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XHTML Ruby Supportで、ルビベースよりルビテキストが短い時や、ルビテキストよりルビベースが短い時などに、均等割り付けを行うようにしました。 このスクリーンショットはW3Cのテストケースの物ですが、下のルビの「言語」が今までなら中央寄せになっていたところ、ちゃんとルビベースに合わせて字間が広がってます。すぐ上にある「こうあるべき」という表示結果の例と比べても遜色ないことが分かってもらえるかと思います。このテストケースは複雑ルビも使っているので、ルビ実装の本家本元のIEでも表示できないですよ(多分)。
てか、W3Cのテストケースのテスト結果のページ見たら、このアドオンを使った場合の結果が妙に優秀でワロタ(テスト自体は昨年9月の物のようで、注釈で文字の均等割り付けに非対応であると指摘されてる)。
「均等割り付けなんてtext-align:justify
でやりゃいいじゃん、何を今更……」と思う人もいるかもですが、text-justifyのような均等割り付けのアルゴリズム変更の手段がないGeckoでは、段落の最終行は常に左寄せになってしまうので、こういう場面では使えないんですよ。なので、今回は自前で地道に字間を計算して調整してます。計算の仕方は、ずっと昔に中野さんがブログで書いてた本物のtext-align:justify
の実装の解説を参考にしてるつもりです。詳しく知りたい人はjustifyTextメソッドのコードを見てください。
@JOJOとかも、これで心おきなく楽しめます。
あー、しかし北村さんがCSSでルビを擬似的に表示する方法を発表されてから、もう7年も経つのか……その頃生まれた子が今じゃ小学生ですよ? 僕は相変わらず独りでこんな事ばっかやってるというのにねぇ。
@JOJOのページを読んだ直後に「あ、久々にXHTMLルビの話題だ」と思ってこのページを読んだら、いやはや、自分でも恥ずかしいくらい吹きました。
偶然は、驚きや笑いや恐怖といった、強く感情をゆらす効果があるようですね。
でもなんといいますか、「XHTMLルビを入れ続けて数年になる」ので、今や指摘されるまで、それぞれのサイトでルビが使用されていても気付かない自分がいる事にもちょっと驚きです。
――――ずっと均等割り付けを求め続けてはや数年。
ようやく、ようやく見つけました!
思い返せば、寒い日に凍えながらルビに半角空白を混ぜて間隔を調整し、春の日差しにウトウトしながらチマチマとルビを分解し、うだるように暑い夏の日にHDDがぶっ飛び、焼き芋の喰いすぎで腹痛になりながらStylishを試してみたり。
長かった。
本当に待ち望んだ均等割り付け。
あえて言うべきですね。
GJ、ほんとうにGJです!
嗚呼、これで心置きなくルビを振れる――――!!!
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2008-03-13_justify.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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