たまに18歳未満の人や心臓の弱い人にはお勧めできない情報が含まれることもあるかもしれない、甘くなくて酸っぱくてしょっぱいチラシの裏。RSSによる簡単な更新情報を利用したりすると、ハッピーになるかも知れませんしそうでないかも知れません。
の動向はもえじら組ブログで。
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Firefoxは全然安全じゃないぞということを僕がやけに強調するのは何故かということの理由の一つには、Firefoxは安全だ・IEは危険だ、という、あまりに単純化しすぎてFUDじみてしまったシンプルな言い方をしてしまう人に対して腹が立つからというのがあるような気がします。あんた全然分かってねえよと。何が「Wheeeeeee!!!」だよと。シャラップとか言ってるおめえも他人のこと言えねえだろがよと。
Firefox の拡張機能にしたってインストールパッケージに電子署名を施しているものをほとんど見かけない。彼等(提供者)は IE から何も学んでいないのか。
(しっぽのさきっちょ 2006年05月より)
Firefoxの(Mozillaの、XULアプリケーションの)揺るぎない特徴は、簡単に言えば「簡単に好き勝手いじくれること」、難しく言えば「開発が容易であること」、極論すればただこの1点のみ――より詳しく言うなら、Web関連技術との相性がよいこと、開発が容易であることと、機能拡張が容易であること、それがクロスプラットフォームで実行可能であること、の4要素――に集約されると僕は考えている。それ以外の点、安全だとかカッコイイとかカワイイとか便利だとかいうのは、時期的な偶然だったり、主観的な思い込みだったり、慣れだったり、そういう、移ろいやすい夢幻のようなものでしかない。
ActiveXコンポーネントという形で、IEにはFirefoxと似たような仕組みがもう10年近く前から実装されていた。にもかかわらずIEのそれは大きく注目されず、Firefoxの拡張機能は注目されている。何故か?
Mozilla Party JP 7.0行ってきたよ。
も組の歴史とMJの話は、すみません、全然聞いてませんでした。会場で外部のネットワークに繋がらないということを聞いて、ローカルでサンプルが動作するように突貫工事で色々やってたもので……
ダリン・フィッシャー氏の話は概ね今までに各所で出てきていた情報のまとめ的なものだったので、こちらもあんまりまじめに聞いてなかったですごめんなさい。でもXULRunnerの起動プロセスとかは知らない情報だったので面白かったです。
ポータブルOOoの話はちょっと面白かった。でもJavaVMとかフォントとかは使用環境の方にインストールしないといけないというのは仕方がないのか(フォントはLinuxではインストール不要でOOoでだけ使えるようにできるそうなんだけど)。
Gomita氏のScrapBookの紹介と今後の計画は、個人的に一番期待していた発表。スクラップした内容のサムネイル表示というのはなかなか興味深かった。拡張機能コンテストの賞品が届いたら後で関税を請求されたというのが今日一番ウケた話。ちなみに後で聞いてみたところ、賞品の中には僕も欲しくてたまらない例のレッサーパンダのぬいぐるみもあったそうですよ。羨ましい!!
