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Rockbox on iPod mini - Sep 24, 2006

こないだ書いたRockboxの話にコメントが付いていたので、元々あんまり試す気はなかったんだけど、実際に試してみた。

Rockboxというのは携帯オーディオプレーヤー向けのオープンソースのファームウェアで、iRiverとかそこら辺の製品のファームを書き換えることで、今まで対応してなかったファイル形式に対応させたりとか、デコーダの入れ替えで音質が向上したりとかの恩恵を得られるという物。

iPodシリーズ向けの移植はまだ開発段階らしいんだけど、結構動くようにはなっているらしい。導入手順については、これまたITproの記事のRockboxをiPodへインストールするで詳しく解説されている。

  • 元のiPodとRockboxのデュアルブートにできる(起動時にどっちで起動するかを選べる)。
  • もし万が一どこかで失敗してヤバいことになっても一応ファームウェアの初期化で元のiPodには戻せる。

ということだったので実行に踏み切ってみた。ちなみに使用した機種はiPod miniの第1世代です。

とりあえずあらかじめ用意するものとして、以下のファイルをダウンロードしておく。

  • Loader 2:iPod Linux用に開発された、iPod向けのブートローダーのイメージ。これを使って、起動時に本来のiPodファームウェアとRockboxとを切り替える。(僕が使ったのはVer.2.4
  • ipodpatcher.exe:iPodのファームウェアを吸い出したり書き込んだりするツール。
  • ipod_fw.exe:iPodのファームウェアを加工するツール。
  • Rockbox:Rockbox本体と設定ファイルやコーデックその他の詰め合わせ。
  • 日本語フォント:これが無いと日本語のファイルもメニューも表示できない。

これらのファイルはまとめて「C:\rockbox\」あたりに置いておくといいでしょう。

あ、iPod miniはUSB接続のディスクとして認識されるようにしといてください。iTunesでiPodのオプション設定を変更すればいいようです。

  1. まずiPod miniが何番のディスクドライブとして認識されているかを調べる。コマンドプロンプトを開いて C:\rockbox\ に移動し、
    ipodpatcher 0
    と入力する。もしそのドライブがiPod miniであれば、ディスクの空き容量などの情報が表示される。エラーメッセージしか出ない場合、最後の番号を変えて
    ipodpatcher 1
    その次は
    ipodpatcher 2
    という風に順番に試していく。これを繰り返して、iPod miniが見つかったら、その時入力した番号を覚えておく。ちなみにうちでは4でした。
  2. iPod miniの元々のファームウェアを吸い出す。
    ipodpatcher -r (さっき調べたドライブの番号) bootpartition.bin
    と入力すると、「bootpartition.bin」という名前でファームウェアが含まれているパーティションの内容が丸ごと吸い出される。
  3. 「bootpartition.bin」にはファームウェア以外の内容も入っているので、この中からファームウェアだけを分離する。
    ipod_fw -o apple_os.bin -e 0 bootpartition.bin
    これで「apple_os.bin」という名前のファイルができあがる。これが元々のファームウェアだそうです。
  4. Rockboxとデュアルブートできるようにするためのブートローダーのイメージを作る。ダウンロードしておいたLoader 2のイメージファイル(loader.bin)を「ipod_fw.exe」や「apple_os.bin」と同じフォルダにおいて、以下の通り入力する。
    ipod_fw -g mini -o rockboot.bin -i apple_os.bin loader.bin これで、「rockboot.bin」というファイル名で新しいブートローダーのイメージができる。
  5. 新しいブートローダーをiPod miniに書き込む。
    ipodpatcher -w (さっき調べたドライブの番号) rockboot.bin
  6. RockboxをiPod miniにインストールする。ダウンロードしたRockboxのアーカイブを展開すると、Rockbox本体である「rockbox.ipod」というファイルと、コーデックや設定などが含まれている「.rockbox」というフォルダの二つが出てくるので、これらをiPod miniのドライブのルート(「Notes」とかのフォルダがあるところ)に移動する。
  7. 日本語フォントをインストールする。iPod miniの中に移動した「.rockbox」を開いて「fonts」というフォルダを作成し、ダウンロードした日本語フォント(*.fnt)をこの中に移動する。
  8. ブートローダーのための設定ファイルを作る。以下のような内容のテキストファイルを「ipodloader.conf」という名前で保存する。このファイルで定義された内容が、iPod mini起動時のメニューに反映される。
    timeout = 10 # 起動後に10秒放置したらファームウェアを自動選択して起動。
    default = 1 # 自動選択する項目の番号。ここでは1番目(=iPod miniの元のファームウェア)。2にすればRockboxが自動起動する。
    backlight = 0 # 起動時のメニューでのバックライト点灯状態。1で点灯、0で消灯。電池がもったいないので消灯にしてます。
    beep_duration = 0 # 起動時のメニューでホイールを回した時のクリック音を消す。クリック音を残したければこの行自体消して良し。
    Apple OS @ ramimg
    Rockbox @ (hd0,1)/ROCKBO~1.IPO
    # Sleep @ standby # スリープ。使いたいときは先頭の「#」を外す。
    # Disk Mode @ diskmode # ディスクモード。最新のRockboxではPCにUSB接続した瞬間に勝手にディスクモードになるので、まず使わない。
  9. 「ipodloader.conf」をiPod miniの「Notes」フォルダに移動する。
  10. iPod miniをPCから取り外す。ちゃんとタスクトレイの「ハードウェアの安全な取り外し」を使って取り外すこと!

