでも全然追っつかない。Kindleのようにデータを自分の領域に保存するアプリはそもそも外部ストレージがいくらあっても使っちゃくれないし。
検索したら、Android 6以降だとSDカードを内部ストレージの追加領域にできるみたいな話が出てきたのでやってみた。結論としては、今まで外部ストレージだったmicroSDがそっくりそのまま内部ストレージになる感じになった。
以下、やったこと。
外部ストレージとしてしか認識されないmicroSDを強制的に内部ストレージにする。(前の手順で内部ストレージとしてフォーマットできてるなら、多分この手順は不要)
Path
にC:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Android\Sdk\platform-tools
を加える。adb shell
を実行してAndroid端末に接続する。
USBデバッグ接続を許可するかどうかの確認がAndroid端末の画面に出るので、許可する。
error: more than one device/emulator
というエラーメッセージが出て接続できない(自分の環境ではCintiq Companion Hybridが繋がっててこれにハマった)ので、関係無いAndroid端末は外しておく。adb shell
で無事端末に接続できたら、sm disk-list
を実行する。すると、以下のような感じで認識されてるmicroSDの識別子が表示される。
C:\Users\piro>adb shell
shell@SH-M03:/ $ sm list-disks
disk:179,64
shell@SH-M03:/ $
ここではdisk:179,64
がそれにあたる。
sm partition (microSDの識別子) private
を実行する。
shell@SH-M03:/ $ sm partition disk:179,64 private
shell@SH-M03:/ $
しばらく待たされて処理が完了する。
private
と指定するとmicroSDの領域全体が内部ストレージとして使えるようになるんだけど、文献によっては「全体を内部ストレージにするとおかしくなるのでmixed 50
のように指定すること」のように案内してたりする。が、自分の環境で試した限りではmixed
を指定しても期待したような効果を得られず、むしろprivate
にした方が想定通りの結果を得られた。この状態でファイルマネージャの類のアプリを起動してみると、以前は内部ストレージとSDカード(外部ストレージ)の2つが見えていたのが、内部ストレージが見えなくなってSDカードだけ表示されるようになっていた。 また、Android端末をPCに接続しても、microSDの分の領域だけが見えるようになっていた。
最初に退避しておいたmicroSDの中身を書き戻すというかマージすれば、移行作業は完了。逆に、microSDを切り離して元の状態に戻したい時は、設定→ストレージとUSB で内部ストレージの項目をタップして、右上のメニューボタンをタップして出てくるメニューから「データを移行」を選択すればいいんだと思う。やる前にmicroSDの中に保存されてるデータを消して内部ストレージに収まる状態にしておかないと、多分、失敗するか警告されて処理を実行できないんじゃないかなあ。
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2017-06-09_android-storage.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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