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鷲宮で希望を見た気がする - Jan 08, 2009

実をいうと、正月からちょっと気分がいい。コミケをどうにか乗り切れたというのも大きいと思うけど、初詣が良かったのかもなと思ってる。

多分、うぶんつたんの時に「キメェんだよテメーみたいなのは出てけよ」って風に拒絶された感覚が、凄く強く残ってるんですよね。もえじら組として活動してる間も、その感覚はずっとあって。コミケ会場の売店でバイトしてた人が「きんもーっ」と書いていたとか、そういうのもあったし。ヲタ属性を持つ者に対する、強い拒絶の意志、絶対にこっちに近寄るんじゃねえっていう空気、隙あらば叩き潰してやりたいという風な悪意、そういう物にどこかで怯えて生きている感じがしてた。

ヲタがらみの事だけじゃあない。スイーツ(笑)とか、はてな村キメェとか、2chの連中は軽蔑の対象にしかならんとか、非モテうぜえとか、リア充は死ねばいいのにとか、派遣ワープア乙とか、マスゴミ死亡でメシウマ状態とか、ゲーム脳とか、ネット中毒とか、全日制の連中は気にくわねえとか、夜学の連中は近寄んなとか、嫌韓とか、嫌儲とか、カスラックとか、Winnyとか。どっちを見回しても拒絶・拒否・罵倒・足の引っ張り合い・一方的な搾取しか無い、いかにして今イイ思いをしてる奴を引きずり下ろすかが重要らしい、いかにして他の人間全てを出し抜いて自分だけがいい思いをするかが重要らしい、という風な感覚があった。

でも鷲宮神社に初詣に行った時には、拒絶や排他の意志をそれほど感じなかった。殺伐としたものをそれほど感じなかった。

ヲタ陣営はヲタ陣営で裸の女子絵をオナネタに盛り上がってるんだから普通の人間は近寄んな!とか、普通の人は普通の人でヲタ的な物を完全排除して目ェ瞑って幸せにやってるんだからキモいヲタ連中は踏み込んでくるんじゃねえ!とか、そういう感じではなく、なんというか、お互い欲望剥き出してオールオアナッシングで拒絶し合うんでなくて、程々の所でお互いに歩み寄れる所で歩み寄って一緒に上手く回していきましょうみたいな、Win-Winの関係を築こうという風な流れがあったような気がした。「ヲタ文化の最も濃い所(コンプティーク)から出てきたらき☆すた」と、「ヲタ文化と全く無縁な所にあった地元」とが、ここでは反目しあっていないように見える、という事に僕は面食らった。

痛いニュース(ノ∀`):鷲宮神社の初詣、「らき☆すた」効果で参拝客が12万人増の42万人に…県警「まるで巡礼者のよう」

普通のちっちゃな女の子二人を連れた普通のお母さんが、子供と一緒にねんぷちおみくじのポスターを見てて、お小遣いを子供に渡して、子供が喜んだ様子でブースに駆けていって、おみくじ引いて帰ってきて、お母さんの所でカプセルを開けている。という様子を見て、僕は何とも言えない感じを覚えた。

もちろん、もえじら組の制作物のような内容があらゆる人に支持されるとまでは思っていない。でも、少しでもヲタくささがあったら問答無用で拒絶されるというわけでもないようだ、とは思えた。

個々人レベルで、「普通の人」で「理解を示してくれる人」がいなかったわけではないんですよ。でも、僕には「たまたま特殊な趣味に理解を示してくれるとんでもなく度量の広い人であるに過ぎず、その種の人を除く圧倒的大多数の人にはやはり問答無用で拒絶されるに違いない」という風にしか考えられなかった。

僕が今までに行った事のある場所は、コミケ会場やアニメイトやなんかのように「ほぼ100%がヲタであり、一般人はほとんどいない場所」か、渋谷や新宿のように「ほぼ100%が一般人で、ヲタは拒絶されている場所」か、そのどっちかしかなかった。鷲宮神社のように、大勢の参拝者で行列ができていて、そこに並んでる人達はどう見ても普通の人達の方が多くて、でもそこかしこにヲタ絵な絵馬があったりらき☆すたのイラストがあったりグッスマのブースができてたりして、「普通」と「ヲタ」が完全に別れてるのではなくどうも共存できているらしい、そんな風に感じる場所には行った事がなかった。(もしかしたら、そういう場所は僕の行った事のある場所の中にもあったのかもしれないけれども、僕の側が今までそのように感じる事ができていなかっただけなのかもしれない。)

ある種の人達とそれ以外の人達、マイノリティとマジョリティ、そういう関係にある人達は決して相容れないし相容れるつもりもお互いにないし互いに拒絶しあって生きるものなのだ、とすっかり荒んで諦めきっていた所に、ちょっとした希望を見いだせた。そんな気がしたんです。

大げさですかね。

追記。

アニメ聖地の成立とその展開に関する研究 ~アニメ作品「らき☆すた」による埼玉県鷲宮町の旅客誘致に関する一考察~ (山村高淑)という真面目な論文(リンク先にてPDF形式で全文が公開されている)があった。経緯やそれぞれの思惑が色々と紹介されていて、普通に読み物として面白い。商工会の若手2人が中心になってフットワークの軽い動きで柔軟に対処したとか、新しい特定のコンテンツに完全に頼り切って短期で搾り取れるだけ絞り尽くすのではなくブームが去った後の事も視野に入れて施策を進めるとか、誰か一人だけがおいしい所を全てかっさらうのではなく関係各所がそれぞれ細く長くWin-Winの関係を維持できるように配慮するとか。

作品自体の性質も、プラスに影響したのかもなと思う。元々の内容自体が「オタクコンテンツの消費者の様子」を描いたものだから、「聖地巡礼」などのイベントをメタな視点でも楽しめるんじゃないだろうか。他の作品で「聖地巡礼」なんて焼き印の入ったまんじゅうがあったらちょっと……と思うけど、らき☆すただったら「あーこういうのってあるよねー」と苦笑いでそれすら楽しめる、いわゆるB級っぽさとして受容できてしまう、という風に。

分類:出来事・雑感, , , 時刻:01:22 | Comments/Trackbacks (0) | Edit

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