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こないだ書いたRockboxの話にコメントが付いていたので、元々あんまり試す気はなかったんだけど、実際に試してみた。
Rockboxというのは携帯オーディオプレーヤー向けのオープンソースのファームウェアで、iRiverとかそこら辺の製品のファームを書き換えることで、今まで対応してなかったファイル形式に対応させたりとか、デコーダの入れ替えで音質が向上したりとかの恩恵を得られるという物。
iPodシリーズ向けの移植はまだ開発段階らしいんだけど、結構動くようにはなっているらしい。導入手順については、これまたITproの記事のRockboxをiPodへインストールするで詳しく解説されている。
ということだったので実行に踏み切ってみた。ちなみに使用した機種はiPod miniの第1世代です。
とりあえずあらかじめ用意するものとして、以下のファイルをダウンロードしておく。
これらのファイルはまとめて「C:\rockbox\」あたりに置いておくといいでしょう。
あ、iPod miniはUSB接続のディスクとして認識されるようにしといてください。iTunesでiPodのオプション設定を変更すればいいようです。
timeout = 10 # 起動後に10秒放置したらファームウェアを自動選択して起動。
default = 1 # 自動選択する項目の番号。ここでは1番目(=iPod miniの元のファームウェア)。2にすればRockboxが自動起動する。
backlight = 0 # 起動時のメニューでのバックライト点灯状態。1で点灯、0で消灯。電池がもったいないので消灯にしてます。
beep_duration = 0 # 起動時のメニューでホイールを回した時のクリック音を消す。クリック音を残したければこの行自体消して良し。
Apple OS @ ramimg
Rockbox @ (hd0,1)/ROCKBO~1.IPO
# Sleep @ standby # スリープ。使いたいときは先頭の「#」を外す。
# Disk Mode @ diskmode # ディスクモード。最新のRockboxではPCにUSB接続した瞬間に勝手にディスクモードになるので、まず使わない。
以上でインストール自体は終わり。以下、簡単な使い方。
使い方とか注意点とかの詳細は日本語情報のWikiを見るとよい。
最初起動したときは、コーデックが見つかりませんとか言われて何も再生できなくて焦った。「.rockbox」フォルダを入れ直したらちゃんと動くようになったけど。
iPod miniは中に小型のHDDを内蔵してて、普段は回転を停止させておいて必要なときだけ回転、データをまとめ読み、という事をやって電池の節約や衝撃対策にしているという風に理解してるんだけど、そういう仕組みはRockboxには無さそうで、何か操作する度に頻繁にディスクアクセスが発生する。携帯して使うのはちょっと怖いなあ。(この辺の心配は、機械式のディスクを使っていないiPod nanoなら無用なんだろう)
元々がCD-Rを使ったオーディオプレーヤー向けだからなのか、「音飛び防止」という設定がある。要するにキャッシュのことか。でもこれって上記の機能とはまた別物のような気がする。
gtkpodではiTunesDBによるiPod mini本来の楽曲データベースの読み書きに成功してるんだし、Rockboxもこれを取り込んでくれたらいいのになあ、と思うのは素人考えか。
再生中の表示はテーマによってカスタマイズできる。WPSというファイルをダウンロードしてきて「.rockbox」内の「wps」に置いておけば、一般設定→表示設定→.wpsファイルの閲覧で選択できるようになる。僕はfileluminol-simple(14)というiPod miniの元々の表示に近いものを使ってみてる。
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2006-09-24_rockbox-ipod.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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