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心の病 - Jun 20, 2006

見て不愉快になる物は見なければいい、と人は言う。例えば自分に対する陰口が書かれた匿名掲示板。例えば自分に向けた悪意が積み重ねられているソーシャルブックマーク。自分の目に入るところにそれを入れなければいい、そう言う人は多い。中にはシステム的にそれをやってしまう人もいる。リンク先のさとうさんはそういう人のようだ。

しかしそれができない心の弱い人もいる。僕はそういう人間だ。

自分に向けられた悪意の具体的な姿を一度も知らなければ、それが存在することなど思いもしないで、幸せに生きていけるのかも知れない。でも、一度でも知ってしまったら、それが種となって、不安はどこまでも成長していく。気分をゼロから1に変えるのは大変だけれども、1から100にも1000にも増幅するのはたやすい。一度不安の種が蒔かれたら、たちまちそれが心の中全てを埋め尽くしてしまうほどに生長する。

だから僕のような人間は必死になって、1や100や1000あるものを0に戻そうとする。唯一絶対の答えを解き明かして前提から否定しようとしたり、不安の種の温床を消し去ろうとしたり、異常な反応を示す。平たく言えば、簡単に釣られる。誰が釣り糸を垂らしてもガンガン食いつく、入れ食い状態。時には数十・数百もの釣り糸を口から生やして無様な姿を晒したりもする。

不安を増大させる係数が無駄に大きいんだ。普通の人より加速度的に早く不安が増大するんだ。

まるでガソリンのように、一度火が付いたら爆発するまで燃えさかってしまうんだ。

そういう病気なんです、多分。

分類:出来事・雑感, , 時刻:02:37 | Comments/Trackbacks (1) | Edit

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エントリのタイトルを見てびっくりしてしまいましたよ

 はじめまして。おおやまといいます。

 Sage でこのコーナーのチェックをしているので、エントリのタイトルを見てびっくりしてしまいました。でもエントリの中身をみて安心しました ( ちなみに自分は鬱症状で本当に精神科に通っているので )。

 でも単にこのエントリでおっしゃっていることは性格からくる性向であって、心の病ではありません。

 とはいえ、なんだかエントリの内容がネガティブ思考なのが非常に気になってしまいました。

 余計なお世話かも知れませんが、以下の本を使っての読書療法をお勧めしたいと思います。本来は鬱病患者向けの認知療法のための本なのですが、病気じゃない人にも非常にお勧めです。ちょっとした嫌なことを経験したときに、この本で紹介されているプラクティスを実践することで、いい効果が得られます。

書籍名:いやな気分よさようなら-自分で学ぶ「抑うつ」克服法-FEELING GOOD
著者名:デビッド・D・バーンズ
出版社:星和書店
ISBN:4-7911-0206-1
価格:3,680円

 ちなみにAmazonでも購入可能です。

Commented by おおやま at 2006/06/20 (Tue) 06:07:12

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