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オライリージャパン

Mozillaと僕 - Dec 28, 2006

前のエントリの続き。

前のエントリでもちょろっと書いたけど、僕が初めて拡張機能を作った?のは、2001年の9月12日だったみたいです。あのNY同時多発テロ(9.11)の翌日ですか。

oliver氏が作成された、外部アプリを起動するランチャー型拡張機能のサンプルを重宝してて、でもMozilla 0.9.2とか0.9.3とかの頃の仕様変更でそれが動かなくなってしまって(この頃は仕様が全然定まってなくて、毎日苦労しましたよ……)、メンテナンスには期待できなさそう……ってことで勝手にそれを改造して公開したのが、この日でした。それまでHTMLとCSSとJavaScriptしか使ったことなかったんだけど、XPCOMの使い方を手探りで身に着けて、その時のMozillaで動くように修正したという。そんな風に自分で拡張機能を修正して使わないと困るくらいには、この頃には僕はすっかりMozillaが常用ブラウザになってたわけですね。

ちなみに、これは後に機能追加を繰り返した結果、コンテキストメニュー拡張になりました。僕のやることなすこと全部他人の功績にただ乗りっていうのは、まあ、この頃から変わってなかったって事ですね。ハイ。

この頃、Mozilla用拡張機能の一種で「MultiZilla」というのがあって、これはもう拡張機能というよりはブラウザそのものを作りなおしたようなものだったんですが、タブブラウザって便利だよねという空気がだんだん強くなってきてたような気がします。そんな中でタブブラウズ機能を本体に取り込んだ初めてのバージョンとなるMozilla 0.9.5が出たのが、その翌月(2001年10月)でした。

MultiZillaがNavigatorをまるごと再実装してたのに対して、Mozilla 0.9.5ではブラウザのコア部分だけを変更してタブブラウズに対応させたということで、拡張機能がそのまま使えたのは嬉しかった。こりゃ便利だってんで、当時僕が作ってた唯一の拡張機能だったコンテキストメニュー拡張にタブ関連の機能をあれこれ加え始めて、そのうち機能が増えすぎたんでタブ関係の機能だけ分割するまでになってしまいました。どうでもいい話ですが、これが後のタブブラウザ拡張です。

翌年2002年6月、「これで一通りの機能が揃った」とやっと言えるようになってた「バージョン1.0」のMozillaが公開。そのちょっと後にNetscape 7もリリース。本来ならこれがNetscape 5とか6とかの名前で呼ばれるべき製品だったんだよなあ、と言えるようなそれなりの完成度を持ったリリースだったんですが、もう世の中は「Netscapeオワタ。っていうかNetscapeなんてシラネ」みたいな感じになっちゃってて、華麗にスルーされてたのが他人事ながら実に切なかったです。

その年の中ごろ、突然ぽっと出のプロジェクトで「Phoenix」というのが登場してきて。最初は「なんだまたしょうもないプロジェクト始めて。そんなことやってる暇があるならMozillaを改良してくれよ。」とか思ってたんですが、なんか僕がそうやって無視を決め込んでる間にPhoenixの評判がどんどんあがってって、「Phoenixで動かねえぞゴラァ」なメールがたくさん来るようになって、拡張機能作者としてだんだん無視できない状況になってきちゃいまして。しょうがないから渋々Phoenix 0.4だか0.5だかを触ってみたのです。

ところが、予想に反してこれがなかなかイイ感じで。開発者の人達がどうしてそうしてたのかは知りませんが、Navigatorとのコード的な互換性がかなり高かったんで、Mozilla→MultiZillaに比べてMozilla→Phoenixはびっくりするくらい簡単に拡張機能を移植できました。これが10月のことでした。

でもこの頃はまだ、Phoenixに将来性があるとは思ってなかったんですよね。見捨てる宣言なんかしちゃってるし。そもそも感情的な理由で、あんまり受け入れたくなかった。今までMozilla(Seamonkey)ベースで頑張ってたのをまるっきり無視されて(そりゃまあコアメンバーの人達から見たら、僕なんて、貢献もせずただ使うだけでフィードバックの一つもよこしやしない有象無象の一人でしかないので、当然なんですが)形になるし、そんな物を新しくぶちあげやがって、イヤな奴らだ!と思ってた。そんなしょうもない理由があって僕自身は、相変わらずずっとMozilla(Seamonkey)使い続けてた。

でも、そんな呑気な事も言ってられなくなった。2003年4月に公開された新しいロードマップで、Mozilla(Seamonkey)は1.4で主流から外されて、代わりにPhoenixとThunderbirdがメインストリームになる、ということが発表されたから。いやあ、この時は慌てましたよ……今まで意固地になって「誰が使ってやるもんかよ」みたいに思ってたプロダクトが急に台頭してきて、自分が依拠してた物が「時代遅れの遺物」「もう将来はありません」と宣言されたんだから。

商標の問題でPhoenixがFirebirdに改名して、直後にRDBMSのFirebirdプロジェクトとのケンカが始まって、というゴタゴタを後目に、僕は自作拡張機能のFirebirdへの移植を少しずつ進めていた。でも自分自身はまだ乗り換えてはいなかった。僕が依存してたミニさとみかんを利用できる手段が、まだFirebirdには無かったから、というのがその最大の理由。

このミニさとみかんは、MozillaのサイドバーやMac IEのページホルダーとかに表示するためのものなんだけど、Mozillaにあった「サイドバーにサードパーティ製のパネルを表示する機能」が、当時のFirebirdではまだ再現されていなくて、僕にとっては、Firebirdに乗り換えられなかったのはそれが決定的な要因になってたのです。

転機は、Ez Sidebarのリリースで訪れた。これはSeamonkey用の拡張機能だったSidebar WindowのFirebird移植版として開発を始めた物だったんだけど、上記のような事情があって、最終的にはFirebirdにSeamonkeyと同等(以上)のサイドバー機能を提供するものになっていた。これをきっかけにして、僕は常用ブラウザをFirebirdに乗り換えるに至ったわけです。

次のエントリへ続く。

分類:Mozilla > その他, , , , , 時刻:20:49 | Comments/Trackbacks (2) | Edit

Comments/Trackbacks

やっぱり知らないのかな

> その年の中ごろ、突然ぽっと出のプロジェクトで「Phoenix」というのが登場してきて。
moz 1.0 登場のとき既に mozilla/browser (通称 m/b) の開発ははじまってました(UI は NS Classic のまんま)。lxr で見ると 2002年4月に checkin。確かこの年の mozilla.party.jp でもちょこっと話題が出たはず。phenix として本格的に動き出したのは 8月からですが。
Ben Goodger,Ian hixie,David Hyatt,Blake Ross あたりの開発コアメンバーは Netscape 由来の UI が大っ嫌いだったようで...続きは次で。

Commented by mal at 2006/12/29 (Fri) 23:03:59

no title

まぁ今回のこれは自分語りなんで、自分の主観ではそう感じてたってことです。>ぽっと出

Commented by Piro at 2006/12/30 (Sat) 00:42:45

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