以上でインストール自体は終わり。以下、簡単な使い方。

  • 「MENU」と選択ボタン(ホイール中央の丸いボタン)の2つを同時に5秒間押しっぱなしにするとiPod miniが再起動して、起動メニューが表示される、はず。メニューで Apple OS を選択すれば元々のiPod miniファームウェアが、 Rockbox を選択すればRockboxが起動する。
  • Rockboxでは、「MENU」を押すといつでもメニューが出る(もう一度押すとメニューが消える)。「再生/一時停止」で一時停止とリジューム(決定・選択はできない)、「巻き戻し」で一階層上に戻る、「早送り」か選択ボタンでその項目を選択する。
  • 初期状態では英語表示なので、メニューの General SettingsDisplayBrowser Fonts で自分でインストールした日本語フォントを選択してから、 General SettingsLanguagejapanese で、日本語に切り替えておく。日本語フォントを入れていないと文字が全部豆腐(白い□)になってしまってどうにもならんくなるので、要注意。
  • Rockboxはデフォルトではディレクトリツリーで楽曲を管理するので、iTunesで転送した曲を聴くには一苦労する。こう言うときはタグベースでの楽曲管理に切り替えておくと良い。一般設定ファイル表示の設定ファイルの表示ID3 databaseを選択すると、Rockbox起動時に全ての曲ファイルのタグ情報を読み込んで、アルバム名やアーティスト名で曲を探せるようになる。
  • 曲を再生してるとたまにフリーズする(音が出なくなって操作を受け付けなくなる)。こういう時は「MENU」と選択ボタンの5秒間同時押しでリセットするしかない。

使い方とか注意点とかの詳細は日本語情報のWikiを見るとよい。

最初起動したときは、コーデックが見つかりませんとか言われて何も再生できなくて焦った。「.rockbox」フォルダを入れ直したらちゃんと動くようになったけど。

iPod miniは中に小型のHDDを内蔵してて、普段は回転を停止させておいて必要なときだけ回転、データをまとめ読み、という事をやって電池の節約や衝撃対策にしているという風に理解してるんだけど、そういう仕組みはRockboxには無さそうで、何か操作する度に頻繁にディスクアクセスが発生する。携帯して使うのはちょっと怖いなあ。(この辺の心配は、機械式のディスクを使っていないiPod nanoなら無用なんだろう)

元々がCD-Rを使ったオーディオプレーヤー向けだからなのか、「音飛び防止」という設定がある。要するにキャッシュのことか。でもこれって上記の機能とはまた別物のような気がする。

gtkpodではiTunesDBによるiPod mini本来の楽曲データベースの読み書きに成功してるんだし、Rockboxもこれを取り込んでくれたらいいのになあ、と思うのは素人考えか。

再生中の表示はテーマによってカスタマイズできる。WPSというファイルをダウンロードしてきて「.rockbox」内の「wps」に置いておけば、一般設定表示設定.wpsファイルの閲覧で選択できるようになる。僕はfileluminol-simple(14)というiPod miniの元々の表示に近いものを使ってみてる。

分類:ソフトウェア, , , 時刻:06:19 | Comments/Trackbacks (0) | Edit

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