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ロクにまともな「合コン」に参加したこともないオタクが何か言ってますよ - Mar 26, 2006

「合コン」という言葉、「女性」という属性を持つ人間、そういった「自分にとっての未体験領域」に対する極端なイメージからくる過剰な忌避で、「出会いのない男性」は自らを窮地に追い込んではいないだろうか?

ここで、自分自身の貧弱な経験を以て、自己改善のためのツールとしての「合コン」の活用方法を考えたい。

  • 「合コン」とは何か?
  • 狭義の「合コン」への抵抗感
  • 広義の「合コン」は、ただの飲み会や打ち上げ等と内容的には変わりないのでは?
  • 限定的な目標設定と、若干の遠回り

「合コン」とは何か?

大辞林によると、合コンとは男子学生と女子学生など、二つ以上のグループが合同で行うコンパ。とあり、コンパとは学生などが、会費を出しあって飲食したりして親睦を深める会合。茶話会。懇親会。とある。つまり辞書的には、「親睦を深めることを目的として普段交流のない複数のグループが合同で行う懇親会」が「合コン」の定義であると考えられる。機械的に解釈すればここに「男女のグループが」という条件を見出すことはできないが、それが例として挙げられている事を鑑みると、おおよそのニュアンスとして「男女のグループが」という条件が加わっていると考えて間違いとは言えないだろう。

よってここでは、「合コン」の最も広い定義を「親睦を深めることそれ自体を目的として、普段交流のない男グループと女グループとが合同で行う懇親会」であると仮定する。

このように広い意味合いで「合コン」を定義した場合、「親睦を深める」という言葉の指し示すレベルによって、その内容は「なんとなく」から「友達作り」そして「恋人探し」まで、大きな開きがあると考えられる。

ただ、目的をどのレベルに設定するかは最終的には参加者それぞれの内心の問題である。主催者が「こういう目的で」と言ったとおりのレベル設定で全員が臨むとも限らないし、逆に、主催者が目的を偽って参加者を募る場合もあるだろう。

例えば某早稲田大学の某和田サン主催の某スーパーフリーは、「友達作り」のような軽い雰囲気を前面に押し出して勧誘を行い、その実はセックス目的であった(つまり「合コン」といいつつ実態は「乱交パーティ」だった)、という報道もなされている。一般的に体力的条件等で劣った状態とならざるを得ないケースの多い女性参加者は特に、自衛の意識を持つことも重要であろう。閑話休題。

狭義の「合コン」への抵抗感

そもそも異性との交流の機会がない(職場がほとんど男性ばかりだし、フツーの若い女性が好んで飛び込んでくるような業界でもない)、人から合コンに誘われるという事と全く縁がない僕にとって、「合コン」という言葉から受けるイメージの典型的なものとしては、以下のような物が挙げられる。

  • 目的は恋人探し。
  • 顔面偏差値が低い人はお呼びでない。
  • 来たとしても、人数合わせか場の盛り上げ役(道化)。
  • 気に入った相手の連絡先、特に携帯電話の番号とメールアドレスは、何としても聞き出すのが当然。
  • 「お持ち帰り」――気の合う相手を見つけたらラブホテルへ連れ込むことも辞さない。むしろそこまで行って初めて「成功」である。
  • 王様ゲーム(死語)なり何なりのイタいゲームで盛り上げる。
  • スキンシップを半ば無理矢理にでも図る(そこで嫌がらせないのが「腕の見せ所」)。
  • 飲ませて酔わせて前後不覚に陥らせたりも。
  • 会費は全て男持ち。

これらは先の「合コンの辞書的な定義」においては明文化されていない。また、エロマンガやアダルトビデオなどにおいて描かれる妄想的描写に引きずられて、偏ったイメージを抱いてしまっている部分も大きい。とはいえ、このような条件に該当する「合コン」もこの世の中には存在することは確かだろう(例:スーフリ)。よって、僕はこれを「狭義の合コンのイメージ」と考えている。

この「狭義の合コン」に対して、僕は、双方がそういうものを望んでいるのならそういう形態も有りだろうとは思うけれども、自分自身が積極的に参加したいとは思えない。ホンネの部分では「羨ましい」と思う心理が無いとは言いきれないが、しかし倫理的な点でも実利的な面でも、諸手を挙げて奨励する気にはなれない。

こういう抵抗が全くなくなって、また、実践する技能とスペックを身に付けて、色んな女とをとっかえひっかえしてヤリまくりの域にまで達することが、脱オタの究極型の一つの形なのだろうか。そりゃ僕には永遠に無理だわ。閑話休題。

広義の「合コン」は、ただの飲み会や打ち上げ等と内容的には変わりないのでは?

