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Tuhnderbirdには標準で、メールを暗号化したりデジタル署名を付けたりする機能(S/MIME)が含まれている。しかし、これに使う証明書はベリサイン等で購入する必要があるので、ちょっとテストしてみたいという場合にはけっこう難儀する。
これについて、いわゆるオレオレ証明書でS/MIMEのテストをやる手順を以下にまとめておく。テストした環境は、Ubuntu 8.04とWindows XP。
これで、秘密鍵と公開鍵のペアができた。次に、送信者側の設定。
これで送信者側の設定は完了。新しくメールを作成して、ツールバーの「セキュリティ」ボタン(錠前のアイコン)の右の▼をクリックし、署名するだけの場合は「このメッセージにデジタル署名する」にチェック、暗号化する場合は「このメッセージを暗号化する」にチェックを入れて、自分宛に送信してみよう。受信したメールを選択すると、Subjectや送信者名などが表示されている欄の右端に、錠前(暗号化されたメール)や封印(署名されたメール)のアイコンが表示されていれば、S/MIMEでメールを送信できた事が分かる。
ちなみに、この状態で署名や暗号化されたメールを他の人に送った場合、受信者側では、署名されたメールでは封印のアイコンにバッテンが付いたアイコン、暗号化されたメールでは錠前にバッテンが付いたアイコンに加えて「このメッセージを復号できませんでした」というメッセージが表示される。
というわけで受信者側でも以下の設定が必要になる。
本当はこの後「他の人の証明書」他部を選択して同じ手順で証明書(公開鍵)をインポートする必要があると思うんだけど、ここまでで出てきているmail.crtは適当に作ったオレオレ証明書で認証局証明書と兼用になってしまってるので、「他の人の証明書」でインポートしようとしてもうまくいかなかった。
ともかく、認証局証明書にオレオレ証明書を登録した状態で、先程の送信者からの署名済みメールを受け取ると、Subject等の欄の右端に表示される封印のアイコンからバッテンが消える。
暗号化の方はよくわかんない……オレオレ証明書を一個だけ作るんじゃなくて、認証局証明書と個人用証明書の二つを作ってもう一度実験してみないといけない?
ちょっと勘違いされているのか文中の言葉がおかしいのですが、
- 暗号化には秘密鍵は使わない
- 復号には秘密鍵が必要
です。
あなたが証明書を作成した場合、
- あなたが署名する
- あなた宛の暗号化されたメールをあなたが受け取る
(上記暗号化メールを作成するためには送信者側にあなたの証明書がインストールされていることが必要)
ことが可能になります。
「あなたが他人へ暗号化されたメールを送る」場合は受信者が証明書を作成する必要があります。やっかいですね。
ということで、メールを暗号化してやりとりするにはそれぞれの証明書をみんなが知っていることが前提で、それが難しかったり面倒だったりします。
仲間内でS/MIMEで遊ぶ場合、1つ認証局を作ってその下にそれぞれの個人用証明書を作っておけば、他人の個人証明書を持ってなくても(認証局証明書さえインストールしてれば)
署名検証が可能です。ついでに署名付きメールを受け取るとその人の証明書を自動的に記憶してくれます。なのでThunderbirdの場合、最初に署名付きメールをやりとりして自分の証明書を行き渡らせることが一般的だと思います。
(Outlook等なら他の方法も可能)
> (Outlook等なら他の方法も可能)
すみません嘘書きました。Thunderbirdでも他の方法が可能でした。
LDAPサーバ上に証明書を登録しておけばそれを自動的に検索して必要な証明書を取ってくることが可能です。取ってきた証明書を表示する拡張機能もあります。
Cert Viewer Extended
https://addons.mozilla.org/en-US/thunderbird/addon/5224
LDAPサーバを構築するのがハードル高めですが。
の末尾に2020年11月30日時点の日本の首相のファミリーネーム(ローマ字で回答)を繋げて下さい。例えば「noda」なら、「2008-08-28_smime.trackbacknoda」です。これは機械的なトラックバックスパムを防止するための措置です。
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