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という夢を見た。
という風な不安、恐怖が根底にあるような気がした。
昼寝というか夕方寝?してたらヤな夢見てしまった。なんかグロいの。
小さい頃から、寝ようとすると目の前に恐ろしいイメージが広がってくる、ということが時々ある。
それは、その時々によって実に様々な姿で僕の前に現れる。
目を開けている間はそのイメージは消える。でも、目を閉じるとすぐに戻ってくる。楽しい想像や勇ましい想像をしようとしても、すぐにかき消されてしまう。例えば、思い浮かべたヒーローの顔がどんどん腐ってまた視界全体がおぞましいものに埋め尽くされる。例えば、思い浮かべるもの全てが思い浮かべる端から、ひびだらけになり粉々に砕けて、何を思い浮かべても全部が粉のようになってしまって、白い砂嵐が頭の中を延々吹き荒れる。
どこから来るのか分からないそんなイメージに怯えて、そのイメージがイメージではなく現実にあるもののように感じられて、小さい頃はよく泣いていた記憶がある。「怖いよう」「潰れるよう」とかなんとかよく分からないことを口走り、声を上げて泣きじゃくって、夜中に親を困らせていた。親は「ストレスでそういう悪夢を見るんじゃないだろうか」と言っていた。
成長するにつれて、現実との混同が無くなり、泣きじゃくるようなことはなくなったけれども、今でもそういうイメージが不意に訪れることがある。未知の物への恐怖であるとか、汚らしい物への嫌悪であるとか、死を恐れる心であるとか、そういう、かなり本能に近いところの感情が強く揺さぶられる感じ。
タイミングも何も分からない。親がかつて言っていたように、ストレスが引き金となって起こるのかも知れない。結局の所はよく分からない。
だからどうしたと言われると、ただそれだけなんだけど。
小さい頃は、それでも寝付けるまで、両親がひたすらなだめてくれたっけ。それも親の愛だったんだろうな。
今またそんな夜が来てしまったのだけれども、さて、今夜はいつになったら寝付けるのだろう……
悪夢を見た。僕の現状がこれでもかというほどに凝縮された感じの。以下、その夢の情景。