さて、先の辞書的な定義のレベルにまで立ち返ると、必ずしも前述のような「性的欲望剥き出し」な内容を伴う必要はないことになる。例えば以下のような物も、辞書的な定義で言えば「合コン」の範疇には含まれると考えられるだろう。

  • 目的は、楽しむこと自体。あるいは、知り合いを増やすこと。
  • 動機は、興味本位。
  • 来る者は拒まず。
  • 盛り上がった者勝ち、盛り上げた者勝ち。
  • ゲーム? なにそれ。
  • 会費は全員で均等に頭割り。

というか先日のアレが、まんまこういう内容だったということなんだけど。つまり、こういうものを開催したことで僕は「合コンをセッティングしろや」という要望に応えたつもりでいるわけなんだけど。辞書的には嘘はついてないよね? ね? ああっ、石を投げないでっ……

ただ、目的設定をもっと身近で低いレベル――知り合いを増やすこと、といった程度に見積もっていれば、これでも全然問題ないのではないだろうか。モテの天馬氏は彼女を作りたくばまずは「女友達」を作りましょうと仰っているが、「女友達」であれば、むしろこのくらいの内容で当たり前と言ってもいいのではないだろうか。

そして、その内容をよくよく考えてみると、「異性の参加者も交えた、打ち上げやオフ会等の飲み会」で普段やっていること――純粋に趣味や仕事の分野の話題で意気投合して盛り上がる――に近いのではないか? また、「異性の友達」を増やすことを念頭に置くのなら、このような「広義の合コン」でも「オフ会」でも「打ち上げ」でも問題ないのではないか?

このように考えると、「合コン」といっても広義の括りであれば決してそれほど異世界の出来事という訳ではないと言うことができ、出会いの機会を得て人脈を広げることに無理なく取り組むことができるのではないだろうか。

限定的な目標設定と、若干の遠回り

ただ、「彼女を作る」といった目的に向かって最短距離を突っ走ることを考えると、このようにヌルい内容の「合コン」はルートとしては適当ではないだろう。また、このようにして普通の友人関係から始まった関係を「恋人関係」に転じさせるメソッドを僕は知らない。

よって、「彼女を作る」という最終目標はここでは一旦脇に置き、性別を超えて友人関係を築く術を身に付けること――心の中の「女」フォルダの中のサブフォルダとして、「家族」と「恋人」と「他人」に加えて「女友達」を新しく作り、そういう関係の人を増やす――を、当座の目標に設定するという場合について考えたい。

天馬氏の言にもあるとおり、「女友達」が増えれば、異性の視点から「どうして自分はモテないのか」といったアドバイスを得られるようになるかもしれない。また、「異性に嫌がられない接し方」を身を以て学ぶチャンスを得られるかもしれない。

何をするにせよ、得るものは必ずあるはず。何を――彼女にしろ、女友達にしろ、成功にしろ、失敗にしろ――得るかよりも、得たものをどう活かすか――ただ後悔するだけなのか、次の機会に向けての糧にするのか――が問題なのだと、僕は考えたい。

分類:モテ・非モテ・恋愛・自己承認, , 時刻:04:32 | Comments/Trackbacks (3) | Edit

Comments/Trackbacks

ていうか

こんな合コンとも呼べないような「広義の合コン」というレベルでもうあたふたしてる僕のようなクオリティの低い人間が、狭義の合コンに参加して生還できるはずなんて無いのでありまして。

Commented by Piro at 2006/03/26 (Sun) 15:04:03

合コンだけではなく

広義の「恋愛」として捉えますと、なかなか物事が上手くいかないのが人生であり
失敗は成功の母ともいいます通りで、実際に成功よりも失敗の方が遙かに多いのです。
本当に大切なのは失敗から学んで「知恵」を得てナンボでして
失敗から学んで経験を積んでも、下手すればまた同じ失敗をしてしまうのが人間力なんです。

よく、モテる人なんかに「貴方はモテまくりで恋愛成功率高いでしょうね」と言いますと
「そんな事はないですよ」というリアクションが返ってきますが
それはけして謙遜ではなく、普通は成功よりも失敗の回数が上回っておりますので
謙遜というよりも真実の場合が多いのです。
また、成功のみできたモテさんもおるにはおりますが、そういう人は総じて打たれ弱く
たった一度の失敗で潰れてしまう事もあるのです・・・。

自分自身も、「カウンター恋愛」などと偉そうな事を言ってはおりますし
一見するとイケイケキャラなのだが、実は非常に狡く恋愛ゲームを立ち回る
恋愛ACミラン・天馬などと言っておりますが(笑)
そのACミランにしてからも、負けるときは0〓3や0〓5で負けますし
ここんとこの戦跡はとてもとても悲惨なものです(TOT)
負けばかりで、ジーコジャパン並の決定力なんですね。

だからこそ自分は「楽しめ」と言います。
恋愛だけではなくて、人間のやる事など失敗数>成功数なのがそれこそ「普通」なのですから
楽しんだり、たまには自分を自己相対化して笑い飛ばすくらいでなければ
糞真面目に正面突撃だけでは簡単に活路を開けない現実に潰されます。

脱オタはじめ、成功という「目的」を達成する為の「手段」の数々は
0%を100%にする考え方ではなく、5%を50%くらいに出来れば上出来という考え方だと思うんですね。

Commented by 天馬唯 at 2006/03/26 (Sun) 23:40:49

no title

>そのACミランにしてからも、負けるときは0〓3や0〓5で負けますし

すみません、0=3と0=5でなく0〓3と0〓5ですね。
それと、ACミランではなく、「恋愛ACミラン・天馬」です。
言葉足らずと誤字、失礼しました・・・。

Commented by 天馬唯 at 2006/03/26 (Sun) 23:48:55

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