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Firefox Hacks Rebooted ―Mozillaテクノロジ徹底活用テクニック
浅井 智也 池田 譲治 小山田 昌史 五味渕 大賀 下田 洋志 寺田 真 松澤 太郎
オライリージャパン

Firefox Developers Conference Summer 2007のアフターレポート - Jun 17, 2007

というわけでイベントが終わって中野さんを含む3名で徹夜で4時間ほどカラオケして久しぶりに咽が駄目になった後、始発までまだ時間があったから1時間半ほど歩いて家まで辿り着いたわけですが。

今回のDevConは「初心者向け」セッションと「上級者向け」セッションに別れていて、僕はずっと「初心者向け」の方にいたので、そっちの様子を書こうと思う。「上級者向け」の方のレポートはYet Another Hackadelicに詳しい物があるのでそちらをどうぞ、っていうか僕もこれを見て当日向こうでどんな話が展開されていたのかやっとちゃんと把握できた。

Mozilla Corporationからのインターネット経由の生放送セッション

映像を映すところまではうまくいっても、リモートのプレゼン画面を映し出すのは無理だったようだ。結局こちらの機材でプレゼンテーションを表示していた。Mozilla 24に向けての技術的リハーサルの意味もあったそうなんだけど、大丈夫なんだろうか。

Google API有効活用術

基本的にGoogle Developer Day 2007と同じだったのでここについては特に書くことがない。

NorahさんによるYahoo! JAPAN API紹介

プレゼンツールがOperaだったことについてはみんなスルーですか?(注目する所がそこなのか)

拡張機能開発チュートリアル

僕が担当したチュートリアルが散々だったことは昨日会場から書いたので、改めて付け加える事は無い。プレゼン資料を公開したので当日のグダグダさの片鱗でも感じてもらえると嬉しい。

Mozilla Add-ons開発者向けツール

Mozilla CorporationのJustin Scott氏によるhttps://addons.mozilla.org/の(アドオン開発者から見た)使い方。まあ内容自体は別に、インターフェースは国際化されてるから英語で説明されても大丈夫といえば大丈夫なんだけど、逆に、わざわざ本家の人が英語で解説する意味というのも薄いと言えるわけで……

BabelZillaの使い方

deq氏によるBabelZilla紹介。BabelZillaはサイトができた頃に「あんたも参加せんか?」みたいな連絡を英語で受けてサイトを見に行ったらインターフェースも全部英語だったので、それだけで気が遠くなって黙ってタブを閉じたような気がする。この度こうして実際の使い方やワークフローが分かり、それから前々から疑問だった点への回答も頂けたので、じゃあちょっくら参加してみるかな、という気分が自分の中で高まりつつある。

  • 一つのロケールを編集する権利は先に登録した一人だけが独占してしまうのか?→3人まで登録できるらしい。
  • 登録した翻訳者と連絡が取れなくなってしまった時などに、そのロケールだけ更新が永遠にできなくなってしまうというようなことはないのか?→現在の所、アドオン作者が登録済みの翻訳者の登録を一方的に解除する仕組みは無い。新しく登録したい翻訳者がアドオン作者に文句を言う→アドオン作者が管理者に文句を言う→管理者が登録を削除する という手順が必要だそうだ。deq氏はモデレータに任命されているため、お願いすればこのあたりの連絡を手伝ってもらえるかもしれないとのことだった。
  • ワークフローはこんな感じらしい。
    1. アカウント作る。
    2. 翻訳者向けの「ベータ版」のような扱いで、XPIを作る。
    3. XPIを送信したら半自動でその拡張機能が登録される。
    4. 翻訳者が翻訳してくれる。書く言語への翻訳済みロケールができあがる。
    5. その成果をダウンロードして、手元のコードにマージする。
    6. 一般ユーザ向けの「正式版」のような扱いで、アドオンをリリースする。
    7. アドオンを更新する度に、2~6を繰り返す。
  • BabelZillaを使わなかったらせいぜい10言語くらいの対応が限界だけどBabelZilla使えば20以上の言語に対応できるよ!と言われるとちょっとぐらっときた。

と思ったらdeqさんご自身が去年の冬にBabelZillaの解説エントリを書かれていた。。時期がアレだったからスルーしたままになってたよ。これを読み返して挑戦してみることにしよう。

Reviewers Viewpoint

日本人で唯一のMozilla Add-onsエディタ(公開申請されたアドオンを公開してよいという承認を行う権限を持つ人)の浅野氏による発表。作った拡張機能が放置されてて文句言ったらレビューと承認をやる人の数が足りてないと言われたからじゃあ自分がやるか、という感じで参加されたそうだ。

