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年下・年上 - May 07, 2006

ラジオクリルタイ公開収録3次会で話してたことなんだけど。

非モテはみんな年下が好きだ!という話があるけれども、非モテマインドを持っていると自認している僕にもそこはどうにもよく分からない。収録の時にもそういう(みんな年下好きだ!という)話が出ていて、もしかしたら僕一人だけかもしれないけど、「それは違うんじゃないの?」とずっと思ってた。で、3次会の時にその話がちょこっと出てきたので、思い切って聞いてみたんだけど。「そもそも非モテは年上と年下どっちが好きなんだ?」と。

そしたら大体の人が「年下でしょ」と、そうお答えになる。「じゃあ何故年下が好きなの?」と再び問うたら、「年下の方が御しやすそうだから」という答え。

でも僕はそれは、ほんとにそうなのかなあ?と思うんだ。年下の女性がほんとに御しやすいのだろうか? むしろずっと扱いにくいんじゃないのか? と。

だいたい、今時の子って、あれでしょ。下手すりゃ小学校で初セックス体験済みだったりして、それは極端にしても中学高校で相当数がセックスしちゃってて、当然ながら恋愛経験も豊富なんですよ。それに対して非モテ童貞は、彼女らより年上であっても相変わらず童貞で、恋愛経験にも乏しい訳ですよ。

つまりこういう事だ。年下の女に目を向けるって事は、下手すりゃ小学生くらいの娘っ子に「ウゼーんだよこの童貞!!」と罵られかねないわけだ。「あんた、歳食ってるくせに世の中のこと全然分かってないのね」と、自分より人生経験が少ないはずの(実際には、濃くて短い人生経験と、薄くて長い人生経験の比較になるから、濃くて短い彼女らの人生の方がずっと価値あるものなんだろう)相手に言われるわけだ。自分より未熟なはずの人達が自分よりずっと早熟で、熟していなければならないはずの自分の方がずっと未熟で、それで自分が見下されるんだ。そんな屈辱に耐えられますか? 僕は耐えられません。

年下の人が自分より優位に立ってるって事は、自分のそれまでの人生に意味はなかった、時間だけ無駄に過ごして中身は何もない空っぽだった、そういうことを見せつけられるって事だ。

自分がしたことを礎としてその上に後の世代が続くのなら、まだ、自分という存在が歴史の中に残るし、彼らの一部となることで自分も間接的に「先に進んだ」事になると言えるだろう。けど、現実には、自分は何もできておらず、そして後の世代は自分達のことなどまるで存在しなかったかのように、勝手にどんどん先のステップに進んでいっている。自分が生きているうちに、自分のしたことの意味を全否定される、こんな怖いことが他にあるだろうか? ……そんなことを、今のWeb業界の人達が、2000年当時のいわゆるCSSコミュニティな人達の様々な実験的取り組みなんてものが全く存在しなかったかのように、華やかに活躍している様子を見たりして、僕は思う。

だから僕は年下の人というのが物凄く怖い。後の世代というのが物凄く怖い。年上か、せめて同年代くらいまででないと、怖くて怖くてたまらない。

つまり何が言いたいかというと、僕は年上好みだということです(←それが結論か)。

追記。年下は御しやすい?というエントリでこの事について言及していただいた。

下手すりゃ小学生くらいで、というのはまあ冗談なんだけど、「年下の女の子の方が自分に対する要求水準が高い」という方向での問題の捉え方は的確だと思った。そして、このような捉え方の差、僕があくまで自分の感情の問題に終始しているのに対し、watapoco氏は「相手」側の観点からものを考えている、これこそが、非モテとそうでない人の間にある大きな違いの一つなのだ……って氏のプロフィール見たら「OL」て書かれてました

続きを書いた。

分類:モテ・非モテ・恋愛・自己承認, , , 時刻:04:52 | Comments/Trackbacks (6) | Edit

Comments/Trackbacks

言ってはならないことを…

はじめまして。かな〓り前からよく拝見させて貰ってる非モテです。
あなたがおっしゃる恐怖感はとてもよくわかります。さらに
僕は年下好きなんで余計に救いがないです。

Commented by 松 at 2006/05/07 (Sun) 19:09:29

つまり

かような劣等感を抱かずに年下好みでい続ければよいのではないでしょうか。年下にいいようにあしらわれることをむしろ歓びとする、という。例えばマンガ「こどものじかん」のように(分かりにくい例え)。

……というのは冗談として。

追記で言及したwatapoco氏の考察で触れられている点が、ポイントになるような気がします。

僕は年上好みと書きましたが、年上の相手に全面的に頼りたいとだけ思っているわけでもありません。年上の人が自分を頼ってくれたりなんかしたら、それはそれでたまらんものがあります。つまり、それと同様の考え方を持つ年下の女性であれば、ウマが合うのではないか? と。

Commented by Piro at 2006/05/07 (Sun) 21:02:20

年上の人は…

異性や恋愛のことはともかく、年上の人は、丁寧にさえ接していればまず間違いはないので、そういう意味では楽ではありますね。

私の場合は、年下の人の無邪気さというか、「若気の至り」みたいなものがすごく苦手なので、男女問わず年上の方々と接している方が随分と気が楽です。

これはまあ、私自身が一人っ子で、主に年上の人間と接しながら育ってきたという環境にも起因するのかもしれませんが…。

あと、「丁寧にさえしていればまず間違いはない」みたいな、常に最大公約数を求めるような人付き合いというのは、それはそれで嫌われることがあるということに、最近ようやく気付きました…。

ただ、「丁寧に接する」のは、誰にでも同じ態度で済ませられるので、とても楽なんですよねぇ。

Commented by 益田ラヂヲ at 2006/05/08 (Mon) 00:23:22

これはもはや恋愛の話ではありませんが

人生経験の多寡が恋愛経験の多寡で決まるわけではないので、別にこちら側から劣等感を持つことはないのではないでしょうか。
むしろ、そこまで背伸びして自分に対抗しようとしてくれるという事実を、余裕を持って受け止めてやればいいのではないでしょうか。
アイドル視されていた人が、地味で風采の上がらないいくらも年上のおじさんと結婚する例というのは意外に多いような気もしますし。

ちなみに私は、年齢差を気にしないですむ同年代が好きです。どうでもいいですが。

Commented by Leiermann at 2006/05/08 (Mon) 00:40:47

年下願望と支配・被支配の関係

...最近の恋愛事情では、経験主義・「コミュニケーション能力」・共感などをことさらに重視して他者にないものねだり・過剰な依存といった感じがあって、特に男女問わず恋愛経験のない人の恐怖心を肥大させ、ますます支配欲を煽る構造になってますな・・・。...

Trackback from hopeless world(※PiroによるTB) at 2006/05/08 (Mon) 02:13:19

本論とはあまり関係ないけれど

>下手すりゃ小学生くらいで、というのはまあ冗談なんだけど

これは冗談でなく、本当にそうみたいです。
いや、一部の女子でしょうけれどね、近頃の小学生をもつお母様がたの話では、小6の女の子が避妊の知識もなく妊娠したとかしないとか、そういう話はビックリ仰天でもない、という認識らしいです。

Commented by marineko at 2006/05/09 (Tue) 12:24:25

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