で、最後に僕の発表だったわけですが。
XUL/Migemo更新した。0.3.8での変更点は以下の通り。
要するにバグフィックス。
searchcache改造版を更新。
Download and Install searchcache 2005.06.15.20060426012006042602
変更点は以下の通り。
突然検索できなくなる問題については、相変わらず原因不明で対処不能にて絶賛放置中。
4月30日(日曜)のMozilla Party JP 7.0で喋る枠を貰いましたので、なんかやります。
前回は「拡張機能を作る時にはセキュリティホールを作らないように気を付けろよ!」ということで拡張機能の脆弱性の例をいくつか挙げてみたりしたのですが、悪意ある拡張機能の話について書かれた記事の中に「さんざんFirefoxの事を安全だ安全だと持ち上げてたから気まずいのか、関係者とか有名所は一様に口をつぐんでるね(プゲラ」みたいなのがあった気がしたので、テメこのやろ今までさんざん何でもできるから危険だ危険だと言うてきてるのに全然人の話聞いとらんなこんちくしょう、と思って、それじゃあこれ以外にどんな悪さができるのか実際に自分で作ってみてそれを会場でデモしちゃおうということに決めました。題して「悪意ある拡張機能を作ってみた」。そのまんまですね。
ていうか、おまえ(Piro)はマイナー過ぎてっていうかマスコミでも有名人でもないただの一般人なんだから何言っててもそんなもん誰も聞いてる訳も知られてる訳もねえだろヴォケって感じですか。ごめんなさい。
好きなWebページに好きなように付箋を貼り付けられる拡張機能でMyStickiesというものがあります。同名のWebサービスと連携して動作するもので、アカウントを作成すれば誰でもすぐに使えます。
で、試してみたんですが致命的な問題がひとつ。日本語が通らねえ!! いや保存した付箋が再読み込みされた段階で、日本語の文字がことごとくエスケープされて表示されてしまうんですね。これじゃ使い物になりません。
でもこれ、非ASCII文字がエスケープされてしまってるということだけが問題なので、ならばアンエスケープしてしまえばいいじゃまいか!と、ごにょごにょいじって作ってみました国際化対応版。
まあ、unescape関数を適当なところに2〜3個書いただけなんですが……
GmailのHTMLメール編集モードなどで使われているリッチテキストエリアは、HTMLのフォーム部品を使わず、JavaScriptでキーイベントを捕捉して諸々の処理を行うことで実現されている。
実はFirefoxでtextareaなどのフォーム部品でも内部的には同じ事をやっているのだけれども、XULアプリケーションの開発程度までのレベルでは、このあたりの処理はほぼ完全に隠蔽されているので、ユーザも開発者もこの実装の事を意識する必要はない。
でもGmailのような普通のWebページでこれをやられてしまうと、困ったことになる。入力がリッチテキストエリアの中で行われた物なのか、それとも他の部分で行われた物なのか、判別ができないのだ。しかも、サイトによってリッチテキストエリアの実装方法が違うので、それいっこ書いておけばどんなサイトでもきちんとリッチテキストエリアを検出できる!というようなコードを書くことは非常に難しいと考えられる。
Rewind/Fastforward ButtonsのようにXPath式をサイトごとに登録しておけるようにするとか、いくつか方法は考えられるけど、どれも面倒だなあ……
追記。この件、修正できました。
Firefoxでは、各種のWebサービスのパスワードを記憶しておくパスワードマネージャという機能がある。
ログインパスワードなどを記憶させておけば、次にログインページを訪れたときには、自動的にパスワード欄が入力済みの状態になる。セキュリティの事を考えると微妙な機能なんだけど、マスターパスワードと組み合わせて使うなりの工夫は可能だし、何より、いちいちパスワードを覚えなくてもよいので便利だ。
で、このパスワードマネージャを使って僕ははてなのログインパスワードを記憶させてたんだけど、思うところがあってパスワードを変えたくなったのですよ。所定のフォームに旧パスワードと新パスワードを入力したら……なんとFirefoxが「新しいパスワードをこのユーザのパスワードとして記憶しなおすか?(大意)」と訊いてきた。これに「はい」と答えたところ、次のログイン時にはさっき入力した新しいパスワードが自動入力されたわけで。
そんな心配りに少し感動した、という話。
いつぞやの件は「Firefox」プラグイン特集 v1.5対応版 第5回をもって解決をみたと考えてよいのだろうか。
これまで窓の杜では、「Firefox」の“エクステンション”や“拡張機能”と呼ばれるものと“プラグイン”を、あわせて“プラグイン”と呼んできたが、「Firefox」の認知や普及が進み、“拡張機能”をインストールして使用するという「Firefox」ならではの利用方法が根づいてきたことを実感しつつある。そこで今後は、ソフト内の呼称“拡張機能”を用い、“プラグイン”とは区別するかたちで紹介していくこととする。(編集部)
これで今後一切窓の杜がFirefoxの拡張機能(かつてプラグインと読んでいたもの)の事を扱わなくなったとしたら、窓の杜の作戦勝ちかもね。肉を切らせて骨を立つとか、損して得取るとかの意味で。わらい。
歩み寄りの姿勢は、素直に評価するべきことなのだと思っている。