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妬み - May 22, 2006

注意:このエントリには勘違いと早とちりが大いに含まれています。事実に反したことを書いている可能性が多分にありますので、ただの一キモオタの妄想による自爆ということで、せせら笑ってやってください。

僕はamachang氏に対して妬みと憎しみの感情を抱かずにはおれない。

20代前半チャラチャラ遊んでいたチャラ男という言葉から、僕は、有り体に言って、この人は女にモテモテでウハウハな青春だったのだろうなあという想像をせずにはおれない。実際Shibuya.jsでお会いして、ああこの人はモテそうだ、このルックスとこの気さくさでモテないはずがないじゃないか、と思った。

比して僕は、そんな青春とは無縁だった。確かに高校時代の部活(漫研)では腐女子な女性たちとの交流はあったけれども、それはモテるモテないの文脈とは全く異なる趣味の面だけでの話であって、色恋沙汰とは全くの無縁だった。大学以降は言わずもがな。全ての時間を趣味と技術的な事にだけ投じて、気がつけば、男ばかりの技術・オタク社会ではそれなりに人間関係に恵まれていても、青春らしい青春、恋愛と名のつくこととは一切関わり合いを持てる余地のない状況であった。そしてそれが得られるはずであった若い時代はもう永劫に失われてしまった後だった。

僕のプライドを支える物は、そんな状況で自分が手にしていた技術と知識だけである。だが彼の氏は今、それを猛烈なスピードで物にしている。そして僕は完全に追い抜かれはるか先を行く氏を後から眺めるだけになっている。なんてこった。冗談じゃないよ。「自分は女にモテることもまともな恋愛経験もなかったが、技術だけはある」「ああいう人達は女にモテまくって恋愛経験も豊富だけど、僕ほどの技術はない」そう思っていたのに、そうやってちっぽけな自尊心を保っていたのに、それをあっけなく否定されてしまった。「自分は女にもモテなけりゃ恋愛経験もなけりゃ技術力もない」「彼らは恋愛も技術も何でも全て物にできる」そういう厳然たる事実を突きつけられてしまった。僕はもうプライドの保ちようがない。なんてこった。冗談じゃないよ。

だがしかし、ああ、それでもなお、僕は、氏がこの先切り開いてゆく未知の領域に、技術の世界の最先端を彼がひた走るその姿に、期待せずにはおられない。彼の成功を祈らずにはおられない。彼が先へと進む踏み台にされるのなら光栄だ、それどころか、彼が成功するためには自分のような雑魚は蹴散らされても当たり前だ、そう思ってしまう自分がいる。氏の技術・知識に対する貪欲な姿勢は驚嘆に値するものであり、尊敬の対象であると考える自分がいる。

かくして僕は、妬みたい相手を尊敬せずにはおれず、尊敬したい相手を妬まずにはいれないという、実にアンヴィヴァレンツな感情に支配されるのである。

――と、いう風に考える自分を省みて

  • 「チャラチャラ遊んで~」というフレーズからここまで氏の青春時代を勝手に妄想するところ
  • そのイメージが実に貧困であること
  • なんだかんだいって結局「恋愛」が価値観の中でかなりのウェイトを占めていること
  • そんな感じで基本的に「乙女」な思考回路であること
  • ルサンチマンに基づいたプライドしか持っていないこと
  • そして結論がどうしようもなく卑屈なものであること

この辺りが僕に宿る「非モテ性」の特徴的な部分だと思うのですがどうでしょうか(誰ともなく)。

分類:モテ・非モテ・恋愛・自己承認, , , 時刻:01:50 | Comments/Trackbacks (2) | Edit

Comments/Trackbacks

下には下がいる

言わんとしていることはとてもよくわかります。が、あなたもまた、あなたからみた amachang 氏のように見られているのだということを、意識しておいたほうがいいかもしれませんね。

Commented by 刺身☆ブーメラン at 2006/05/22 (Mon) 11:22:53

no title

ああ、そこを書き忘れていました。
「自分だけが世界で一番不幸なのだ、自分が最底辺である、と常に思い込んでいる所。」
これもまた僕の持つ非モテ性のひとつと言えると思います。

Commented by Piro at 2006/05/22 (Mon) 12:56:32

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