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タメ口で喋ること、敬語で喋る事 - Sep 06, 2006

そういえば唐突に思い出したんだけど。夏コミの時、1年ぶりくらいに会った友人と会場で少し話したんだけど、その時、後から自分で驚くくらいスムーズに関西弁が口から流れ出ていた。

普段僕はあまり関西弁を口にしないらしい。らしいというのは、自分で特に意識していないから。無意識のうちに標準語で、丁寧語や敬語で喋るように、気を遣っている所があるのかもしれない。大阪にいて大阪の会社に通っている時も、東京に引っ越した後も、「大阪出身です、物心付いたときから大阪です」と言うと皆一様に驚く。「えーほんとですか? ぜんぜん関西弁とかないですねー」みたいに。まあ社交辞令の一種なんだろうけれども。

僕は小さい頃からあまり友達が多い方でなく、テレビっ子だった。外でみんなと遊んだり、友達の家でみんなでファミコンしたりということがなく、一人で探検したり、一人で絵を描いたりすることが多かった。だから関西弁が身に付いていないのだろう、そう自分でも思っている。

にもかかわらず、東北出身のその友人に会ったときにはごく自然に関西弁が出てきていた。何故だろう。

別にその言葉で会話する機会が多かった訳ではない。元々Web上でのつながりから始まった人間関係なんだけれども。同じ目標を立てて頑張った仲間でもあり、彼とのつながりはもう何年にもなっていて、「古くからの友人」「同じ目線で同じ課題に取り組んだ仲間」といった認識を持っている数少ない友人の一人だと言えると思う。そして彼に大して僕は、「同郷の人間同士で喋る言葉」というよりは「タメ口で喋るための言葉」として、関西弁をその時口にしていた気がする。

結局これは、なんとなく感じている心理的な距離というものが、無意識のうちにそういう振る舞いを僕に取らせているということなのではないだろうか。心を開いている相手にしか、馴れ馴れしい態度を取っても大丈夫な相手と認めた相手にしか、僕はタメ口、あるいは関西弁では話せないのかもしれない。僕にとっての標準語は敬語と同じ物なのかもしれない。

俺に対して敬語で話すな、と言う人がいる。でも僕はそういう要求に簡単には答えられないと思う。いきなりそんなことができる程には僕はまだ見ぬ相手を信用できないし、いきなり裸の自分をさらけだせる程には僕は強くない。傲慢な言い方をすると、「僕にタメ口をきかせられる特権」を有している人はごく小数に限られている、と言うこともできる(←うわぁー何様だおまえは!!)。

1年以上経っても彼女に対してまだメールで敬語が抜けきらないのは、慢性的なコミュニケーション不全で心の距離がなかなか縮まってくれてないからなんだろうなあ。

分類:出来事・雑感, , 時刻:21:26 | Comments/Trackbacks (0) | Edit

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