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鶏ほどの記憶力もないバカ - Jan 18, 2007

Windows エクスプローラのフォルダバーを表示させる理由が全然理解できない

記憶力があまりよろしくないと思われる私であっても、その程度の連想配列を格納する領域ぐらい持っている。 (中略) ううむ……。彼らは何がしたいんだろうか。

それは単に、あなたが自分で思っている程記憶力がよろしくなくない、天才には平民の悩みなんてものは理解できるはずが無いってことだと思いますよ。そういうことを、自分より頭の回転が早い人としばらく一緒にいてよく分かりました。彼らは、聖徳太子みたいにマルチスレッドでものすごくたくさんのタスクを同時にこなしていながら「このくらいできて当り前だろ、なんでできないの?」って本気で言います。

僕は、エクスプローラバー出しっぱ派です。

なんか煽りくさくて芸にしても悪趣味だねと言われたのでマジレスすると、その方が僕のような人間にとっては総合的に判断して便利だからということになります。

複数のフォルダの間を高速に行き来したり、フォルダからフォルダへのファイルの移動やコピーなどを行うためのGUIとしての、エクスプローラのフォルダビューの有用性は疑うまでもありません。しかし確かに彼のおっしゃるように、「常時表示させておく」までの必要は無いと言えます。使うときだけ表示させ、それ以外の場合はフォルダビューを閉じておけばよいのではないか、使っていない時は単なる表示領域の無駄なのではないか、という指摘は至極まっとうなものです。

では何故それにもかかわらず常時表示するのか。それは、必要な時にすぐ利用できる状態にあって欲しいからです。別の言い方をすれば、いざ使いたいとなった時にそこにそれがないと、無用なストレスを感じるからです。

常時表示していないと、フォルダビューを閉じていることを忘れて「えーと、このファイルをこっちのフォルダに移動してぇ~……(ドラッグ開始)……あ、ちくしょう、フォルダビューが表示されてねえや」という操作をしてしまうことがままあります。あるいは事前にそのことに気付いても、「作業前にフォルダビューを開く」という一手間がかかります。常時表示させておくことにより、このストレスをなくすことができます。

「画面の表示領域の無駄遣いではないのか」という指摘は無意味です。何故なら、上記のような不便・ストレスを甘受してまでフォルダビューが占める領域程度の面積をわざわざ確保する必要が、僕にはないからです。別の言い方をすれば、エクスプローラウィンドウの大きさからフォルダビューやツールバーなどの面積を引いた残りの部分の面積だけで、僕にとっては必要十分だからです。画面の高解像度化が進んだ現在では特にそうです。

僕はマイコンピュータから開くような通常のフォルダの表示もエクスプローラも、普段からアイコン表示ではなく一覧表示モードで使用しています。このモードでは、狭い表示範囲でも多くのファイルを簡単に一覧できるというメリットがあります。通常僕が使用するウィンドウの大きさでは、概ね20から40程度のファイルが表示されます。それだけ表示されていれば十分ですし、逆に、それよりも多くファイルが表示されていると、却って自分の場合は操作性が低下します。脳内のキャッシュ容量が少ないため、一度に100を超えるような大量のファイルを前にすると、キャッシュが溢れてしまうのです。そのようなトラブルを防ぐためにも、敢えてファイル表示領域の面積を小さくして一度に目に飛び込んでくる情報の量を制限することは、自分にとっては大変有効な対策です。

情報量を減らすためにフォルダビューを表示するとしても、その場合もファイル表示領域+フォルダビューの内容という量の情報に触れることになり結局は無意味なのではないか、という指摘にも反論が可能です。通常これら二つのペインはスプリッタによって分割されています。このように視覚的に分断されている場合、僕の脳は片一方だけに注視してもう片一方を無視する、という風に、選択的に意識のフォーカスを向ける処理を自動的に行ってくれます。逆に言えば、僕の脳は視覚的に仕切られた領域があるとそこだけに勝手にフォーカスしてしまい全体を眺めることができない低機能なものであると言うこともできるのですが、それはさておきます。ともかく少なくともWindowsの標準的なテーマを使用している限り、フォルダビューが表示されていても、その内容がファイル表示領域の内容と混同されて混乱するということは僕の場合は起こりません。

翻って、フォルダビューを閉じて全ての領域を使ってファイルを一覧表示し、しかもウィンドウは全画面表示である、という状態を想定してみましょう。僕にとってこれは相当不便です。大量のファイルの中から必要なファイルを目視で探し出すのに無駄に時間を要します(Migemize Explorerによって解決できる問題ですが、全ての環境でこの機能を利用できるわけではありません)し、他のフォルダにファイルの移動やコピーを行いたくてもいちいち別の操作を行ってモードを遷移させねばならず、余計な手間が増えるばかりで仕事の効率が落ちます。また、マウス操作が基本なので、パスを入力するためにキーボードとマウスを右手が行ったり来たりするのも、作業の効率を低下させます。

以上のような状況ですので、フォルダビューを表示させずエクスプローラを使用することは、僕にとっては百害あって一利無しのスタイルであると結論づけたいところです。逆に、フォルダビューを表示させておく使い方は、自分にとって最も最適化された効率のよいスタイルであると考えられます。

敢えて問題提起するとすれば、このような使い方をする人間がいるということを想定しない、自分の使い方以外の使い方を想定しないとしたら、それは、アプリケーションなりWebサイトなりのUIを設計する上で問題のある姿勢と言うことができるかもしれません(彼がどのような業種でどのような業務に携わっておいでなのか僕は知りませんが)。もちろんあらゆる人にとって常に使い勝手のよい単一のUIを提供するということは不可能ですが、なるべく多くの人が満足できるようカスタマイズの幅を持たせたり、どのようなスタイルで利用する人が最も多いのかを考えて初期設定を決めるのには、自分の使い方や考え方といったものを一旦脇に置いて可能な限りニュートラルな視点から物を考え直すのが望ましいのではないかと、僕は考えています。

CSSやStrictなHTMLの利点の一つに「ユーザースタイルシートや代替スタイルシートなどによって利用者に選択の幅を持たせることができる」というものがあります。そういった技術を活用されている彼は、その点で大変意識の高い層の人と言えるでしょう。それだけに、そういう人から冒頭のような発言が出てきたことには驚きを禁じ得ませんでした。

分類:出来事・雑感, , 時刻:21:25 | Comments/Trackbacks (1) | Edit

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フォルダツリーを出すとか出さないとかいう話は根が深いよ説

そういえば、以前MSの人と会ったときに…… Windows 3.xの頃はエクスプローラが無くて、「ファイルマネージャ」というソフトでファイルを管理していた。 一方、Windows95以降のオブジェクト指向UIの思想は、まず対象オブジェクト(ファイル等)を指定して、右クリックメニュ

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