  • Mozilla Add-onsのWebサイトで動いてるシステム自体も、リポジトリが公開されている。Mozilla Add-onsによく似たデザインの中国語のサイトからリファラがあったりするのは、こういう事だったのか。
  • 公開審査の基準はあるけれども、エディタごとのぶれもあるようだ。数ヶ月も放置食らう人がいたり、一つミスがあっただけで突っ返されたりすることがある一方で、次のリリースで致命的なバグを修正する羽目になったようなヤバいバージョンでもたった30秒で審査完了→公開されることもある。なんだかなあ。
  • 作者の意図しない所でウィルスが混入したりしてないか、ということのチェックは行われている。悪意をもってバックドアを仕掛けられていないかどうか、ということについては、これもまたエディタ次第の所がある雰囲気……コードをざっと見るだけじゃ分からないような巧妙な隠し方をされてるとそのままスルーされてしまったりしないか心配だ。

ディスカッション「Mozilla Add-onsの未来」

ディスカッションと題されていたけど、長めの質疑応答みたいな感じ。覚えてる範囲だけで書く。

  • BabelZillaはZombraというCMSで作られているのだけれども、これが国際化を考慮していない物なので、BabelZilla自体のUIがMozilla Add-onsのように国際化されることは当分無さそう。
  • SourceForgeはよく分かんないしmozdevは英語だけだしでハードルが高すぎるんで、むしろMozilla Add-onsでSubversionとかCVSとかのバージョン管理システムのリポジトリをホストしてくれたら嬉しいんだけどなあ、と言ってみたら、システム作るのが大変だからやらないと言われた 遠い将来にはもしかしたらあるかもだけど……これは「予定は未定」の世界の話だろうな。
  • Mozilla Add-onsの拡張機能の解説文とかを「アドオン作者が国際化しないといけない」ってのは現実的にどうなんだ? という話について。BabelZillaでその部分も含めて翻訳できるようにしたら? みたいな。よく聞こえなかったんでうろ覚えだ。
  • Mozilla Add-onsとBabelZillaを統合するという風な動きは少なくとも今の所はないし、Justin氏の話を聞く限りは、統合して全部まるっと抱え込むよりは、有志によって運営されるそれぞれのプロジェクト全体を一つのサービスとして連携させていくことの方がいい、と考えているような感じ?

開発環境紹介

チュートリアルはグダグダになったけど、こっちもなんとなくスベってた気がする。プレゼン資料を公開したので当日のサムさを少しでも感じてもらえると嬉しい。

flysonさんはSourceForge.jpでbss2chreaderのプロジェクトを動かしていて、半分くらいはSourceForge.jpの紹介という感じだった。それ以外の部分(使ってるエディタとか……)は僕とかぶってる物がいくつかあった。

大澤さんのEclipseによるHeavyweightでNon-agileな拡張機能開発はとても興味深かった。

  • IMEの辞書によく使う構文を登録しておく、というのは汎用性が高くていいのでオススメ。僕もHTMLやXULのタグの一部についてはタグ辞書を作って登録しているけれども、function() {}のようなコード片まで登録する発想はなかった。そのうち真似しよう。
  • 拡張機能開発のためのEclipse用のプラグインはいくつかある。大澤さんはXUL用はアレ、JavaScript用はコレ、と言う風にブレンドして使っている。
  • コード補完や定型的なコードの自動生成など、使いこなせれば死ぬほど便利なんだろうなあ。

プログラムを作るということに対する意識の差なんだろうか。僕はもしかしたら、プログラミングを工芸のようなものと認識しているのかもしれない。一品一品手作りで作る、利用者の手にフィットするような工芸品を、作っている気分なのかもしれない。

でも大澤さんは、僕のそういう姿勢には価値を見出さないんじゃないかと思う。効率がよい方法があるのならそちらを使うべきだと冷静に判断できるのだろうと思う。19歳で起業しててスーパークリエータの認定まで受けてるような優秀な人ならこうであるのが当然だろう、みたいな風にも思う。

Premierさんと裸電球さんの発表は一転して、僕のちょっと前までのやり方に似た、とにかく手軽な手順だった。特に裸電球さんの、他の拡張機能のXPIの中身を直接書き換えて別の拡張機能にしてしまうというプロセスは、確かに自分も似たようなこと流行ってるけど、ここまでやるか!とうならされた」。何事も、極めるとかっこいいもんだなあ。

ライトニングトーク

机の配置がパネルディスカッションみたいだったけど、どういう意味があったのか謎だ。写真撮影の時間まで設けてあって、これはどこの記者会見ですか? みたいな。

ここの内容はYet Another Hackadelicのレポートにもあるのであんまり書かないけど、先方が触れていない箇所に一つだけ触れておくと、nanto_viさんの、Enhanced Feed Previewを題材にしたXPCOMコンポーネントの置き換えの方法の解説が興味深かった。ちょうどついこの間、某スレでそういう質問が出てるのを見かけた所だったので。

Mozilla Developer CenterとMozillaZine.jp

最近貢献をサボっておりまして申し訳ない限りです。

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